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配給会社のロゴまとめ(邦画メジャー編)

映画を観るときにいつも本編の冒頭に映画会社のロゴマークが登場しますよね。あれによってどの映画会社の作品なのかが分かります。
普段あまり意識していないところだと思いますが、改めて今回noteで紹介してみたいと思います。

映画会社の数ほどありますので、今回はまず邦画の大手から紹介できればと思います。
邦画大手は、東宝、松竹、東映の3社ですが、老舗のKADOKAWA、日活を入れた5社を今回ご紹介です。


東宝

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社名:東宝株式会社
設立:1932年
創業者:小林一三

まずは最大手の東宝です。
東宝のロゴの特徴としては丸に東宝の文字が縦に入っていて、太陽みたいに光が差しています。これは見たこと多いのではないでしょうか。

東宝は、阪急グループで元々関西ですが本社は東京です。
東宝の社名の由来は以前にnoteに書いたことがあります。

アニメ部門では、『ドラえもん』『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』などヒット作を多く配給していて、自社レーベルTOHO animationでは『君の名は。』で日本記録に迫る勢いの大ヒットを叩き出しました。
また傘下の劇場部門は、TOHOシネマズが日本最大の売り上げを出す映画館チェーンとなってます。

名実ともに日本最大手が東宝です。


松竹

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社名:松竹株式会社
設立:1920年
創業者:大谷竹次郎、白井松次郎

こちらのロゴも見たことあるんじゃないでしょうか。
松竹も邦画の老舗で大手です。
この富士山に松竹の文字が特徴です。

2015年に120周年記念として、チームラボによる新ロゴが発表されました。

社名の由来は、創業者兄弟の名前からきているようです。

松竹は、京都アニメーションと提携をしていて『聲の形』など良質な京アニの劇場アニメーションを公開しています。
劇場部門も、ピカデリーやMOVIXといった松竹系劇場チェーンを持っています。

映画以外では歌舞伎の興行が有名です。


東映

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社名:東映株式会社
設立:1949年
創業者:五島慶太

こちらも有名なロゴです。
東映と言えばこの荒波に三角!
この三角の中に東映の文字、というのが定番です。

東映はヤクザ映画で高倉健や菅原文太などスターを輩出してまして、その手の映画ではこのロゴが有名なんです。
なので最近の『孤狼の血』みたいな「ザ・東映ヤクザ映画」作品で冒頭にこのロゴマークが出るとファンとしては「おおっ」って思っちゃいます。

東映の社名は、前身の東京映画配給株式会社からきています。

アニメ部門の東映アニメーションは、アニメ業界でもかなり大手で『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』『プリキュア』などヒット作を多数抱えています。

劇場部門は、丸の内TOEIやティジョイなど東映系のチェーンを持っています。


KADOKAWA

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社名:株式会社KADOKAWA
設立:1976年
創業者:角川春樹

角川書店から日本ヘラルド映画などを合併して現在はアルファベットのKADOKAWAという表記になっています。
鳳凰のロゴもあって割と覚えやすいロゴじゃないかと思います。

大映という会社も吸収しているので、邦画クラシックのラインナップも豊富ながら、角川書店で出版された原作による映画化なども多くかなりラインナップは多岐に渡ります。

個人的にはKADOKAWAがやる昔の映画を女優括りで特集上映やったりするのが好きだったりします。
その中でも若尾文子の作品は面白いものが多くて好きです。

KADOKAWAは、アニメも強くてテレビアニメもかなりの数を手がけています。洋画の配給もしていますので、数は多いです。

劇場部門では、角川シネマ有楽町などがありますが数は多くないです。



日活

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社名:日活株式会社
設立:1912年
創業者:後藤猛太郎(初代社長)

映写機がカシャカシャと動いている映像から最後このロゴになっていくのが日活のロゴ映像です。
こちらは、もはや大手ではないのですがかなりの老舗となりますし、日本映画5社というと入ってくる映画会社です。

社名は、前身の日本活動寫眞株式会社からきています。

石原裕次郎や吉永小百合らが有名な日活のスター俳優です。
その後ポルノ路線にいって日活ロマンポルノというのが有名です。
大手会社がポルノをやるのはかなり珍しいことだったようです。

劇場部門では、シネリーブルなどいくつか映画館があります。



最後に

はい。今回は邦画の大手・老舗の映画会社5社のロゴマークを紹介してみました。
普段あまり意識しないところだと思いますが、どの映画会社の配給なのかも気にしてみると自分の好みと近いものが多かったなど発見もあるかもです。

よく見ると映画本編が始まる前に出る映画会社のロゴって一つじゃなかったりするのですが、それは共同配給だったり制作会社やその他出資企業のロゴも順番に出てたりします。
でも配給会社は一番最初に出ますので、そこを見てみて下さい。

ミニシアター系や、洋画の方は色々再編もされて傘下にもまた配給会社があったりしますので、そこがわかると面白いです。
その辺りもまた紹介してみたいと思います。


最後までありがとうございます。

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