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同じ学校敷地内に「分校」を置くってどういうコト?

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今津です。

大阪・十三で書いています。

一つの小学校の中に、その小学校の「分校」を設置することになりました。

…そう聞くと、なんで??と思いますよね。

横浜市では、児童数が急増している横浜市立東戸塚小学校(戸塚区)の中に、同校の「分校」を設置する方針を固めたようです。

5月10日付の朝日新聞の記事を参考にしながら書いてまいります。

通常、分校とは本校と距離的にかなり離れているため、児童生徒の通学のしやすさなどを考慮して本校とは別の場所に校舎を設置したものをいいます。

これにより、学校が近くなるので児童生徒が安全に登下校ができるだけでなく、彼らの体力的な負担も軽減されます。

普通、分校のイメージってこれですよね。よく地方であるパターンだと思います。

また、児童生徒数が急増し学校のキャパシティがオーバーしてしまい教育活動に支障をきたすようになったため、もとの学校とは別の場所で新たに校舎を建設して分校扱いとすることもあります。

これは、ベビーブームのときや、住宅地・マンションなどの建設により人口が急増したエリアで見られる現象です。

分校ではなく、新たに一つの学校として開校することもあります。

今回の東戸塚小学校の場合だと、学区内でマンション建設などが進んだ結果、児童が今後急増する見込みとなったために分校を設置することになったということです。

2023年5月1日時点での児童数は1025名だったのですが、これが2029年には1470名まで増える見込みだということです。

たった5、6年でメチャクチャ増えますね。確かに、現存の施設や先生の数だけでは到底対応しきれないです。

ただ、どうして同じ敷地内で分校を作ることになったのでしょうか。

一つの学校のままで、校舎などを増やせばいいのではないのでしょうか。

その答えの一つとして、東戸塚小の敷地面積が挙げられるかもしれません。

東戸塚小の敷地面積は約2万7千平方メートル。

これは、横浜市内の小学校の敷地面積の2倍ということです。

つまり、同じ敷地内に学校を2つ作ることができるということです。

それであっても、ただ単に校舎をポンポンと建てればいいのではないでしょうか。広いんですから。

これについては、学校運営上の問題で分校にしたほうがいい、という考え方があるようです。

横浜市教育委員会の話では、校舎をただ単に増築して対応するよりかは、分校として新たに開校したほうが、より多くの教職員を配置できるということです。

細かなルールをワタクシは知らないのですが、おそらく、管理職や事務職を別の校舎として配置できる分、手厚く学校運営ができるということだと考えられます。

もっと話を単純にすると、1400名を校長先生1名と教頭先生1名で見るのは大変です。隅々まで目が行き届きません。校長先生はまだしも、教頭先生が倒れてしまいます。

教頭先生の仕事量って、ハンパないですから。いつ寝てはるんですか?みたいなセンセーが多いです。

東戸塚小の場合1400名になるということですから、これを700名ずつに分けてそれぞれ管理職の先生などを配置した場合、仕事量が異常な量とはならないと思われます。

その分、児童にきめ細かな対応ができます。

また、保健室なども本校と分校にそれぞれ設置できますから、児童のケアも適正な状態でできます。

以上はワタクシの勝手な想像も入っているのですが、それにしても朝日分の記事を読んだだけでは頭の中にはてなマークだらけになっている人が多いかもです。

東戸塚小の場合、1~3年生を本校に、4~6年生を分校に通う予定です。

また、このタイミングで老朽化が進んでいる現在の校舎も建て替え工事などを行う予定のようです。

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