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ルフィ名言Vol.23「死ぬことは恩返しじゃねえぞ!!!」

ミホークとゾロの戦いが終わり、その場を立ち去ったミホーク。ウソップはゾロを連れてナミを追う。

残るはクリーク海賊団。
雑用をやめる為、クリーク海賊団を追い払うルフィ。バラティエの戦うコックさんが一丸となり、海賊団と戦うが、伊達にイーストブルーの覇者ではない。そこに来たのがいぶし銀の男「鉄壁のパール」
ルフィはクリークと対峙するが、無数の武器により中々近付けない。

パールは第2部隊隊長だけあって強いものの、いざこざで血を流してから我を失い、火を炊いてしまう。さらなるいざこざで、折れたマストが直撃し、気を失う。そこに、サンジに恩があるギンが、ゼフの義足を折り、人質に取る。
サンジはギンに、「その銃、おれに向けろ」と言うと、ルフィは「お前バカかよ!!死ぬぞ!!?」と言われ、「まァな」と答える。そこでパールが目を覚まし、無抵抗のサンジを一方的に攻撃する。

サンジにとって、この店は命の恩人であるゼフの宝で、自分を助ける為に何もかもを取り上げてしまった過去に、もう何も失わせたくなかった。

サンジが子供の頃にゼフと出会い、悪天候により遭難してしまった。打ち上げられた岩山には食料がなく、そんな岩山で85日も過ごしたのだが、わずかな食料はサンジに渡し、ゼフは自らの右脚を切断して食ったのだった。サンジが、自分と同じ夢を持っていたから。

そんなゼフに対してサンジは

「おれだって死ぬくらいのことしねェと、クソジジイに恩返しできねェんだよ!!!!」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

サンジがこの店にいる理由は、ゼフに助けられたことへの恩返しだった。ボロボロになっても尚立ち上がる理由は、

「一時でも長く、ここがレストランで在るためさ」

そのサンジの言葉を聞き、ルフィは「ゴムゴムの戦斧」によって

「この船沈める」

と言い放つ。

誰もが驚き怒る。サンジも当然ルフィに突っかかるが、ゼフだけは黙って何かを納得するような表情だった。

「てめェがおれの受けた恩のデカさと、この店の何を知ってるんだ!!」

サンジがそう言うと、今回のルフィの名セリフ。

「死ぬことは恩返しじゃねえぞ!!!」
「そんなつもりで助けてくれたんじゃねェ!!!」
「生かしてもらって死ぬなんて、弱ェ奴のやることだ!!!」

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                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

ルフィも、シャンクスの左腕と引き換えに命を助けられた過去があった。だからこそサンジの気持ちも分かるが、そうではないことを知っていた。その気持ちを知ってか知らずか、ゼフもわかっていたのでしょう。

そして、ゾロが命を懸けたミホークと戦いは、ゾロが死ぬかもしれない中で、それを覚悟して見届けました。しかし、サンジが命を懸けて戦うことは認めませんでした。その違いは何か?それは「何の為に命をかけるか」ということです。
ゾロは、自分の野望の為、自分の為になら死んでも構わない、というものでしたが、サンジは、自分ではない、ゼフの為に死んでも構わないという思いであったわけです。
ゾロとサンジの命の賭け方は、似て非なるものであり、重要な違いなのです。

この命の重みを、ルフィの名セリフから、感じられますね。


ー追記

この度、「道楽舎」を設立しました!

「道楽家」になってルフィのように自由に生き、道中の至る所で、感動を発見して、面白い人生にしていきたいと思います!

興味がある方はぜひのぞいてみてくださいね!


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