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センセーの残業代が2.5倍アップするかもしれません

センセーの残業代が2.5倍アップするかもしれません

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今津です。

大阪・十三で書いています。

最近、先生たちの働き方改革なるものが推し進められています。

先生がいない、というのはここ数年間顕著な現象です。

特に、公立小学校の採用倍率は2023年度において過去最低の2.3倍になったようです。

読売新聞の4月13日付記事から拾い読みをしてみます。

(ここから)

『教員の「残業代」引き上げ、50年ぶりに待遇改善へ…基本給の4%→10%以上に』

公立学校教員の給与増を検討している文部科学省の中央教育審議会が、残業代の代わりに一律支給されている「教職調整額」を基本給の4%から、10%以上に引き上げる案をまとめたことが12日、わかった。近く開かれる特別部会で示す。約50年ぶりに教員の待遇が改善される見通しとなった。

中教審の特別部会では昨年6月以降、教員の給与増や働き方改革などの議論を重ねており、教職調整額の引き上げ幅が大きな焦点となっていた。

教員の給与を巡っては、1971年に教員給与特別措置法(給特法)で教職調整額が規定されてから変わっておらず、現場から「勤務実態に見合っていない」などの声が出ていた。

(ここまで)

残業代が基本給の4%→10%以上に跳ね上がる、ということだそうです。

同じ内容で同日の日本経済新聞は『教員「残業代」2.5倍以上に 50年ぶり増額へ、中教審案』と題して、少し違う角度から記事を書いています。

それにしても「2.5倍以上」て。。。

モノは言いよう。

(ここから)

公立学校教員の残業代の代わりに基本給の4%を上乗せする「教職調整額」について、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が現状の2.5倍以上となる基本給10%以上とする案を出す方向であることが12日、分かった。

増額すれば約50年ぶりとなる。教員は長時間労働が敬遠され、民間企業に学生が流れる傾向が続き、担い手不足が深刻だ。中教審は優秀な人材を呼び込むには、調整額を引き上げて一律で給与を上げることが必要だと判断したとみられる。

中教審は近く開かれる特別部会で増額案を示して議論する。教員の待遇について働き方改革などとあわせて5月にも方向性をまとめる。文部科学省はこれを踏まえ、2025年の通常国会で教職員給与特別措置法(給特法)の改正案を提出する方針だ。

義務教育段階の教職員の給与は国が3分の1、自治体が地方交付税などを活用して残り3分の2を負担する。調整額を10%とした場合の負担は約2100億円となり、財源の確保が課題となる。

教員は教材研究や生徒対応など仕事内容が特殊だという理由で、時間外勤務手当(残業代)が支給されず、代わりに給特法が基本給の4%を教職調整額として支給すると定める。

4%は1971年の給特法制定当時に国が調べた月8時間程度の残業時間から算定された。2022年度の調査では月平均の残業時間の推計は小学校が約41時間、中学校が約58時間で、実態を反映していないとの声が根強かった。

(ここまで)

学校の先生って、やることが多すぎて大変だと思います。

何の仕事でも大変な部分が必ずあるわけなんですが、どうしても対人間なのでトラブルやアクシデントに対する対応は必ず存在するし、手間や時間も相応にかかります。

熱心なセンセーであればあるほど働き損です。

だからテキトーに手を抜く。これもアリといえばアリなんですが、できればしっかりと働いてほしいと子を持つ親は誰でも思うわけです。

でもね。

やっぱり、対価が見合いません。

諸悪の根源はきっとココ。

ワタクシもその気になれば免許がありますから教壇に立てるわけです。

でも、そんな気分に一ミリもなれない。

理由は、対価がみあわないから。

自分の教室のほうがよっぽどみあいますし、楽です。直接感謝していただけます。

民間企業ならば経営状態とにらめっこになります。それは仕方がありません。

でも、センセーの給与を国が3分の1負担しているのだったら、もっと負担してもらってもいいはずです。

予算があるのはわかってます。

でも、おカネをかけるべきは教育です。

教育がダメな国は必ず滅びます。

いくらツールがよくなったとはいえ、人対人が教育のすべてです。

センセーに超優秀な人材がつくようにしないと、教育がダメになってしまいます。

優秀な人材が必要ならば、待遇は他よりよくして当然。

それなりの待遇のところには、それなりの人しか来ないからです。

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