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あの中高一貫校が男女別定員を廃止すると発表

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今津です。

新宿で書いています。

あの中高一貫校が男女別定員を廃止すると発表がありました。

それってどこか?

東京都立の中高一貫校についてです。

東京都教育委員会が6月13日に発表したもので、2025年度の東京都立中等教育学校および東京都立中学校の入学者決定に関する実施要綱・同細目を公表しました。

2025年度の東京都の中高一貫校の学力検査日については、特別枠が2月1日に、一般枠募集が2月3日にそれぞれ行われます。

都立の中高一貫校に詳しくない方は「特別枠ってナニ?」となっているはずですので、少し解説します。

カンタンに言うと推薦枠みたいな感じです。

ただ、小学校が「この子はよく頑張りまっせ!」的な感じで推薦するというものではなく、一芸入試に近いとお考えいただければと。

「都立」の中等教育学校は、小石川中(文京区)・桜修館中(目黒区)・南多摩中(八王子市)・立川国際中(立川市)・三鷹中(三鷹市)です。

都立中学校(併設型)は、白鴎中(台東区)・両国中(墨田区)・富士中(中野区)・大泉中(練馬区)・武蔵中(武蔵野市)です。

そのうち、特別枠は白鴎と小石川でのみ行っています。

ただ、どちらの学校も特別枠での合格者は1人とか2人とかいった感じでとても少ないです。

ですから、実際には一般枠で受検なさることになるかと思われます。

2025年度入試の主な変更点は男女別の募集人員の廃止です。

男女合同定員となりますから、性別による「受かりやすい」「受かりにくい」がなくなります。

コレ、受験(受検)に詳しくない方が聞いてもピンと来ないかもなんですが、都立中の場合だと、女子の受検者のレベルが高くなる傾向にあります。

2024年度入試において、上記の10校より一足先に男女別募集人員をなくした「千代田区立」九段中等教育学校の募集の様子を調べてみました。

2024年度募集においての発表資料では、すでに男子と女子のそれぞれの個別の人数がわからない状態で、男女合計数しか掲載がありませんでした。

募集区分A(千代田区内・計80名)においては、

2024年 応募人数177名で2・21倍
2023年 応募人数男104名・女104名でどちらも2・60倍
2022年 応募人数男103名・女105名で男2・58倍、女2・63倍

となっていました。ですので、男女別ではなくなって倍率が若干下がった様子が伺えます。

しかし、募集区分B(都内・計80名)においては、

2024年 応募人数433名で5・41倍
2023年 応募人数男177名・女230名で男4・43倍、女5・75倍
2022年 応募人数男186名・女262名で男4・65倍、女6・55倍

となっており、熾烈な争いが繰り広げられています。

女子にとってはとても高いレベルでの戦いとなっており、男子もとてもレベルが高いものの女子よりは若干低い状態となっています。

男女別募集の2023年までと男女合同募集の2024年を見る限り、合同募集が女子にとって優位に働いていることがよくわかります。

すなわち、2024年度入学者は女子のほうが男子よりも多くなっていることが簡単に想像できます。

ここからもわかるとおり、2025年度の都立中入試においても千代田区立九段中と同じような現象が繰り広げられるに違いありません。

これは何も都立中受検だけのことではなく、全国的にいえることですし、昔からその傾向は強かったはずです。

逆に考えると、男女比を一定に保ちたいという意図がある限りは男女別募集枠を設けないと必然的に女子が多くなるということです。

これはどうしても仕方のないことです。

皆まで言わなくとも賢明な皆さまならもうおわかりですよね。

成長曲線的に、女子が早く成長していくからです。

昔ならば男女の人数比をとても気にするあまり、男女別募集枠を設けていたはずです。

が、今のこの時代において、それはいかがなものかという風潮もあります。

また、熾烈な争いとなりがちな女子が結果として不利にならないような配慮も今の時代では必要なことです。

ですので、都立中受検をお考えの男の子を持つ保護者さま、ぜひこの夏はしっかりとお子さまに勉強をさせてください。

また、読解力が足りないようでしたら、いつでもウチの教室へお越しください。短期間で解決いたします。

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