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2018年度から2年間小学校のPTA会長をしておりました。単身赴任状態でPTA適正化を…

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2018年度から2年間小学校のPTA会長をしておりました。単身赴任状態でPTA適正化を目指してあれこれ実施していました。 普段は企業に勤めるサラリーマンであります。 ここでは、PTAをなんとかしたいと思った人に自身の経験から思ったことをつらつら書いています

最近の記事

PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA運営の3要素を理解してどこをなんとかしたいかを整理する>

PTAについてなんとかしたい人、とにかくつぶすことを第一目的にしている人、普段のストレスのはけ口でPTAを叩いている人、それぞれいると思います。今回はPTAのどの部分を直したいと思っているかを理解することについて書いてみようと思います。 なぜ、そんなことを書くことにしたのかというと、「どこを直したいのかを明確にする」「相手に何を直すのかを明示する」「相手(PTA)に理解してもらう」ためになります。 なぜそこを直したいのか、理由をきちんと説明できる人は少ない!?私自身も試行錯

    • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <旗当番って保護者が不死身の前提で考えられてる件>

      夏休みの中ではありますが、今回はPTA活動でよくある「旗当番」「立ち当番」などの交差点などに会員の保護者が立っている活動について、PTA会長目線でかつ、運用する目線で考えた時に、責任範囲とかを明確にしようとしたら恐ろしくなったことについて書いてみたいと思います。 少し、リスクを考えすぎではないか?って言われそうですが、権限もなにもない役職になった場合に起こりうることは避けておきたいというのがあるので、その点理解した上で、読んでもらえたらと思います。 旗当番は保護者が不死身の

      • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAをなんとかしようとする人とそうじゃない人が見てるPTAの視点が違うから話が噛み合うわけがない>

        PTAをなんとかしたいと思う人が、「これっておかしいよね」「これって変こういう風に変えた方がいいよね」って周りに言っても賛同してくれることって多くないと思います。 多かったら、同じようなPTA問題がずっと続くことはなくて解決してそうですからね。 さて、今日の話はPTAが抱える課題をずっと考えて行動した人とそうでない人で見てる視点が違うことを感じたので書いてみます。 転校がきっかけで別のPTA組織を見ることになった子どもが今年から同じ市内でも別の学校に転校したので、別のPTA

        • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAをなんとかしようとする人が法律とか憲法を出してくる理由>

          最近はおかしなPTAの運営に対して、「これはおかしいのではないか」とその学校PTA以外の環境に簡単に声をだすことが出来るようになりました。最終的には各学校PTAのことなので、そこにいる会員でなんとかするしかないのですが、「これって自分だけがおかしいのか?」という自問自答に対して「そうじゃないよ。同じことを思っている人はいるんだよ」っていう声掛けをしてくれる人が出てくるだけでも精神的によいかもしれません。 そんな中、最近の傾向としてやたらと法律や憲法を振りかざしている人を見かけ

        PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA運営の3要素を理解してどこをなんとかしたいかを整理する>

        • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <旗当番って保護者が不死身の前提で考えられてる件>

        • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAをなんとかしようとする人とそうじゃない人が見てるPTAの視点が違うから話が噛み合うわけがない>

        • PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAをなんとかしようとする人が法律とか憲法を出してくる理由>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA役員履歴を管理するPTAは会員(保護者)を信用していないよね>

          久しぶりの記事になります。 PTA会長を退任してから数日が経過しました。 運営側の人ではなくなったので、気楽にいろいろ考えることができます。 そんな中で、出てきたのが今日のお題目。 「PTA運営は保護者を信用していない前提で行われている」 これを説明したいと思います。 PTA役員履歴カードってなぜ作る必要があるの?PTA役員だったり、広報委員などの委員の選出で、免除ルールを作ったり、PTA役員履歴カードを作ったりしてPTAを運営しているところが多いと思います。 それって、な

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA役員履歴を管理するPTAは会員(保護者)を信用していないよね>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <OODAループを用いたPTA改革>

          前の投稿にてアンケートのことを書きました。アンケート結果から何をするかも必要な作業ではあるのですが、改善した方がいいところが多数あった場合、どこから手を付けるのが効果的なのかを考える必要があります。  理由は簡単で、そんなに時間かけてやっていけないから。> 1年あると言っても、実際に過ごしてみるとこんな感じかなと思います。 例としてこんな感じだと思います。(過去に講演で使ったスライドの一部を抜粋) なので、可決させたい時期から逆算すると、新学期から「よーいどん」でスタートし

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <OODAループを用いたPTA改革>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <現状を可視化するためにアンケートをとってみる>

          「PTAのやっていることがおかしいな」 、って思う人が 「PTAを何とかした方がいいんじゃないかと思う」 というように推移すると思いますが、実際に行動に移す人はその中でもごくわずかではないかと思います。 そんな、希少価値な人が全国各地で相談できる人も少ない中でいろいろやってきたのかなと思っています。 最近は、SNSとかで情報がいっぱいでてくるようになったので、参考となる情報が出てくるようになりましたが、かっちりとしたマニュアルじゃないですが、どういう進め方が今のご時世のベスト

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <現状を可視化するためにアンケートをとってみる>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA組織の考え方>

          PTAを適正化したいっていう人はそれなりにいると思います。 適正化をしたいと思っている人はそれをやる前にPTAの存在意義なり、存在価値なりを考えて、言語化した上で進めてほしいなと思うのですが、今回は組織の考え方を書いてみようと思います。 結論から書いてみると、「組織を逆ピラミッド構造にする」ことを周知するというのが、存在価値とか存在意義を考えるときには有効じゃないかなと考えています。 絵にすると以下のような感じになります。 どうしても、日本人はピラミッド構造を無意識に考え

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA組織の考え方>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAって何のためにあるの?>

          ブラックPTAとかPTA活動が楽になるとかいろいろ話はでます。 そんな会話の前に、そもそもPTAって何のためにあるんでしょうか。 実はPTAの存在目的がしっかりしていないと、なんとかしたい人は単純に「PTAを壊したい人」と、特にPTA無関心層に思われてしまいます。 そのため、まずはPTAの存在意義を考えてみましょう。 PTAの存在意義。これは全国一律で同じというわけではどうもないようです。昔は教科書の無償化とか給食の導入とか全国どこでも共通する課題があったので、PTAの存在

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTAって何のためにあるの?>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <思考力が自分より弱い人が多いなと感じた時の進め方>

          遺言シリーズを書き始めてから、忙しくなってしまって時間が開いてしまいました。そして、Covid-19感染拡大を抑えるために学校が休校するなど、普段とは違った環境になっています。なので、今まで通りのPTAから変えられる機会でもあるのですが、ベースが旧態依然な状況なので、うまくいくいかないがあるのかなと思います。 今回のテーマは「誰もがみな思考力が高いわけではない」になります。「考える力」って普段から養っていかないと身につかないと思っています。 なので、そんなことをする必要のな

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <思考力が自分より弱い人が多いなと感じた時の進め方>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA会長になったわけ>

          普段は一般的なサラリーマンをしていて、PTAのことはもとより、学校のことは全くのノータッチでした。 学校なんて、所詮閉鎖された空間で、世の中のジョーシキとはかけ離れたことがさぞ当たり前のように行われているだけって、自分が子どもの頃から抱いていた印象なので、子どもがいじめにあったとか、変なことをさせられないかが気になる以外は何も考えておりませんでした。 しかし、ある事件があってから気になるようになりました。 それは、幼稚園ではありますが、妻が役員を(順番が回ってきたので)する

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA会長になったわけ>

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <はじめに>

          もともと、Twitterに細々と書いていたのですが、今回こちらで文字数に余裕を持たせながら書いてみようと思っています。 PTA会長を引き受けて2年になります。PTA会長お仕事ももうすぐ終わるので、成仏向けてこれまでのことを振り返ろうと思ったのがきっかけです。 大抵三年かかると言われる制度変更(適正化とかね)を時間と仕事の隙間時間を使って2年で完了させる気でいたけど、それは現実的には相当難しいということを身をもって知りました。それはそれで財産です。 <できたこと> 結局やれ

          PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <はじめに>