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文化史的セルフイメージ・アップ

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マインドブロックをつくり出しているのは、自分自身です。それが腑に落ちると、すべては一気に好転し始めます。ただし、つくり出す過程は『自分一人』だったわけではありません。背景には、も…
現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。
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#西洋美術史

文化史的セルフイメージ・アップとは?

「対象・内容・価格」表示に関する解説は、こちら ▼▼▼ <6,312文字> この記事の目的は、…

ゴール_2:ダ・ヴィンチ・メソッド

<2,711文字> 前回(ゴール_1)は、ルネサンスに端を発するモダンな時間意識が、もともとわ…

05/組織の力 VS 個人の力

<2,957文字> 【記事のポイント】ヒーローは、大きく組織に属するタイプと属さないタイプに…

12/ヒーローに組織の裏切り者が多い理由

第2章 アヴァンギャルド <3,364文字> 【記事のポイント】仮面ライダー、タイガーマスク…

13/どちらに正義があるのか?

<3,731文字> 【記事のポイント】絵画の様式は、誰を依頼主にするかによって変わってきます…

14/力をあわせて戦う仲間

<3,277文字> 【記事のポイント】印象派の作品は、古き善き時代のおとなしい絵と見られがち…

15/キリスト・コンプレックス

<3,074文字> 【記事のポイント】後期印象派を代表するゴッホとゴーギャンは受難の道を進みましたが、そのイメージに大きく重なるのが『巨人の星』です。西洋美術史とスポ根の類似性を指摘します。 第2章/4. 後期印象派と巨人の星 「生前は評価に恵まれず、画家の死後、その作品は歴史的な価値の見直しを受ける」。 それは、印象派の画家たちが作り出した、極端にドラマチックな評価のイメージです。 セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどの後期印象派が、その頂点と言えるでしょう。 特にヴ

18/たった一つの命を捨てて……

<2,630文字> 【記事のポイント】「たった一つの命を捨てて……」というセリフには、『絶対…

19/頭のいい甘えん坊

<2,614文字> 【記事のポイント】『ウルトラマン』のスタイルがシュールだったり、『ダダ』…

23/『巨人の星』のデカダンス

<3,663文字> 【記事のポイント】『巨人の星』の『消える魔球』と『宇宙戦艦ヤマト』の『ワ…

25/革命の理想と旅立ちの夢

<2,857文字> 【記事のポイント】ロシア・アヴァンギャルドは、歴史上もっとも政治に近づき…

28/歴史とマンガを貫く滅びの美学

<2,822文字> 【記事のポイント】『帰る場所を失ったヒーロー』という設定は、『あともどり…

32/何故、偽物の方が好かれるのか?

第4章 キッチュ <3,233文字> 【記事のポイント】『キッチュ』という名称は、『アヴァン…

33/偽物に存在感がある理由

<2,990文字> 【記事のポイント】『本物はすばらしい』という指摘は、確かに間違いではないのですが、偽物には気軽さと親しみやすさがあります。「すべての食事を一流レストランで食べたい」という欲求は、一般的ではありません 😊 第4章/2. 本物の非在と偽物の実在 オリジナルが近づこうとするのは、いまだ世界にあらわれていない理想や観念です。 先行する様式への批判として制作活動を始めた場合でも、作品を仕上げるためには作家の頭の中に確固たる完成イメージが必要になります。 逆に