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算数・数学と国語・現代文はまるで同じです

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今津です。

新宿で書いています。

みなさんは、国語ってそもそもなぜそのような教科が存在するとお思いでしょうか。

受験と関係のない、純粋な教科指導としての国語は、読解力だったり、日本語の運用能力だったり、人の気持ちを読み取る力を文章を通じて養ったり、自分の考えを第三者に的確に伝える力を養うことを目的としています。

ただ、ここのブログでは中学受験の国語、という観点でお読みになるケースがほとんどと思われますので、受験国語という観点で考察してみます。

【そもそもなぜ受験に国語があるのか】

純粋にそうお思いなのではないでしょうか?

だって、国語なんて、読めば書いてあるし、そもそも日本語だし。

そう。その通りなんです。

中学受験に国語がある一番の理由として、その「読む力」を持っているかどうかをチェックしたいからなんです。

学年が上がるに従い、お子さまは自学自習する時間が増えます。

わからないから教えてもらう、というのは一見理にかなっているのですが、それだけで済ませられるのは低学年まで。

学年が上がるにつれ、自分で習ったことを反復学習したり、習ったことを基にして調べもの学習をしたり、さらにはレポートなどを書いて提出する機会が増えます。

そこで必要になる力。それが「読んで理解する力」すなわち読解力なのです。

中高の6年間において、自学自習力がないとあっという間に成績が急降下します。そして、いわゆる深海魚となってしまいます。

自分の学校に入ってもらうのにふさわしいレベルの読解力を持っているかどうか。これをチェックしているのが「中学入試における国語」といえます。

【読めばそれでいいのか?】

時々ご相談を受けるケースとして「ウチの子はいわゆる『多読』である。にも関わらず、国語の成績が芳しくない。」というものがあります。

たくさん本を読んでいるのに、国語で点数が取れない。

理由がいくつか存在しますが、そのうちの一つとして多読のお子さまの場合「深く考えることができていない」というものがあります。

たとえば、国語の本文をお読みになっているときは、それなりに読めている。

しかし、設問を解くとボロボロである。あるいはよくわからない。

原因は「深く考えること・深く読むことができていない」ことにあります。

このケースの場合、よく国語の授業でありがちな「問いを解く」という行為で改善される場合もあれば、そうでない場合もあります。

いくら問題を解かせても改善しない場合は、解かせている問題のレベルとお子さまのレベルが合っていないケースが考えられます。

お子さまのレベルと問題のレベルが合っていると、お子さまは本文を深く読み込み、考えるようになります。

入試で国語が課されるもう一つの理由は、読んだ文章について深く考えることができるかどうかをチェックしたいからです。

上っ面だけシュッと読む子は、一見すごく読めているように見えて、実はたいして身についていません。

この手の子は、量についてはひたすらこなすのですが、やることなすことすべてが「作業」と化していることが多いです。

こういうお子さまを選別し、はじき出して入学させないようにするために、国語が課されるのです。

【論理的に考えているか?】

女子のお子さまに多いご相談で、「小説文が得意だ。でも、模試の結果が乱高下して悩んでいる。」というものがあります。

一番見過ごされやすいけど、きちんと対処をしないといけないケースがこれです。

この手のお子さまの場合、「点数が取れたとき=よく頑張った」ではありません。「点数が取れなかったとき=手を抜いた」でもありません。

小説文の場合、登場人物に「同情」した場合に高得点をマークし、できなかった場合に点数が低いのです。

人の気持ちを読み取らせることは、国語科においては重要な要素となります。

しかし、入試などにおいてはその要素はどうでもよいのです。

では、なぜ小説文・物語文が出てくるのか。

登場人物の心情をきちんと「因数分解」し、組み直して論理的に分析てきているのか。これをチェックしているのです。

こう書くと、「オマエは血も涙もないのか?国語屋として失格なのではないか?」と思われがちです。

が、入試国語ではあくまで論理的思考力を持っているか否かをチェックしているのです。

誤解を恐れずに言うと、算数・数学と国語・現代文は同じです。

論理的思考をした結果を「数字」で表現したものが算数・数学で、「文章」で表現したものが国語・現代文です。

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