jujica
明け方、ベッドからはみ出る君を持ち上げ戻すと 寝ぼけなまこで モゾモゾと 母に寄り添いくっつく君
1年が経った。あっという間だったと思うのと同時に永遠のように長くも感じた不思議な1年であった 今日、寝かしつけの最中、ベッドで寝る体勢が整わずグルグル回転している娘の横で 「あぁこの子はもう個人なのだな」 と思えた。 今までは「赤ちゃん」という生き物だった。お世話しないと死んでしまう 食事も排泄も移動も遊びも全部一緒じゃないと出来ない儚い存在だったけど、今はもう楽しいも好きも嫌いも悲しいも眠いもわかる。出来ないことはまだまだあるけど、日々身体はもちろん、心や自我が形成され
生後100日が経った。母になって100日 我が子は急成長ばく進中 たった100日でまるで違う生物のように進化していく娘 少しづつ体が動き、作られ、感覚が研ぎ澄まされ、声が出て、景色が広がり、笑顔が生まれる 蕾から開く花弁を瞬きせずにずっと見つめているような日々 この一瞬がずっと続けばいいのにと思いながら 早くこの子と喋りたい、歩きたいとワクワクしてしまう と同時にこのままずっと眠っていてくれとも思う 母親とはなんと勝手な生き物か 毎日が手探りで何が正解で不正
うんちをして、ミルクを飲んで、眠る 一呼吸、一呼吸するたびに成長している寝息 呼吸のひとつひとつが尊い 1秒1秒が奇跡で目が離せない 産まれて来てくれてありがとう 空っぽになったお腹に寂しさはあるけれど 私の体内から生命が生まれ、育ち、外の世界に誕生した この奇跡を愛しく噛み締めて決して忘れない おめでとう ありがとう そしてよろしくね
お腹が重くて、上手く動けない 胎動もお腹の皮一枚が薄く感じるほど直接的で、い よいよ外に出てくる準備が始まっているのを感じる39週3日目 ぽっこりと出たお腹、この姿もあと数日だけの間となると寂しさがある。 私は昔から写真写りが悪く、撮られるのはもちろん自撮りも苦手だ。 そもそも自分の姿、形が好きじゃないので愛着もなく、メイクやスキンケアも必要最低限で生きてきた。 しかし、このトツキと言われる妊娠期間はどうだろう。 妊婦の姿ってこんなに美しいのかと風呂場の鏡に映る自分の姿
28週ここまで順調すぎるくらい、何事もなく過ごしていたけれど、 急なお腹の張りが続き会社を休んで病院へ 人生初めて自宅安静を命じられました。 先生に「2〜3日は安静にして様子をみてください」と言われ 「はい」と返事をしたものの 「…仕事はしても…?」とそっと聞いてみると 「絶対ダメに決まってるでしょ休みなさい」とピシャリっ怒られてしまった 会計時も受付の看護師さんに「先生に安静と言われたのですが、安静とはどの程度のものなんでしょうか」と質問してしまい、奥の診察室から
お腹の中にもうひとりの人間が宿っている 単純に不思議だ 自分のお腹の中に自分とは別の確かな胎動があり命がある このなんとも言えない感覚と気持ちをどう言葉にすればいいのかわからない 私の体の中にいるはずなのに、私にはお腹にいる君の事がさっぱりわからない 一緒にいるのに意思疎通が叶わない ただただ神秘的とも言えるような 生々しいとも言えるような 夜中になるとドコドコと内側から内臓を蹴り上げる我が子 たった数ヶ月で細胞から人間に超進化を遂げるのかと思うと 生命って本当に
アパレルデザイナーからスタートして、 エンタメ系→IT系等の会社に転々と転職 現在は建築系の会社バリスタ兼務の不思議な事務職をしています。 アメリカ人の夫は料理が上手なジャパニーズネイティブ 共通の趣味はOTAKU文化が好きなところ アニメ見ながらご飯食べるのが日課 将来は田舎暮らしして細々とカフェと雑貨のお店を持ちたいなと 夢見ています。 Noteは自分の心模様の変化の記録用に始めました のんびり好きな時にその時の気持ちを文字にしていきます
仕事中 PCと睨めっこしている時に ピクピク動く胎動を感じてふと我にかえる 一緒に仕事をしているみたいで不思議な感覚だ 職場には併設でカフェが付いているので、 私は三日に一回くらいは我慢できなくて大好きなカフェラテを 飲んでしまう カフェインを摂取してしまう私を許してくれ・・と思いつつ お腹の子と一緒にホット一息コーヒータイムというのも なかなかこれはこれで悪くないな…なんて思ってる呑気な母 子をお腹に抱えながら落ち着いて仕事できるのは 妊婦期間中だけの体験だろうと思う
旅行中の友達とskypeを繋いでみた!体調も、あって旅行には行けなかったけど、画面越しでもなんでもない事で笑ったりしておしゃべりをするのは久しぶり!コロナでなかなか会えないけど、友達と話すのってこんなに楽しい事だったんだな😂失われた日常が今では非日常に感じられるなんてあべこべ
元号が変わる時、「変なひびきの言葉だな」そう思った 昭和生まれの私は、三つの元号を跨ぐ時の旅人になってしまうねワッハッハと友達と笑っていたな 今思えば平成の終わりに私の長かった独身人生も終わった気がする 令和元年にお互いの両親に挨拶してパートナーと婚約し、 令和2年に妊娠が発覚。そのタイミングで婚姻届を提出した そして令和3年に出産する 第壱話 昭和〜爆誕〜 第弍話 平成〜自我覚醒〜 第参話 令和〜家族形成〜 ヱヴァ風に書くとこんな感じかな 令和と一緒に新しいステージが
20代に彼氏はいなかった 欲しくなかったわけではないけれど、 出会いもなく、モテるわけでもなく、積極的でもなかった それよりも趣味に没頭していたし 趣味の友達といるのが楽しすぎて毎日忙しかった とはいえ、20代後半は婚活パーティーや街コンが流行っていたので、 ひとりで参加してみたり、友達と行ったりもした。 相手を見つけたいというよりは、どんなイベントなのか興味と好奇心の方が大きかった いざマッチングしてカップルになっても数回デートしたら 面白みが何もなくて嫌になってしまう
自分が他の動物と変わらぬ、人間という生物だということに気づいてからは 妊娠したら自分の体はどんな変化を遂げるのだろう? 気持ちも人格も変わってしまうの? 生活が変わる? それとも何も変わらない? 気になって仕方がない お腹の中から自分とは別の生命体が誕生する そんな体験ができる身体を持っている! これは男性にはない特殊能力とも言えるのでは!? 宇宙の神秘すぎる 私は私の身体の変化が見てみたい! 体験してみたい! これが私の子供が欲しい最大の理由となった。 その頃同棲
20年以上毎月生理がきてその度に腹を痛めている これって毎回子供を宿す準備を体がしているというのを 恥ずかしながら30代になってから知った…というか今まで 知ってはいても、この生理現象に興味がなかった 興味が湧いたのはピルの存在を知った時 セックス頻繁にする人用の避妊薬と思っていたけれど、 生理不順を整える面や人によっては生理痛が軽くなる代物と知って 処方する事にした時 その時に生理とはどんなものなのか改めて知り わかってたつもりが改めて驚愕する なんじゃそりゃ!?
生まれて38年間。幸せな事に私は自由きままに生きてきたと思う 何かに真剣に悩むこともなく、楽しいことばかり追ってきたような気がする もちろん苦しいことも嫌なことも山ほどたくさんあった 人を恨んだり、恨まれることもあったと思う それでも総合的には「気ままに生きてきたな」という感想になる どんな占いをいつ読んでも「楽天的」というワードが並ぶのに 自分のことながら毎回納得させられてしまう 38年を振り返って色々考えると 私の生きる動機と指針は10代の頃から変わらない事に気がつ
世の中には人の数だけの人生がありそれぞれの個の感覚があると思う。 私の人生の感覚とは何か、私が子供を産むという事は私にとっての何なのか 最近は通勤中にそんなことばかり考えながら歩いている 7ヶ月になるお腹を抱えて歩く。毎日通る道の街路樹が綺麗な赤色に染まる 今まで見てた何気ない風景がやたら美しく目に付くようになった気がする 季節の移り変わりがやたら愛しく感じる 今までの日常と何かが変わっていく感覚がある これは何なのか? 私の中で何かが変わろうとしている 書きとめなきゃ