PTAのおかしなところをなんとかしたい方への遺言シリーズ <PTA役員履歴を管理するPTAは会員(保護者)を信用していないよね>
久しぶりの記事になります。
PTA会長を退任してから数日が経過しました。
運営側の人ではなくなったので、気楽にいろいろ考えることができます。
そんな中で、出てきたのが今日のお題目。
「PTA運営は保護者を信用していない前提で行われている」
これを説明したいと思います。
PTA役員履歴カードってなぜ作る必要があるの?
PTA役員だったり、広報委員などの委員の選出で、免除ルールを作ったり、PTA役員履歴カードを作ったりしてPTAを運営しているところが多いと思います。
それって、なぜそんな制度を作ったのでしょうか。
「誰もやりたがらないから」
これに尽きるのではないのかと思うのですが、そういうことをしてるPTAに限ってこんなことを言います。
「免除ルールがありますが、もめたことがありません」
「誰もが”協力するからいつでも言ってよ”と言ってくれる」
言葉だけ聞くと、きれいな運営をしているように見えるのですが、こんな疑問が出てきます。
「もめることもないのであれば、管理する必要も免除ルールも必要ないのになぜ存在しているのか?」
何も起きていないというのであれば、撤廃すればいいのに、それをしようとしない。ということは、自発的にやってくれる方がいないということを暗に認めているということになるかなと思います。
「もともと、保護者はPTAの役員や委員はやりたくないから始まっている。だからそんな人たちにはマイルドな強制でもいいのでやらせるようにしたい。自発的にやってくれるなんて現れない」
性善説じゃなくて性悪説から入ってるんですよね。PTAなんてある意味ボランティア的な活動だと思うのですが、勝手に親の義務みたいに脳内変換してしまって、強制させることが当たり前的になってしまうのが、まわりまわって保護者同士を信用しないという根底の考えになり、それだから無理やりに振り向かせるような行動を立てたがるのかなと思います。
役員の実績管理するとか、免除ルールをガチガチに作ってるところは、はなっから保護者を信用していないわけで、そんな疑心暗鬼な組織が「子どもたちのために」っていう活動を保護者たちが連携して果たしてできるのかなって疑問に思います。
しかも、そんな運営をしてる割に、出てくる言葉が
「できる人が、できるときに、できることを」
なので、矛盾だらけで笑ってしまいます。
自発的な活動を言葉では言うくせに、やってることは相手を信用してないって、どんな二枚舌なんだと思うわけです。
これを読んだ方の学校のPTAに免除とか役員履歴管理をしてる運営をしてるのであれば、一度理由を聞いてみてください。
堂々と「保護者を信用してない」から入ってて、それを会員に対して堂々と言えるのであれば、会員に判断材料を与えているので、ある意味ましだと思います。
自分の経験でもあるのですが、後ろ向きな発想の人で構成された活動よりも「やりたいんだから好きにやらせろ」っていう人たちで構成した活動の方が出てくるものも違ってくると思います。
「勉強しなさい!」って親が子どもにしかりつけるよりも、子どもが知りたいことを好きに学ばせた方が学力が伸びるというように、大人も好きにやりたい人に任せればいいと思います。もちろんルールは守ってね。
PTAをなんとかしたいと思っている方は、相手を信用した上での運営を考えて、ご自身のPTAで何がベストなのかを考えて行動してもらえればと思います。
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