【いよいよ?】あの人気校が「算数1科+英検」入試をはじめます
東京 大阪 名古屋の中学受験国語塾
パワー読解 パワー速読®
https://osaka-sokudoku.jp/jukenkokugo/
今津です。
大阪・十三で書いています。
リセマムの4月26日付記事で豊島岡(としまがおか)女子中の2025年2月2日~4日の中学入試について掲載されていました。
豊島岡は従来の4教科入試に加えて「算数・英語資格入試」を実施します。
この形での入試の募集人員は若干名です。この学校は入試が3回実施されますが、3回ともこの形式の入試があります。
で、わかるようでわかりにくいので因数分解してまいります。
【算数はどうなる?】
4教科入試で行われるものと同一の算数の問題を使用します。算数の得点を2倍にします。
【4科入試は受けられないのか?】
併願が可能です。従来通りの3回実施される4科入試で同時並行で行われます。
【この形が実施されることによって、4科入試の募集人員は減るのか?】
変更はありません。
【英語はどのように扱われる?英語のテストは?】
英検取得級による「みなし得点」と算数の当日の得点を足して300点満点で計算するので、英語のテストはありません。
【英検のみなし得点はどのようになっている?】
英検3級(CSE1456以上) 50点
英検準2級(CSE1728~1979) 70点
英検2級(CSE1980~2303) 90点
英検準1級以上(CSE2304以上) 100点
★2022年第1回以降に取得した英検CSEスコア証明書の提出が必要
【この形の入試によって入学後の英語のカリキュラムはどうなる?】
従来の4教科入試による入学生徒と同じものを用います。
…さてみなさん。
なんか、見慣れない文字が出てまいりました。
そう。CSE。
【CSEって何?】
CSEとはCommon Scale for Englishの略で、すごく単純に言うと何級とかいう言い方ではなく、TOEICみたいに点数であらわしたものです。
従来の英検は何級のテストに何点取ったので合格もしくは不合格、という捉え方をしていました。
これが、2016年度の英検からは合格・不合格に加えてCSEスコアも表示されるようになりました。
【CSEなんかなくったって、自分が何点取ったのか今までもわかってたじゃないっすか?】
今までも「何級を受けたら何点だった」はわかるので、いったい何が違うのかという疑問がわきます。
英検は日本においてはメジャーですが、基本的に日本においてだけ、です。
また、例えば「ボクは英検2級の一次で合格点より5点多く取って合格した」ということはわかりますが、それがどうした?程度の扱いでした。合格なのか、不合格なのかに重きを置かれていたのです。
CSE導入後は「あなたはリーディングのCSEはいくら、リスニングのCSEはいくら」というのが客観的に証明されるわけです。つまり、何級に合格したかに加えて、CSEのスコアを見てどのレベルで合格したのかがきちんと第三者に伝えることができるようになったのです。
また、欧米では英検何級よりも、CSEスコアがどのくらいかのほうが圧倒的に伝わります。
【CSE導入後は4技能がバランスよく測られています】
CSE導入後、4技能のスコアは均等に配点されるようになりました。
…てことは、今までは違うかったってこと?
そうです。違っていたんです。
例えば、リーディングが51点、リスニングが34点、ライティングが14点といった感じです。
この場合、リーディングが得意でライティングが不得意な人がいたとしたら、合格に有利となります。
CSE導入後は、特定の技能だけ得意だったり、極端に苦手な技能があったりすると、合格がしにくくなりました。
…ということで、英語入試もしくは英語を評価対象とした入試が中学入試においてどんどん広がりを見せつつあります。
英検を受検させた方ならおわかりでしょうが、5級は比較的容易に誰でも取れます。4級も少し難易度が上がりますがムリではありません。
しかし、3級以上になってくるとテキトーに英語を学んでいるだけでは取得が難しくなります。
語彙力や文法力に加え、読解力や咀嚼力が必要になってきます。
能力がそれなりにある子でないと、取得はかなり難しいです。
この手の入試スタイルがはじまった頃は、どの中学校の先生も「果たしてこれで大丈夫だろうか?」と手探り状態でした。
センセーたちが心配していたのは、英語「だけ」できる子が入ってくるのではないのだろうか、ということでした。
成功事例があると聞けばその学校に赴いて話を聞きに行き、教えを乞うているということもよくありました。もう15年くらい前のことです。
今の状況を見れば、あの当時の心配はどうやら杞憂だったということが言えます。
#中学受験 #東京 #大阪 #名古屋 #SAPIX #日能研 #早稲田アカデミー #四谷大塚 #浜学園 #国語
#千葉県 #神奈川県 #横浜 #埼玉県 #茨城県 #京都 #神戸 #豊中 #世田谷 #中野区 #品川 #目黒 #港区 #杉並区 #豊島区 #西宮 #芦屋 #茨木市 #高槻市 #吹田市
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?