PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <はじめに>

もともと、Twitterに細々と書いていたのですが、今回こちらで文字数に余裕を持たせながら書いてみようと思っています。

PTA会長を引き受けて2年になります。PTA会長お仕事ももうすぐ終わるので、成仏向けてこれまでのことを振り返ろうと思ったのがきっかけです。
大抵三年かかると言われる制度変更(適正化とかね)を時間と仕事の隙間時間を使って2年で完了させる気でいたけど、それは現実的には相当難しいということを身をもって知りました。それはそれで財産です。

<できたこと>
結局やれたのは、
・自動入会状態だったのを入退会できる仕組みに整備
・家庭優先であると言い続けたこと
・委員をリソースとしてカウントした運営からの脱却
くらいで、メディア受けするようなことには至りませんでした。土台の整備だけで手一杯でした。三年目は仕事に支障が出て会社を追われた(退職して一時的に無職になった)のでやらない判断しました。

<振り返り>
PTAで何かを変える時は「鋼の心を持つ」「味方は世論」という心でかかりました。情報や自身のメディア戦略で正面切って反論する人はいなくなったのと、私の考えに反対した人にブーメランが刺さる作戦が見事に嵌ったので、間違ったことはしてなかったのかなと自画自賛しています。
しかし、問題意識がある人は少なく、大抵は思考が停止してる親ばかりなので、旧来に拘る人よりも考えない親に愕然としたのも一つの学び。日本の実情の縮図だなと。チャンスを自ら潰して、「失われたxx」とか言ってるの人につける薬はないんだろうなと思った瞬間でもありました。

<これからPTAをなんとかしようと思っている方へ>
今後も適正化に向けた活動をされる方、新たに挑戦する方には是非とも盲目にならないこと、周りの環境を観察して何が最適解か見極めること、否定しないことを意識して欲しいなと思います。特に非会員で活動するのと中で活動する人は協働でやってほしい。
これは、外から変える(上から落とす)のと、中で変えることは同時にやることでスピード感が出るもので、どっちが良いとかではないし、それを実施するにあたり持ってるとよいスキルセットも違うと思うので。だからこそ、Aしてほしいなと。外だけやっても現場に落ちる実務まではやらないし、中だけやってると、波及せずに埋もれちゃうし、すぐに元通りになってしまうこともある。情報発信してない学校でも、昔から爽やかな運営してるところはあると思うので、適正化で動く人だけが特別じゃないというのも知ってほしいし、”気づいたら爽やか運営してる”人に話聞いた方が良いこともある。
そして、活動していくうちに変えることをゴールにして目的を失ってないかを見直すこともしてほしいなと。手段が目的になっておかしなことになってるのはみてて痛いし、せっかくの頭脳がそこで消耗戦に使われるのはもったいないと自身の振り返りでも思います。
あとは、PTAを変えることを生業にすると変わったらお役御免になるので、変わらないことを暗に祈るような人がいるのかなって思うこともある。ディスカッションばかりで、アウトプット出さない時点で踊り場に居させる作戦をしてるのかなって。理由つけて実践編を世に出さないのはそれかなぁって。
最初なのでオチも流れもないですが、皆さんが下向かない運営になってくれることを願います。今後のイベントに行くモチベーションがゼロですが、情報発信含めて活動された方々には改めてお礼を伝えようと思っています。私が伝えられるのは失敗の本質と実務で会員が振り向いた話くらいです。
そんなドブ板さらいの話をすることで、今後やっていく方々が、効率よく物事を進める触媒になればなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?