ピエールショックをウラヨミ
ピエールショックをウラヨミ先日コカイン使用の罪で逮捕されたピエール瀧容疑者ですが、映画やドラマ、ラジオなど、瀧だけに多岐に渡る活躍をしていたことで、放送中止、打切り、配信中止、代役による撮り直しなどなど、芸能界を大いに騒がせています。そして、徐々に供述で背景がわかってきました。
20代の頃から使用していて、「ストレス解消」の為だった、とのことです。
上手くいっているうちは、ストレスに気付かない?
時すでに遅し。
おそらくですが、今は本人の望むような活動ができていたんだと思います。ちょっと忙しすぎたかもしれませんが、以前よりも、自分のやりたいようにやりたいことができていたのではないでしょうか。しかし、麻薬の中毒性を抜け出すことは簡単にはできません。あ、私はやってないですよ?(笑)もしかしたら、以前は本人が望む以上に、成功していって、海外でも人気があり、世界レベルで活躍していました。
私の記憶が合っているかはわかりませんが、昔はピエール瀧さんは電気グルーヴではお荷物のような存在だったように言われてた気がするんです。いい意味でですよ?(笑)電気グルーヴの音楽を生み出しているのは石野卓球さんで、ピエール瀧さんは、楽器もできなくてやれることはないから、歌ってもらうしかなかった、と言われていたような気がするんです。(違ったらごめんなさい)
望まない成功は命取り
もちろん、ピエール瀧さんに才能がなかったとは思いませんが、グループあるあるで、才能豊かな人と同じグループにいたから、成功できた、という人がいます。電気グルーヴは大人数ではないので、ピエール瀧さんの力もあったと思いますが、昔よりも今の方が、その才能を生かしていたのではないかと思います。
昔の電気グルーヴでの活躍は、本人にも思いの寄らない成功で、そこまでになってしまうとは思っていなかったのではないでしょうか?よく、宝くじに当たってしまったことで大金を手にし、人生が狂ってしまったという人がいますが、望んでいる以上の成功を手にすることは、むしろ危険なことなのかもしれません。不相応な評価や報酬は、自分を勘違いさせたり、惑わせたりしてしまうのかもしれません。
お笑いだと、リズムネタや一発ギャグが受けると、「一発屋」として名を馳せ、翌年にはテレビでは全く見なくなったりしてしまいます。しかし、笑いの実力があれば、ギャグやリズムネタがなくても、後々必ず売れてきます。リズムネタや一発ギャグももちろん笑いのセンスもいるし才能だと思います。しかし、リズムネタなんかは「禁断の果実」とも言われ、経験値やレベルに関係なく、敵を倒せてしまう超強力な武器なのかもしれません。その武器が通用しなくなったら、実は経験値とレベルの低い状態だったのがバレてしまいます。なので、強い敵がウヨウヨいる場所にはいられず、敵のいない町に潜み、同じことしか言わないモブキャラにされてしまうのでしょう。
最後に言いたいこと
話が逸れましたが、ピエール瀧容疑者を擁護するつもりはありません。やっちまったことはしょうがないです。その罰は、受けなければならないでしょう。
ただ、過去の作品をお蔵入りにしたり、販売中止にしたりするのは違うと思います。
かの坂本龍一先生も、「音楽に罪はない」と言っていますが、まさにそうだと思います。音楽にしても、松っちゃんは「作品にも罪はある」と発言していますが、確かにそうかもしれません。でも、一人で作っているわけではありません。きっと明確な答えはなく、賛否両論あるので、配信中止は回収、撮り直しというような対処になるのも仕方ないかもしれませんが、ドラマ、映画にしても、そこまでする必要はないと思います。
もちろん、事件によっては、性犯罪や詐欺、殺人など、直接の被害者がいると被害者の目がありますが、ちょっと日本は過剰なのではないかと感じます。配信や販売を止めて損害を背負わせるなら、本人に報酬を払わず、その分の利益を得たほうが、制作や販売側にとっても利益があると思うんですよね。
まぁ、日本は今「コンプライアンス」という実態のない観念によってメディアは支配されているので、仕方ないことなのかもしれませんが、「規制」は「抑圧」を生みます。いずれ何かしらの軋みや歪みによって崩壊することがあると思います。すでにそう言った影響が出てきているとも思いますが、私たちを楽しませてくれている存在が不幸になるのではなく、お金や名声だけではなく、本質的に幸せになれるようになってもらいたいものです。
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