学校のプールについて思うこと

 確かにカネもかかるし、管理も面倒が多いよね。
 でもね。
 そんな理由で無くしちゃうのはもったいない。
 そう思いました。

 教科担任制のせいで
 丸1年間、プールに入ってなかったんですよ。
 久々にプール指導しました。
 楽しいのよ。子どもも楽しんでいます。
 テンションあがってしまう子どもにヒヤヒヤする場面もあり、指導を入れないと安全が保てないのがゲンジツだとしても。

 プール指導がきちんとできない教員は現実とファンタジーの境目がわからないんだろうと思います。教育というのはまず現実的な課題と理想との間をどう個人的に克服していくかというところからスタートするという当たり前を片時思い起こさせてくれます。
 特に小学校は2クラス、3クラスを一人で一斉に指導します。全ての子どもに気を配り、目を配り、活動的にもし、休憩と健康管理を同時に行います。その中に学びをぶっ込んでいくのです。型通りやっていてうまくいくものではありません。晴天下の雷や突然の降雨など予想外の出来事が起こります。もちろん事故なども想定の中に入れなければならないし、無理な指導は即クレームにつながります。

 困難だからやめましょう。
 今の教育現場はそんなんばっかりです。
 いやいや困難だけどやりましょう。
 その分くだらない教育委員会を削ればいいやん。
 変な調査や変なスポーツテストを削ればいくらでもプールくらいできるやん。アホな小一の壁や利権や契約のキックバックにまみれたICTなんかにカネ使うくらいならプールの管理員お願いすればいいやん。

 できっこないとやらなくちゃ。
 夢のある職場を。
 やりがいのある仕事場を。
 気付いたら1時間終わってました。そんな時間をつくろうよ。
 学習内容を終わらせることに汲々としているから、うまい授業を強要するから、通知表に縛りをかけるから、余計うまくいかなくなるんです。逆にしんどくなるんです。

 いつも思います。
 なぜ逆の取り組みをやるんだろう。
 現場の首をギュウギュウ閉めるためだけに存在する教育委員会とマスコミ、文科省と政治家、おまけのような学識経験者。
 そして学校管理職。あなたたちが発言しなくなるだけで学校は良くなるというすごく簡単なハナシです。

 定額減税しても、給特法を改正しても職員室で金銭を盗む教員は減りません。なぜならそうした行為はストレスを発散するために行われているからです。表に出てないだけで休職者、離職者の数字以上にそうしたストレスにもとづく行為というのは毎日山ほど起こっています。どうしようもないんですがね。

 みんなで楽しくプールをやりながらそんなことを思いました。

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