Jumping T

指導者がいない中高生や、指導に困っている顧問の先生のための陸上競技の知識を書きます。|…

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指導者がいない中高生や、指導に困っている顧問の先生のための陸上競技の知識を書きます。| 【指導経歴】2年間で全国チャンピオン2名、入賞含めると含めるとあと数名います。現在は声をかけてくれた中高生に個人で指導したりアドバイスをしたりしています。

最近の記事

振り返りをしよう!

こんにちは。良いトレーニングできていますか?私の地域ではやっと桜の花が咲き始めたところです。春になりましたね。試合にも出ている方もいるのではないでしょうか?きっと投擲や長距離選手はすでに何試合もこなしていると思います。 さて、今回は、そんな試合の「振り返り」がテーマです。このブログを立ち上げた直後に、トレーニング計画の話を2回にわたってしました。そして実際記録会をしたり、そろそろ記録会があって、これまでのトレーニングの成果がわかる時がきます。後でもお話ししますが、1回だけで

    • 陸上競技の調整方法の話② 開き直る力

      こんにちは。良いトレーニングはできていますか? さて。今回は、前回の話で書き足りなかったことを書きました。それは調整の、特にメンタルに関する話です。テーマは「開き直る」です。 前回は調整について、超回復の話を引き合いに出して主に身体の調整についてお話ししました。最後に少し気持ちのことも書きました。調整は、過程があっての調整であり、負荷の高いトレーニングとセットで行うのが調整です、というのがざっくりとした要約です。 皆さんがトレーニングをしている時には、走る時ならタイム、跳

      • 陸上競技の調整方法の話

        こんにちは。良いトレーニングできていますか? そろそろシーズンインしている方もいらっしゃるみたいで、先日も沖縄でアウトドアの記録会の記事がさまざまなメディアでニュースになっていました。まだ寒い地域もありますが、シーズンインに向けて身体も気持ちも準備に入っている人は多いのではないでしょうか? そこで今回は、オールシーズン使える「調整」についてできる限り深掘りしたいと思います。 皆さんは、試合の日があったとして、調整というものをそもそもしていますか?しているとしたら、どのくら

        • 走る時の腕振りについて

          こんにちは。少しずつ春めいてきましたね!そろそろシーズンインに向けて取り組んでいる選手の皆さんも多いのではないでしょうか? 本日のテーマは「腕振り」についてです。実は先日、Twitterの方で質問をいただきまして、その方とやり取りしながら回答していたのですが、終わった後もずっと腕振りのことを考えていて、ここで記事にしてまとめた方が良いかなと思って書くことにしました。もちろん読んでくださっている皆様のため、そして自分の頭も整理したいのでどうかお付き合いください。主に短距離の話

        振り返りをしよう!

          「腰を入れる」とは

          こんにちは。少しずつ暖かい日が増えてきましたね。トレーニングは順調ですか? 今回から、ちょっと細かい話を入れていこうと思います。今回のテーマは「腰を入れる」です。よく、走っている時には腰を入れなさい、と言われています。実際指導場面でもよく指導者が発している言葉です。腰を入れるとはどういうことか、自分で腰が入っているかチェックする方法、そして腰を入れるメリットなどを紹介したいと思います。 早速ですが、みなさんは、腰が入っている走りを意識していますか?また、どんな状態を「腰が

          「腰を入れる」とは

          跳躍の秘密② 踏切のあれこれ

          久しぶりの更新になってしまいました。まだ寒暖差が激しい日々が続いていますが良いトレーニングはできていますか? 今回は、間が空いてしまいましたが前回の続き、跳躍について書いていこうと思います。前回は助走について書きました。 今回のテーマは「踏切」です。 さて。前回の記事で、跳躍の記録は踏切時の初速で決まる、とお伝えしました。間違いではないのですが、前回少し省いた説明があります。それは踏切方の話。記録は踏切時の初速で決まる、と言うからには、踏切が上手くいかないと様々な問題が

          跳躍の秘密② 踏切のあれこれ

          跳躍の秘密① 助走のあれこれ

          こんにちは。良いトレーニング、できていますか?大寒波が襲来しています。被害が大きくならないことを祈るばかりです。 さて、今日のテーマは跳躍です。遠く、高く跳びたい人向けの、助走の話をします。 ここで注意です。特に中学生や高校生の皆様へ。知識を詰め込むと、それで頭がいっぱいになって、逆に動きがこんがらがることがあります。なので、今、理由はよくわからないけど記録が良い人は、この記事は見なくて良いです。それでも見たいという人は、これが正しいとか、これが間違いだとか、そういう目で

          跳躍の秘密① 助走のあれこれ

          「速く走る」ということ4 〜速歩きのススメ〜

          遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。最近胃腸炎になってしまい、週明けにようやく復活しました。なのでこちらの更新も再開したいと思います。 今日は短めの話です。 ここ最近、「重心」をテーマに2回ほど記事を書きました。今日もそれにまつわる話です。まだ「速く走る」シリーズを読んでいない方はそちらを読んでから続きを見ていただけると理解が深まると思います。今からお話しすることは、短距離のスプリントでも、長距離のランニング、ジョギングでも使える

          「速く走る」ということ4 〜速歩きのススメ〜

          「速く走る」ということ3 続・重心の話

          こんにちは。 仕事納めもして、いよいよ年末ですね。今年は良いトレーニングができたでしょうか?2023年に向けて、新たな抱負は見つかったでしょうか? 今回は、前回の重心の話の続きをします。続き、というより、書き残しがあったので年内に書いてしまって、気持ちよく新年を迎えたいなと。 速く走るということシリーズでは、「全てのトレーニングは、より速いピッチで、より長いストライドで走ることを目指すべき」「人それぞれ最適なピッチとストライドがあって、自分に合ったものを見つけなければいけ

          「速く走る」ということ3 続・重心の話

          「速く走る」ということ2 重心の話

          こんにちは。 良いトレーニングできていますか? めっきり寒くなってきましたね。 そして北海道、東北、北陸地方は 大雪による災害が発生している様ですね。 特に新潟県柏崎市は、昔合宿で何度もお世話になりました。 これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。 さて。 今回は前回の続きです。 速く走るということをテーマにしています。 タイトルにあるとり、今回は「重心」の話です。 最後に動画もあります。 前回の記事では、 トレーニングはより速いピッチ、より長いストライドを得るた

          「速く走る」ということ2 重心の話

          「速く走る」ということ

          こんにちは。 良いトレーニング、できていますか? 今日からは、何回になるかはわかりませんが、 「速く走る」ということをテーマに書いていこうと思います。 先日Twitterの方に質問をいただきまして、 「そう言えば基本的な走ることを記事にしていない!」と気づいたので 書いてみようと思います。 さて、突然ですが問題です。 人はどうやったら速く走れるでしょう? そんなことわかってたら、苦労しませんか? 確かに。 でも、この答えはあるんです! しかも小学生で習っているんです

          「速く走る」ということ

          ハードル間を3歩で駆け抜けたいあなたへ。指導書に載ってないトレーニング

          良いトレーニングできていますか? いつもnoteをご覧いただき、ありがとうございます。 今回はハードルの話です。 これからハードルを始めたい、 ハードルをやっているけど インターバル間を3歩で10台越えられない、 そんな人にオススメのトレーニング法です。 今回はケガも治ったので動画付きです。 昔から、誰かのハードルの練習を見ていると、 途中で、3歩でインターバル間を走れなかったり リズムが「ターン、タ、ターン」となっていたりするとき、 指導者からこんな言葉が文字通り「飛ん

          ハードル間を3歩で駆け抜けたいあなたへ。指導書に載ってないトレーニング

          「振り付け」のすすめ ケガをした時もそうではないときにも!

          こんにちは。良いトレーニングできていますか? このブログでは、 主に陸上競技の指導者がいなくて困っている中高生向け、 指導に悩んでいる指導者向けに書いていますが、 ぜひ色々な方に見ていただければと思います。 最後までよろしくお願いします。 僕は、Twitterにも書いたんですが、 先日子どもを追いかけて軽い肉離れをするという 何ともやるせないケガをしてしまいました。 日常のどんなところに危険が潜んでいるかわかりませんね。 みなさん、気をつけてください。 さて、図らずもケガ

          「振り付け」のすすめ ケガをした時もそうではないときにも!

          指導者がいない陸上競技選手のためのトレーニングメニューの立て方②

          みなさん、トレーニングは順調ですか? この記事は前回の こちらの記事の続きになります。 ぜひ①の方をご覧になってからこちらを読んでください。 前回、トレーニングメニューを立てるときに意識したいこととして 「コース料理」を例えに話しました。 前回は1日単位、1週間単位の話で終わりにしました。 今回はそれよりも長いスパンでの「コース料理」の話です。 前回のことを要約すると、 トレーニングには「流れ」が大事だということ、 言い換えれば目的意識を持つことが大事で、 そのために

          指導者がいない陸上競技選手のためのトレーニングメニューの立て方②

          指導者がいない陸上競技選手のためのトレーニングメニューの立て方①

          みなさん、トレーニングは順調でしょうか? 前回の自己紹介の最後で触れた予告の通り、 今回はトレーニングメニューの立て方についてお話します。 トレーニングメニューの話ですが、 最初に断っておくと、 「強くなるためにはこれをやれ」というような内容ではありません。 あくまでも主題は「立て方」です。 それを前提に、続きをお読みください。 さて、トレーニングメニューの立て方ですが、 一言で言うと 「コース料理」 です。 ん?と思われるかもしれませんね。 いや思うでしょう。

          指導者がいない陸上競技選手のためのトレーニングメニューの立て方①

          指導者がいない中高生陸上競技選手のためのブログを始めました。

          初めまして。 Jumping T と申します。 この記事のタイトルの通り、 ブログを通して指導者がいない中高生の陸上競技選手や、 書いていませんが指導に困っている顧問の先生など、 陸上競技の知識が欲しい方に向けて 少しでも役に立つ情報を書いていきたいと思います。 ちなみに短距離や跳躍種目、ハードル種目が中心になるかもしれません。 投擲選手の方、長距離選手の方、大変申し訳ないのですが、 もしかしたら見る記事が少なくなるかもしれません。 ご容赦ください。 1.ブログを書くに至っ

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