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日本の棚田~読む本に困ったら見よ~

日本の棚田

「棚田の造成」、「土破と石垣」、「オーナー制」、、、、、
I was completely knocked out!!!!

なんという本に出会ってしまったのだろうか。
目次をみただけで私の心をぐっとつかむ用語が所狭しと並ぶこの情景。そして、本棚の前でニヤニヤとした私がいるその情景。さぞかし、周りの人は私を変人呼ばわりしたことだろう。



まさか棚田の本で「フォッサマグナ」というワードが登場するとは。「棚田は大山脈の近くの地域には少なく、フォッサマグナの地域にみられる火山山麓や丘陵・大地などの傾斜地に主として分布する」(日本の棚田 中島より引用)

ちなみに火山山麓扇状地は,火山体の浸食により供給された物質が火山のすそ野に扇状に堆 積してできた地形のことをいう。

そして石積の積み方についても記されている。(待ってましたーー!)
穴太衆から受け継ぐ型から、玄翁積、野面積、崩れ積みの三種類があるという。(「穴太衆」に聞き覚えアリ)



https://japonyol.net/editor/article/tanada.html

棚田はどこからドウみても重機を効率的に使用することができなさそうである。にもかかわらず、日本全国に棚田が存在するのはなぜだろうか。自然発生的に棚田ができたわけではあるまい。(本書では石積み手法まで紹介しているのだから、人工的に作ったことが推測される)

メリットその1、味がよくなる

平坦地よりも棚田は昼夜の温度差が大きい。そのためイネの登熟がよく、味が際立つ。

メリットその2、保水効果

日本の河川は短い。あなたは世界の河川をみたことがあるだろうか。とにかくだだっ広い。
確か瀬戸内海を河川と勘違いした外国の歴史上人物がいたっけ?
河川が短いと雨水がすぐに海へ流れてしまうから、棚田は保水の観点から非常に優れている。

メリットその3、景観が優れている

人間は美しさを求めて生きる動物であることからも、景観は非常に重要である。
ちなみに棚田フォトコンテストというものがあるそうだ。


棚田フォトコンテスト募集要項はこちらから~

しかし、労働力が足らず荒地が増加して景観が損なわれてしまうケースも。
そこでオーナー制を導入し景観を維持する取り組みが行われている。その名も「千枚田ふるさと会」。(千枚田=棚田)


年間4万円ほど支払いで町民とオーナーが農園利用契約を結ぶ。農家に技術を伝授してもらいながら耕作を行うという制度のようだ。オーナーは都合のつく日に作業を行いに田んぼに訪れる。
・・・やろ。



参考文献
日本の棚田百選から、つなぐ棚田遺産に (japonyol.net)

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