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この社会を支える 名も無き人たち あなたもその一人

この社会は、名も無き、無数の人たちに支えられている。人はそれを忘れ、目立つ人たちが偉いと勘違いする。
 汗をかいて、コツコツ地味に働く、一人一人の会社の会社員、国や市役所の公務員、工場の従業員、建設現場の作業員、交番の警察官、学校の教師、レストランの料理人、病院の看護師、福祉施設の介護士など、働く人たちによって、この社会と人々の幸福は支えられ、人々の笑顔を作り出してる。社長、市長、政治家、教祖が偉いのではなく、汗を生きている一人一人の名も無き働く人たちこそが偉いのである。
 これは、対人援助やボランティアの世界でも同じである。
 例えば、対人援助を目的とするNPO組織でも、組織を作った代表や創始者が偉いのではなく、一人一人の名前も知られていない支援員や相談員たちこそが素晴らしいのである。このことを忘れ、自身の名声のために、マスコミに登場する対人援助やボランティア組織の活動家や企業家がいる。代表や創始者が目立ちすぎているNPO組織は、このことを忘れている。主役は、代表や創始者ではなく、困っている人たちを支援する個々の支援員である。対人援助の世界でも、本当のソーシャルワーカーは目立たず、地道に粘り強く、人を支援する。
 
 東京タワーに登ると、夜空の星たちだけではなく、地上に無数の明かりが灯っていることに気付かされる。名も無き、地上の星たちである。この社会が、この無数の地上の星たちに支えられていることを人々は忘れ、感謝することもない。
 何よりも、人のために、汗をかいて働く、あなた自身が、名も無き、素晴らしき人の一人であることを忘れてはならぬ。
 でも、神様だけが知っている。どんな有名人たちよりも、地味で目立たず、ひたすら、人のために汗と涙を流し、頑張り続ける、あなたが素晴らしいことを。
 
 


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