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日本の旅行会社が知らないチェンマイのねぶた祭【タイ移住日記 特別編2024/02/03-04】


チェンマイ旅行=ニッチ?

週末にかけてチェンマイではコムローイに並ぶ、街の大イベントであるフラワーフェスティバル(チェンマイ花祭り)が開催された。

会場入り口の液晶パネル。こういうところすげえ金かけるんだよね、タイランド。イベント好き。
山車が約30台=それだけのスポンサーと演者がいるためパレードが4時間ぐらい続いたと、友人が話していた。
これは夜の展示の時の写真。

企業や大学、街の施設がスポンサーとして山車(フロート)を作り、ピン川から旧市街南西にあるノーンブアック公園に向けて朝7時半からパレードをし、夜に各山車のコンテストNo.1を決める青森のねぶた祭のようなものだ。タイではそれほど有名なイベントで、タイ政府観光局も毎年この時期になるとお知らせを載せているようだ。

チェンマイは国際空港があり、大阪、台北、ソウル、中国の各大都市からも直行便があるタイ第2の都市で、繁華街にはたくさんの訪タイ外国人があふれている、タイ国内ではれっきとした観光都市だ。古い街がそのまま残り、格式あるお寺がそこら中に点在し、たくさんのデザイナーやクラフト作家がいて、おいしいカフェやレストランが数えきれないほどある、まさに日本でいう京都のような趣のある都市である。


多くのタイ旅行する日本人はコムローイの時期か、大学生が長期休みのときぐらいしか訪れないという感じで、いわゆる日本では「ニッチな」観光地になっている。

チェンマイでは韓国系、中国系、欧米系の旅行会社はほぼ毎日街でツアーバスを見かけるものの(ドイステープに行く道をほぼ毎日歩くのだが、そのときに見かける)、唯一事務所がある日系のHISがツアーを催行しているバスはあまり見かけず、もっぱらコムローイの時だけである。


日本の旅行会社のサイトで「海外旅行 タイ」と検索してもほとんどがバンコクどまりで、いってもアユタヤぐらい。あれほど、大学生が夏休み後にタイパンツで授業を受けている姿を見るわりに、そして、あれだけタイ政府観光局がプロモーションをかけているわりに、バンコク以外のツアーは見かけない。

一方で、ネットで「チェンマイ旅行」と調べるとまあまあ出てくる。上位検索で出てくるのは企業のコラム記事だが、その記事の下の方に現地オプショナルツアーで何件か出てくるものの、評価がほぼ0件で、日系の旅行会社を利用して、チェンマイを楽しむ人がいないことが分かる。

もう少しチェンマイ旅行を検索結果を見ていくと、ブログ記事はバックパッカーのような感じの人のものが多い。となると、やはりバックパッカーが好きそうな「ニッチ旅行」先として、チェンマイのイメージがある人が多いのだろう。


多くの旅行会社が知らないチェンマイ

前職の旅行会社は日本で最大手で、しかも海外旅行といえば、というと多くある一定以上の年齢の方が80%は答えられる商品ブランドの事業部で働いていた。
私が会社を辞めるときにお世話になった先輩方に挨拶をしたときに、チェンマイに移住するんですよ、という話をすると、どこかピンと来ていないような感じの反応で、わたし的には「あれ、あまり知られていな都市なの?」という感じだった。まあ妻の仕事の関係で男側が会社を辞めてまでしてついていくというだけでも社内では変人だが、ましてやタイのバンコクでないというのにも驚きだったのだろう。

私は学生時代にも訪れたことがあったので、タイ第2の都市と言えばという感じだったのが。

たしかに、国際空港であっても、格安航空ばかり、そして日本の航空会社が路線を持っていないという土地ではなかなか旅行会社の人も触れることはないので、知らなくても驚きはしないことは後から気づいた。

そういう意味では、日本の旅行会社でしっかりとチェンマイに支店を持っているHISはさすが、海外の細かいネットワーキングが強い旅行会社だなと改めて海外に強い会社だなと思った。私はまだ使ったことはないが、チェンマイ付近にも日系のメーカーがたくさん進出しているので、その受け皿になっているのだろうと思う。


ねぶたの熱気感じる、フラワーフェスティバル

日本ではねぶたというと、日本〇大祭りの一つに入るほど有名なお祭りであろう。まだタイに来てから1年経っていない私からすると、タイ語の先生に言われて知ったのだが、フラワーフェスティバルもそれぐらいとても有名で大規模なイベントであった。

フラワーフェスティバルのパレードは見れず

私は最近仕事漬け、勉強漬けでずっと体調が万全ではなく、朝はだるくて起きられず、朝7時半から始まるパレードに参加することができなかった。朝から参加した友人の動画を見せてもらうと、道路沿いに観客が並び、パレードの演者がディズニーランドのパレードのように進んでいく。いや、ほんとうにディズニーと言えるほどのクオリティであった。それを生で見ることができたらどれだけよかっただろうか。

結局妻と二人倒れるようにして昼前まで寝て、妻は昼から今チェンマイに来てくれている友人と共に、ゾウキャンプへと向かった。私は頭痛薬を飲み、何かはしようと思い、ネットフリックスで「ヤングシェルドン」を見た後、夕方まで本を読んだり、ポケモンのランクマッチをして過ごした。

頭は痛くても肉は食えた。栄養補給。


夜のイベントに繰り出す!

妻と妻の友人、チェンマイの友人と私との4人で夜のイベントには参加しようということになり、朝から夕方までだいぶ休めて体調も良くなったので参加してきた。

友人と一緒に車を呼んで向かおうとすると、みんな混雑している地域に行きたくないのか全然捕まらず、15分ぐらいたってようやく見つかった。友人が呼んでくれて私の家にきてピックアップしてくれる感じだったのだが、ドライバーのおばちゃんが私の家に着くまで、どうしてそんな混むところ行くんだいと独りごとのように呟いていたらしい。タイ語ができる友人は私の家までわからないふりをしながら来たらしい。私が乗るとその話を私にし、「そりゃ一大イベントなら行くよなあ」と話した。おもろい。

これまで行ったことはなかったのだが、サタデーマーケットに合わせての開催ということで、会場付近は車も人も混雑していた。目的地にしていたところまでは行けず、途中で降りて会場に向かう。おばちゃんには私のゼロ初級タイ語で礼を伝え、降りる。

大きめのイベントの時は必ずあるお化け屋敷。出てきた子たちはゲラゲラ笑っていた。いつか入ってみよう。
これも必ずある観覧車。ドイツのクリスマスマーケットで見たやつと同じやつ。年がら年中この観覧車見れるのクリスマスマーケット行くよりお得じゃない?

サタデーマーケットを抜け、山車展示エリアまで行くと、多くの観光客がおり、みんな熱心に写真を撮っている。大規模なイベントのわりに照明が少なく、片側しかうまく照射されていないため、みんなそっちに寄って写真を撮っている。話している言葉を聞いているとタイ人はもちろん多く、春節に合わせて観光に来ている中国人、タイ語ではないアジア系観光客、英語話者、フランス語話者、どこかわからないけどヨーロッパ系の発音、という感じで服装的にも観光客が多く訪れている印象。

山車はまさに職人技!という感じで細かい装飾が施されている。
そしてねぶたのように、何かのモチーフやテーマがそれぞれあるらしい、というのがよくわかる。ゾウや仏像などのモチーフは多かれど、それ以外に何かストーリーを感じさせる。全部で30弱の団体がフロートを出しており、朝から参戦した友人はすべてのフロートが目の前を通り過ぎるまで4時間ほど見たらしい。

審査基準はわからないが、装飾の出来やモチーフの扱い方で評価されるのだろう。どれも緻密な装飾でありながら、迫力があり、私たちにはその良しあしを決めるのはむずかしい。

正直、明らかに、ねぶた超え。

全体を見ていると、こう思ってしまった。
もちろん単純比較はできないが、私の個人的感想としては、ねぶたよりも感動した。
熱気はねぶたの方がある。それだけ、地元の人が心血を注いでいる点がねぶたはすごい。旅行会社がこぞって席取り合戦になるイベントだ。

でも、正直、フラワーフェスティバルの山車を数日で作り上げてしまう技術がすごい。なぜならねぶたは紙を使っていて、こちらはフラワーフェスティバルの名の通り、植物を使っていて、しかも花が造花だろと思っていたら、触ってみるとすべて生花。

これが一番好き。メルヘン。シンデレラかな。
タイもガルーダ信仰あるらしいということを最近知った。インドネシアいた時はめちゃめちゃ見かけたけど。
ザ・タイランド。
これもザ・タイランド。
なかなかフロートデカイのよ。ディズニーランドも顔負け。
小林幸子
トラクターで引っ張ってるのかっこえええっっっとなり激写。

ねぶたは1年かけて制作されるが、これはそれができない。花が生き生きとしていたので、どれも数日で制作されたものだとわかる。

枯れない工夫はおそらくされているものの、もっても、数週間だろう。それだけにスピーディーにかつ繊細に、虫や取りに食べられない工夫がされていることに感心した。

模様の細かさ、特にごまやコーンを使用されているのがすごい。

これ全部花。
茶色いのがロンガン(龍眼)の実で、お花の形になってる粒々がコーン。
全部同じ花ならこんなに丁寧に敷き詰めなくていいのに、と思うのは雑な私だから。
花だけで模様作ってるのすごすぎる。
これ、実は全部ゴマ。
タイは日差し、紫外線強くて私もサングラス手放せないのでいつもつけてます。
いきなり、田舎の遊園地感。
これと花とコーン。
美川憲一。


まさかの素材であることに驚きの連続。
食べ物を粗末にするなんて、、、と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、プラスチックなどでつくられて破棄される方が環境に悪いと考えているのかもしれない。(山焼きのほうが人体に影響を及ぼしている気がするが・・・)

そして、このフラワーフェスティバルの山車には、タイの伝統的な手法が使われていたのもよいなあと思った。
コムローイの時期に来られた方はわかるかもしれないが、その時期にはロイクラトンというイベントもタイでは重視されている。
ロイクラトンは日本語で直訳すると灯篭(川)流しであるが、旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に人々が川岸に集まって、川の女神“プラ・メー・コンカー”へ感謝の気持ちを捧げるイベント。

ほとんどの方はディズニー映画のラプンツェルで描かれた灯篭飛ばしをイメージするだろうが、タイ全土では、このロイクラトンがお盆のように、静かに祈りををささげる行事として重視されている。

そのクラトン(灯篭)は伝統的な作り方としてはバナナの木の茎と葉っぱを釘で止めて作られるが、その手法が山車にも直接活かされていた。
(観光で来られた方はプラスチック製のクラトンが街中で売られていたり、コムローイ会場で配られていたのを見ただろう。それがタイでは環境問題として見られている。)

ニッチ旅っていいよね

バックパッカーでなくとも、旅行会社の提供するような有名どころばかりの旅行ではなく、個人でしか行けないようなところに行きたいという人は多いのではなかろうか。

タイへの旅行を検討している人は、ぜひタイ政府観光局が運営しているAmazingThailandのページを見ていただくと、旅行会社が提供する情報以上のものを得られると思います。

最近旅行相談サービス登録してみたので使ってみてね

最近こんなことも始めてみました。国家資格まで持っててちゃんと希望通りの会社に入社したものの、ライフプランにとても大きな盛り上がりがあって、そのまま妻についてタイに移住してくるという20代半ばにしてすごい変化。

まだ登録したてです。あえて元勤務先の名前使ってネームバリューを最大限利用させていただきます。最近noteで旅行会社テーマの小説も書いてバズりましたが、元勤務先とは全く関係ありません。一昨日ぐらいのニュースで文系人気企業トップ⑩に返り咲いたらしい。


人生何がおこるかわかりません。
でも自分の好きな文章を書くことだったり、新卒で人気企業トップ10に入ることができ、その企業に入ってやりたいことはできたので、

その経験と好きなことを活かしながら、チェンマイに来てくれる人に還元したいなと思い、海外在住者がその土地のことを紹介する「ロコタビ」というサービスに登録しました。

タイでロコタビというと、怪しい噂ばかり聞きますが。。。

というのも、タイでは外国人はガイド業を行ってはならないという法律があるのですが、多くの日本人(ロコタビは国籍が日本じゃないと登録できない)がツアーとか作っちゃったりして、しかもなかなかのお金取ってる。

しかもそういう人がロコ旅のサイト内では上位に出てきてよく使われるという良くない傾向にあります。

私はコンプライアンスは重視なので、チェンマイに来るときのアドバイスや旅程作成の相談にのったり、現地在住者の声をお届けするインタビューに答えたり、旅行記事の執筆などを行います!

Q&Aで投げかけていただければ単発の質問には答えられるのでその機能を使うのもいいと思います(これは他のサービス登録者も答えられる機能)。

私の日記見て海外生活も大変だな、と思ってしまったかもしれませんが、毎日楽しく暮らせてますのでご安心を。ご利用お待ちしてます!


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