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こんな経験、あんな経験

あなたにこんな経験はないだろうか。つまらない本を買ってしまったという経験・・・。

昔、私はこんな経験をした。買ってきた本を読み始めたものの、頓挫したという経験だ。さて、どうしたものか。せっかく買ってきたのだから読まずに捨ててしまうのはもったいない。そこで、思い浮かんだ選択肢が次の3つ。

①無理にでも読みきる
②誰かにあげる
③読まずに本棚へ直行

私がとった選択肢は・・・④熟成させる

私はかつて読んだ「天才たちのライフハック」という本で「老人と海」という本が紹介されていたのを思い出した。
「老人と海」はある程度人生経験を積んだ人にだけ感動を与えるような内容だ、と。
若者には面白さがわからないという。

それなら、熟成させればいいではないか!!!!と考えとった選択が④熟成させるである。

最近、熟成させておいた本を読み返す機会があった。
・・・面白かった。
あのつまらなかった本が面白くなっていたのだ。
いや、違う本ではない。同じ本だ。あの本だ。つまらなかった本だ。

熟成、恐るべし。

熟成という考え方をすると、年を取り老いるのも悪くないのかもしれない。


熟成で思い出したのだが、この世には海底熟成ワインというものが存在するらしい。ワインボトルを海底に沈めてワインを熟成させるのだとか。

・・・「海底で本を熟成させたらどうなるのか」な~んて考えてしまう自分がいる。

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