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【産後】[もう復帰したの?すごいね!] が自動翻訳される件

最近、いろんな人に産後仕事復帰をしたことを連絡した。

「えっ?もう復帰するの?」
「復帰するの?すごいね!」
「子供どうするの?預けるの?」
こんな声を沢山いただいた。

産後数か月がたち、
ぼろぼろになった身体は回復してきたけど、
自分のメンタルはどうなんだろうか。
子供のことで頭がいっぱいで、自分のことは二の次になっていたけど、
自分大丈夫かな。ふと、そんな風に思い始めた。

最近なんだか小さいことでイラっとしてしまう。
産後うつの始まりなのだろうか。
周りの人からのちょっとした発言にセンシティブになってしまう。
考えすぎなんだろうけど、これがいわゆるガルガル時期なんだろうか。

「えっ?もう復帰するの?」
→私の中での自動翻訳
「えっ、まだ子供小さいのに復帰するの?お子さんかわいそう・・」


「復帰するの?すごいね!」
→私の中での自動翻訳
「すごいね!まぁ、私は子供に集中するけどね」

「子供どうするの?預けるの?」
→私の中での自動翻訳
「そんなまだ小さいのに仕事している間放置するの?
預けたほうがいいんじゃない?」

声かけてくださる方は親切に色々言ってくれているのに、
産後疲れ切ったメンタルと、
今までのようにじっくり子供に時間をかけてあげられない罪悪感から、
ひどい翻訳が頭の中でかかる。(まじでごめんみんなって思う)

そんな風に思うなら、仕事始めなきゃいいのにって
思われるかもしれないけど、色々自分で積み上げてきたものもあり、
振り切って育児に専念するという選択肢がとれなかった。

これは一般的に共感してもらえることなのか
分からないのだけど、
「まだ息子が小さいから誰かに預けたくない」という
私のわがままもあり、今は仕事を時短にして
仕事をしながら育児もやっている。

あと、自分が仕事ばりばり頑張っていた父親の背中に
幼少時憧れがあったのも、
「子供に自分が仕事で頑張っている姿を見せたい」
というエゴにつながっているのかもしれない。

***

ちなみに・・
ニュージーランドでは、産後6週間ほどは地域担当の助産師さんが
ほぼ毎週自宅まできてくれる。

具体的にどんなことをしてくれるかといえば、
・母親の体調(フィジカル・メンタル両方)のフォロー
・新生児育児の状況モニタリング
・新生児の成長具合のモニタリング
・困ったときに質問回答、アドバイス
上記のようなサポートをしてくれる。

実際産後で大変なとき、助産師さんが来てくれて本当に助かったし、
睡眠がほぼない毎日の中、自宅まできてくれるのはありがたかった。

ただ、このサポートも産後6週間まで。
辛くても支えてくれる周りの家族はいない。
(勿論夫はいるけど、それ以外で)

この時期を超えるとPlunketという地域の
コミュニティサポートグループに通って受けられるサポートもあるのだが、
基本的に「育児」の相談先になるので、ワーママのバランスのとり方や
メンタルの保ち方などの相談はしづらい
 というのが正直なところだ。

***

産後うつって、産後すぐ来るものだとおもっていたけど、
8か月とかがピークとか聞いたから、
私はそこに向かう可能性があるのかもしれない。
その可能性があるにしても、自分が大切にしているものを
見失わないように毎日を過ごしたい。

離乳食を作ったり、
息子の小さな成長を見逃さないようにしたり、
笑い声を聞いて癒されたり・・

きっとこれからキツいお仕事生活になるかもしれない。
本当にきつくなったら、ナニーに見てもらうという選択肢を
考えようと思う。

今は、まずはやってみよう の精神で。

もうすぐハーフイヤーのお祝いが待っていることだし、
息子が元気に成長していることをお祝いしつつも、
限られたサポートの中で育児している自分を認めてあげて、
(ここ大事!)
たっぷりご褒美をあげようとおもう。

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