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この素晴らしい人生に祝福を

2022年になった
今年のことを考える前に、振り返るべき事が余りにも多すぎる。

遡るのは   2019年4月
  金融機関に内定を貰った僕は、大学を卒業後  銀行員になった。
高校生の頃に憧れを持っていた職業だったし、世間体も悪くなく、堅い。
友人に話す時もどこか誇らしげだった。親もそれに安心してくれた。

しかし、入行して2ヶ月で違和感確信に変わった。
  最初の1ヶ月は、社会人とはこういうものだろう と思ったし、新卒入行ということで 勢いもあっただろう。だけど、表面上の過酷さ(規則・マナー・資格試験・課題…etc)もあったが、なによりも  古い体質なのか会社員独特なのか、僕には 居心地が悪く、やりずらさ や生きにくさを感じていた。圧倒的に僕がいるフィールドでは無いと思った。
僕が魚なら、陸にいる気分だった。すぐにいっぱいいっぱいになった。
  上司には 自分を変えなければならないと何度も言われた。
でも、私の性質に適合しないだけで  "僕がダメなんじゃ無い"  と、ずっと思っていた。何か大切なものを失ってしまう気がして 凄く嫌だった。

  ある日、1つのきっかけ・切り込み  が僕のなかに訪れた。
自宅と会社までの通勤途中に『 TSUTAYA 』があるのだけれど、たまたま 仕事の帰りに立ち寄ってみたんだ。
そこで 沢山 並んである本を眺め、「あ。」というものを手に取った。

     『 直感と論理をつなぐ思考法  』
(佐宗 邦威)
ダイヤモンド社

  振り返れば、この一冊が僕の中の 何かのスイッチを押したんだ。
大学時代は経済を専攻していた僕だったが、それでも まったく本は読んでこなかった。
  その日から、仕事帰りに TSUTAYAで立ち読みをして、気になるものがあれば買って帰り、読むというのが 日課となり、なによりもの楽しみだった。
 1ヶ月に6〜7冊ほど読んでいた。
  読む本は、自分の中に眠る潜在能力や内面探究のヒントとなるような書籍ばかりだった。
  学生の頃、哲学・宗教に熱く心を動かされてから  無形世界に対し特別な思い入れがあるのだけど、本を読むことで 「知覚」が加速するところに喜びを感じていた。また、なにより 現在の仕事を含めた環境から脱却したいという切なる想いからも「根本からの幸せ」に真剣に向き合い始めていた。
  それから丸2年。紆余曲折はあったが、本は読み続け、考え続け、色々やってみたりもした。辛くて暗い期間だったけれど、僕にとって 特別で 愉しい時間でもあった。

  2021年4月、僕は会社を辞めた
鳥籠の中から飛び出した様な気持ちだった。
他の会社に入り直すわけでもなく、今後の 具体的な計画もなかった。
しかし 希望的で、全てが もう大丈夫だ  と 僕は 感じていた。
やっと始まる、と  喜びの中に微かに緊張感があったのを覚えている。

  2021年は、思うままにやりたいことを沢山やってみた。
発信力も強まり、オンライン上での活動に熱中することが多かった。やってみたから分かった事も沢山あって、また  悩んで、考えて、思索の時間は相変わらず多かったが、いつもとは違って  歩きながら・走りながら考えていたんだ。
  嬉しかった事は、私の発信によって人が集まってきてくれたこと・素敵な出会いやコミュニケーション・自分で作ったお仕事でお金を沢山頂いたこと。。
  書ききれないが、たくさんの勉強が出来た。もちろん辛いこともあったが、自分で人生をコントロール(操縦)している感覚がはっきりと在るんだ。それはとても幸せな事だし、そこで直面する苦労こそ 本来の意味の「苦労」だと思うんだ。そう思うと、なんだか勇気が湧いてくるのを感じる。
  会社員時代、僕がしていた苦労を  当時は「これも振り返って意味があった なんて言うんだろうか」とつぶやいていたが、こうして文章に書き連ね  振り返ってみると、「意味があったな」と言ってあげられる気がして、同時に今の僕も救われる想いだ。しかしスーツ・ネクタイ姿は 冠婚葬祭以外では装わないだろうと、今 はっきりと思っている。笑

  2021年を、一言で表すと「再創造」だ。
文字通り、一度終了させて また進み出したんだ。
  そして 2021年12月は僕にとって ”陸上競技の 走り幅跳び” でいう、踏切板を思い切り踏み込んだ時だ。
  
  - 2022年
今年は 空高く飛び上がり、気流に乗るような一年にする。
  なにも心配する事はない。恐れることはない。
僕なら出来ると、誰よりも 信じている


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