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みつうろこ殿のお言葉

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言えてます。信仰や入信は、何かの危機意識から始まったりします。
カルトや新興宗教系は、病院の待合室でたむろして居ると聞きおよんでおります。

うーむ。これは西欧人(キリスト教圏の人々)を理解する上で、結構重要な書籍じゃないでしょうかね。

宇宙や科学に対する恐怖心というのを提示した小説家だったかも知れませんな。
日本の幽霊や妖怪と言った生臭い有機質とは異なる【無機質の恐怖】で、"カルト"への妄想教団への恐怖がそこにはありますな。

袁金鎧 Yuan Jin-kai(1870~1947年)

袁金鎧 Yuan Jin-kai(1870~1947年)

 清末・民国・満洲国の政治家。遼陽州の漢軍正黄旗出身。字は潔珊、号は傭廬。
 秀才資格を獲得後、日清戦争時に郷団を組織し、遼陽の警察行政を経て奉天政界に進出。辛亥革命時には奉天省諮議局副議長として張作霖の部隊を省城に駐屯させて革命派を威圧し、指導者で親族の張袴を謀殺。民国成立後は政界から一時引退して『清史稿』編纂作業に従事(1927年完成)。

 1916年に袁世凱の帝政失敗に乗じ、張作霖と共謀し

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趙爾巽 Zhao Er-xun(1844~1927年)

趙爾巽 Zhao Er-xun(1844~1927年)

 清末民国時期の官僚、政治家。漢軍正藍旗人。1874年の進士。各地の按察使・布政使などを経て、湖南巡撫や署戸部尚書を歴任し、1905年に盛京将軍となって東北陸軍(新軍)の編成、産業の振興、教育、財政、警察、衛生などの改革を進めた。湖広総督や四川総督を務めたのちの1911年、東三省総督に就任。武昌蜂起後、奉天国民保安公会会長として清からの独立や革命政権の樹立に反対し、奉天での反清・革命運動を弾圧した

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スパイに飜弄され祖國を賣つた女性群 (一) —— 臺灣日日新報(新聞) 1934.12.22-1934.12.24(昭和9)

スパイに飜弄され祖國を賣つた女性群 (一) —— 臺灣日日新報(新聞) 1934.12.22-1934.12.24(昭和9)

インテリ婦人賣笑婦らが登場
桃色遊戲の破綻から曝露
 國際政局の微妙な動きにつれ、非常時日本をうかかう恐るべき國際スパイの暗躍は極めて深刻と成り其の策謀と祕計の度は愈々巧妙と成つて來た。

 此のとき、端しなくも駐日某國大使館附武官鋪佐官海軍中尉タシエー・ミュー・クロー(二七)をめぐる、日本女性の桃色遊戲の破綻から曝露された美貌の男スパイ事件は、其の遣り口の惡辣さに對し、國民は極度の憎惡と反感を持

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甘粕正彦

甘粕正彦

1891年一1945年 軍人、官僚。宮城県仙台市出身。津中学校、名古屋陸軍幼年学校、陸軍中央幼年学校を経て、1912年に陸軍士官学校を卒業。朝鮮京畿道楊州憲兵分隊長、千葉県市川憲兵分隊長、東京市渋谷憲兵分隊長を歴任。1923年東京市麹町憲兵分隊長兼任時代、アナーキスト大杉栄らを殺害した容疑で禁錮10年の判決を受ける(甘粕事件)。3年後仮出所し、服部ミネと結婚して渡仏。
 1929年、フランスから帰

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満洲国協和会

満洲国協和会

[満洲国協和会とは何か]
 1932年7月に発足した満洲国住民への教化団体。国庫補助金が収入の91%を占めた官製団体で(1939年度)、終戦前年の1944年には、分会数5,185、会員数428万5,414名に達していた。協和会会員の民族構成をみると(1943年上半期)、86.4%を漢人が占め、日本人はわずか8.1%、朝鮮人は4.6%にすぎなかった。

[解釈と論争]
 満洲国協和会の評価については

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関東軍

関東軍

[関東軍とは何か]
 1919年4月11日公布の「関東軍司令部条例」により成立した日本陸軍の在外軍隊。司令部は当初、旅順に置かれたが、満洲事変勃発後奉天に移動し、さらに満洲国成立後は新京に進出した。最高指揮官の関東軍司令官は天皇に直隷する親任官であり、陸軍大・中将が任命された。関東軍の前身は、日露戦争後に誕生した関東都督府陸軍部。ポーツマス条約の追加約款では、日本に譲渡された東清鉄道南部支線(長春

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『林海雪原』りんかいせつげん

『林海雪原』りんかいせつげん

 戦後内戦期、中国東北における匪賊掃滅を描いた曲波の伝奇的長編小説。1957年作家出版社刊。1946年冬、少人数の分遣隊を率い、牡丹江の山岳地で国民党系在地匪賊の討伐にあたった作者の経験をもとに描かれた。謝文東、馬希(喜)山など実在の人物も登場。1960年映画化、偵察員楊子栄の活躍を描き、のちに革命現代京劇「智取威虎山」に脚色され、人気を博した。英日露などで翻訳。内戦期の土地改革や匪賊討伐の一端が

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土匪・匪賊

土匪・匪賊

 掠奪・暴行・放火・誘拐などの不法行為を行う反社会的集団の総称。しかし武力行使に長けているため、戦時には兵として勧誘され、また自発的な軍事行動をとる者も多く、その動向はしばしば社会情勢を左右した。満洲国崩壊後から1945年11月末にかけて、中国共産党(中共)は将兵と幹部計13万人を遼東半島南部・東部に送り込み、匪賊経験者が多い東北抗日聯軍を勧誘し始めた。一方、国民政府は10月から東北接収に取り組ん

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土龍山事件

土龍山事件

 日本人移民用地買収に対し、1934年3月に吉林省依蘭県土龍山で発生した農民武装蜂起。別名 依蘭事件。
 1934年1月、関東軍は吉林省東北部で100万町歩の移民用地買収に着手、これに対し依蘭県八虎力付近の住民は保董兼自衛団長 謝文東のもとに集結、東北民衆自衛軍を組織し、3月9日土龍山警察署を武装解除、10日、第六三連隊長飯塚朝吾らを殺害、その後2ヵ月にわたって第一次、第二次武装移民団を攻撃した。

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満洲映画協会

満洲映画協会

 1937年8月に満洲国政府と満鉄が折半出資して設立した特殊会社。正式名称は株式会社満洲映画協会(通称満映)。総務庁弘報処直轄の満洲最大規模の文化機構で、当地における映画の製作、配給と輸出入を独占していた。そのほか、満洲光音工業株式会社、新京音楽団、満洲恒化工業株式会社、満洲音盤配給株式会社、満洲雑誌社などの関連子会社を有した。しかし、満映に課せられた最大の使命は満洲住民に対する宣撫教化という国策

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日露協約

 1907年より16年まで四次にわたり、日本とロシア帝国のあいだで締結された外交取極。これにより日露両国間は、日露戦争による敵対関係を終結し「協商(Entente)」関係に、さらには第四次協約においては「同盟(Alliance)」関係へと移行し、日英同盟とともに当該時期の日本外交にとって基軸となった。四次の協約いずれの場合でも、日露双方が利害を有する地域が「満洲」ないしは「満蒙」であったため、当該

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