＼安住紳一郎アナの人たらし戦術／#160
安住紳一郎アナウンサーは、私も大好きなアナウンサーの一人です。安住さんのラジオ番組「日曜天国」は、Voicyでも一部が公開されており、私も時々聴いています。
彼は多くの知識を持ちながら、偉そうにしないでクスッと笑えるお話をされるのです。
私は大ファンで、彼の本も持っています。これは、安住さんと明治大学時代の恩師である国語学者・斉藤隆さんの対談形式の本です。
上手な話し方や会話の盛り上げ方についての内容がとても面白いのでオススメですよ。
その中で一番印象に残ったのが「人たらし戦術」というお話です。
① 人たらし戦術
安住さんは、嵐について非常によくご存知です。その理由が面白いんですね。
「嵐のファンクラブって300万人以上と、日本で会員数が一番多いんですよ。
会費だけでも年間120億円の収入なんです。
僕の年齢や好みに関係なく、嵐の話題を知っていれば300万人の人と一緒に話が盛り上がれるんですよ。」
私、さすが安住さん、と思いました。
これが、戦略的に人と繋がるための大切なポイントです。
多くの人が「素晴らしい」と言っているものには、それなりの理由があります。嵐も多くのファンに愛されている理由があるのです。自分が興味がない話題でも、調べて少しでも知識を持っておけば、違う世代や考え方の人とも会話を楽しむきっかけになります。
私たちは物事を好き嫌いで判断しがちですよね。でも、みんなが興味を持っているものに関しては、最低限知っておくのが大事です。それが、仕事のチャンスや人との繋がりになります。
② 好き嫌いに関わらず情報を仕入れる
たとえば占いや競馬など、個人の好みで興味が分かれる話題でも同じです。
知っているだけで、色んな人々と話が弾む可能性があります。競馬人口は500万人もいるんです。
年上のダンディなおじ様と話が盛り上がりそうですね。
特に、サッカーは800万人、野球は2100万人と、多くのファンを持つスポーツの話題にもアンテナを立てておきましょう。
話題の幅が広がります。
なんとなく知っておくと、オリンピックやメダリストの話など、ちょっとした話題でも会話のきっかけになりますね。
③ 興味がないことでも学びのチャンス
あまり興味がない話題については、詳しい人に聞いて教えてもらいましょう。
「私、今まで興味がなくて、教えてもらえますか？」
相手は喜んで教えてくれます。
ここで「過去完了否定形」を使いましょう。
例えば、
「今日お話を聞くまで、サッカーがこんなに面白いとは思いませんでした。」
「嵐ってそれぞれに個性があるんですね。イメージが変わりました。」
という風に伝えると、相手は自分の話が役に立ったなと、さらに好印象を持ちます。
安住さんは、仕事柄、多くの人が好きだと言っているものについて、情報を常に仕入れています。それが会話を盛り上げるきっかけになると考えているのです。
興味がないものでも一度は情報を仕入れて、なんとなく知っておく。そして、あまり拒否しすぎない。
新たな繋がりやチャンスが生まれるかもしれません。
④話し方講座で学んでみたい人へ
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