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ルフィ名言特別編(Vol.45)「まいったねどーも・・・おれはとんでもねェアホの船長について来ちまったらしい(サンジ)」

アーロン一味と対峙する麦わらの一味。グランドラインから連れて着た”海牛モーム”が現れるが、モームはルフィ達が島へ上陸する前に一度倒しており、ルフィ達を見た瞬間逃げようとするが、アーロンに脅され、恐怖により襲いかかると、ルフィはが自らの足を地面に突き刺し固定させ、巨大なモームをつかんで回し、”ゴムゴムの風車”によって、魚人達を一掃する。

残るは幹部達。あまりの凄惨さに村人達も見るしかない。幹部達が戦いに乗り出すと、タコのハチが蛸墨を吐き出し、足が抜けなくなったルフィは直撃をくらい、真っ黒になってしまう。そして、大きな岩をルフィにぶつけると、サンジの足技で岩を砕き、今回の名セリフ。

「まいったねどーも・・・おれはとんでもねェアホの船長について来ちまったらしい」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

ゾロも「同感だ・・・」と同様に嘆く。そして、追加の名セリフ。

「だがまァ、レディーを傷つけるようなクソ一味より、百倍いいか・・・!!」

「海賊がそんな騎士道を振りかざすとはしょせん生ぬるい」と言い返されるが、「おれの騎士道が生ぬるいか、ためしてみるかサカナマン?」と言い返すサンジは、エイの魚人クロオビと対峙する。そしてゾロはタコのハチを相手にする。


ワンピースにおけるリーダー像と仲間像

今回の名セリフは、ちょっと変わった内容ではありますが、さりげなく重要なことを言ってます。
ルフィが船長である以上、ルフィがリーダーになるわけですが、リーダーとは、目的地や方向性を決める存在です。優秀だからリーダーになるわけではありません。正しいから、立派だからリーダーになるわけではなく、目的地を決め、方向性を定めることができる人がリーダーなのです。

特に麦わらの一味は、目的は違えど、向かう方向は違うので、同じ船に乗り行動を共にするという特徴があります。そして、サンジにとっては一大決心で仲間になったわけですが、そのリーダーはどうしようもないアホだった。皆さんのリーダーがアホだったらどうでしょう?まぁ、嫌ですよね(笑)
大事なのは、嫌でも仲間でいたいと思えるかということ。そして、アホだということを受け入れられるかということです。そのポイントは、好きかどうか。波長があうかどうか。価値観が合うかどうかです。

仲間になって、してもらうことが前提であれば、アホなリーダーは嫌でしょう。優秀な人の方がいいに決まってます。でもワンピースで描かれる仲間像は、そうではありません。一癖も二癖もあって、ダメなところもあって、それでも仲間なのです。「こいつなら迷惑をかけられてもいい」そう思える人と仲間でありたいですよね。そう思えないなら、自分が変わるか、居場所を変えるしかないかもしれませんね。

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