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誰もが通る道

このところずっと咳がとまらずゼイゼイ言っていた夫が、先日急に手足が動かなくなり、救急車を呼んで、自宅から1時間くらい離れた総合病院へ搬送してもらいました。

あんなに医療から自分を遠ざけ、自然治癒で治そうとしていたのに、免疫力がないから無理だとは思っていましたが、ベッドの上で死んだように横たわっている夫を見て、50年以上も共に人生を駆け抜けてきた相方が、今にも消えそうにしているのを見ると、何とも言えない物悲しさが込み上げてきました。

「片肺が真っ白で、水がいっぱい溜まっています。がんが転移しているかも知れません。
かなり弱ってるから、もう2度とお家には帰れないと思います。」
と若い30代初め頃の青年医師に淡々とした口調で言われました。

「お母さんは充分やり切ったよ!」
と私の娘は言っていますが、私も自分の力ではどうすることもできない、あとは天にゆだねるしかないと思っています。

夫の残してくれた縄文の家にまた気心の合う人たちが集まって来て、自分達の夢をそこで表現させて欲しいとあちこちから言われるようになりました。
7月、8月、9月、予定がポツポツ入って来ています。

夫のいのちのろうそくの火は今にも消えそうにしていますが、新たな力強い灯りが縄文の家を照らしてくれることと思っています!


オンラインショップもはじめてます。
私の器もまだ数は少ないですがアップしてますので、よろしければぜひまた覗いて下さい。
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