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ドイツのパンとお吸いもの

こんにちは。ドイツの来て1ヶ月が経ちますが、毎日毎日を楽しく過ごしている、というよりは1日1日どうにかこうにか、今日も何とか生きたぞ、、えらい!スーパーで買い物できたぞ、、えらい!電車に乗れたぞ、、えらい!と自分を自分で励ましながら生きています。自分で自分を褒めてどうするんだ、、とも思ったりもしますが、誰も褒めてくれる人がいないので、自分の機嫌は自分でとるしかないと開き直っております。私、今日も生きてエライ!

当たり前ですが、全く文化の異なる社会で生きていく、社会に入っていくと言うことは大変なことだなあと思います。この前、Netflixで魔女の宅急便を鑑賞(ドイツのNetflixはジブリが観れます!嬉しい!)。13歳のキキちゃんが苦労しながらもわりとすぐに環境に適応していき、自分の強みを生かして、宅配便の仕事を始める姿と、自分の不甲斐なさとを比較して、私って、、アラウンドサーティーにもなって、、、と少し考えてしまいました。。

それは置いておいて、ドイツといえばパン、パンといえばドイツ、、とにわかパンファンの私は楽しみにドイツにやってきました。やはりパン屋さんだけでなく スーパーの中のパンコーナーにも沢山のパンが置かれており、毎回毎回どのパンを買うか迷ってしまう今日この頃、、
自分の顔よりも大きなパン(Brot)から、拳サイズの小さなパン(Brötchen)まで、甘いパンから食事に合わせるパンまで、、それはそれは迷う品数。。と言うことで一人暮らしにも関わらず多めに買いすぎてしまうことも。。

そして、ドイツのパン、乾燥のせいなのか分かりませんが2日くらいすると硬くなってしまうことが多く、だからと言って捨てるのももったいない。と言うことで、家の中に硬くなったパンの小さなカケラたちが溜まっていき、徐々に山ができてしまいました。どうしたもんかと思っていたのですが、ネットでスープに入れると美味しい、、と言う書き込みを見て、じゃあ試しにと、日本から持参した永谷園のお吸い物に投入!


お吸い物とパンはさすがに合わないかな、と思いましたが、意外にこれが美味しい!ミイラの如く干からびて硬くなったパンが、お吸い物から水分をもらうことで、命を吹き返したかのように元気に。人間は体の70パーセントが水、パンは何パーセントが水かは知りませんが、もともとの水分がなかった分、スープとパンが一体になったかのようによく味が染み込んで美味しいし、染み込むまで待てずに食べても、ちょっとカリカリした食感が美味しい。
オニオンスープに浸ったバケットが、なぜあんなに美味しいのかと言うことを思い出しました。


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