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30代後半の男性エンジニア。noteの活用方法を模索中ですが、読書が好きなので、読書記…

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30代後半の男性エンジニア。noteの活用方法を模索中ですが、読書が好きなので、読書記録をつけてます。また、素朴な草木花の写真が好きなので、『自分自身を鼓舞するための趣味の写真』を不定期で載せてます。2023年は色々な『書く』ことに挑戦してみようと思っています。

最近の記事

【読書記録#32】ひろゆき(著)『1%の努力』

 社会の成り立ちについて、色々と核心を突いている内容でおもしろかったです。著者の世の中の捉え方は参考になる部分が多くて、楽しく読み進めることができました。「最後にはすべて笑い話にできる」という精神の大切さを感じました。生きづらさを感じている時に本書を読むと、違った視点を得ることができるので心が軽くなると思いました。  日々の物事をゲーム感覚で捉えていくことが、人生を楽しむコツの一つであると学びました。また、人は環境を整えてあげると勝手に動きだすという指摘も興味深かったです。こ

    • カメラを学んでみようと思いました。

       10日前に2023年が始まりました。すでに毎日が慌ただしくなっています。しかしながら、2023年の目標をまだ立てておりません。このままでは、まずい。そこで気持ちを落ち着かせて、2023年に学びはじめたいことを宣言してみようと思います。 ①2023年に学びはじめたいこと 今年は「デジタル一眼カメラでストリートスナップを撮る!」ことをはじめたいと思います。変わりゆく街や人々の雰囲気を写真に収めていきたいと思っています。 ②なぜ、今それを学びたいのか ストリートスナップを撮る

      • トルコで熱気球に乗った思い出

         トルコ共和国に再訪して、熱気球の浮遊感を再び体験したい!  部屋の中を整理していると、数年前にトルコ共和国のカッパドキアで熱気球に乗った時に撮影した写真が出てきた。熱気球は私にとって非日常体験だったので、とてもワクワクした。「童心に帰る」ということを身を持って体験させてくれた。せっかくの機会なので、熱気球の搭乗体験を回想しつつ、学んだことを書いてみようと思う。 きっかけ 熱気球に乗りたいと思ったきっかけは、テレビの旅行番組だった。番組ではトルコの観光名所が色々と紹介され

        • お年玉に本を添えました。

          お正月に親戚たちと集まる機会がありました。 毎年、親戚の子供にお年玉を渡していますが、今年は何か工夫を凝らしてみようと思い、私が過去に読んだ本の中から一冊を選んで、一緒に渡すことにしました。親戚の子供は中学一年生なので、色々な本を読む機会も多いと思います。できれば、普段あまり読まないであろうジャンルから選んでみようと思いました。 というわけで今回選んだ本は、光文社新書さんの『文章は接続詞で決まる』(石黒圭【著】)です!!本書は常に手元に置いて、文章表現に迷った際に参照できる

        【読書記録#32】ひろゆき(著)『1%の努力』

          【読書記録#31】宇佐見りん(著)『推し、燃ゆ』

          熱烈に好きなものは、生きる糧となる。推しに対する一途で、圧倒的な熱量をもつ主人公あかりの想いに、ただただ圧倒されました。世界は現状維持されることはなく、常に変化し続ける。だから、いつか「推し」を推せない世界がやってきてしまう。「推し」が生活の中心となった場合、「推し」がいなくなることの虚無感は想像を絶すると思いました。でも、生きることは続いていくので、その状況を自分なりに解釈して、少しずつ前に進まないといけない。主人公の心情を考えると、複雑な気持ちになってきます。  面白い

          【読書記録#31】宇佐見りん(著)『推し、燃ゆ』

          【募集企画に投稿】私の暮らしメンテナンス

           メディアパルさんが『簡単得する暮らしのお手入れ』という本をネットギャリー(NetGalley)で12月10日頃まで閲覧リクエストを受け付けされており、連動企画としてnote上で「#私の暮らしメンテナンス」というテーマで募集企画をされていましたので、投稿してみることにしました。募集企画は下記の通りです。ちなみに、ネットギャリーとは「出版社が発売前の本などをネットギャリーのサイト上に登録し、読んでみたい作品にリクエストを送り、出版社に承認されると読むことができ、読書後にレビュー

          【募集企画に投稿】私の暮らしメンテナンス

          【読書感想文】『資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター』名和高司 著(日経BP) 

           本書を読み終えて、テレビでワールドカップのサッカー観戦をしていると、サッカーの試合の流れとシュンペーターの思想には共通点があるかもしれないと思えてきた。サッカーの試合は時々刻々と変化するので時間が基軸となる動態環境下である。サッカー選手が誰もいない場所にボールを蹴り出して、味方の選手が走り込んで得点するシーンがあった。シュンペーター流の見方をすると、ボールを持った選手がドリブルすることで状況に自ら変化を起し、広い視座の「ズームアウト」でパスコースを探し、誰もいない場所にボー

          【読書感想文】『資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター』名和高司 著(日経BP) 

          【読書感想文】『クライマーズ・ハイ』横山秀夫 著(文春文庫) 

           15年ぶりに『クライマーズ・ハイ』を再び読んでみることにした。読書の秋2022の推薦図書に『クライマーズ・ハイ』のタイトルを見つけた時は懐かしい気持ちとともに「航空機事故、新聞記者、登山」という単語を微かに思い出した。15年の歳月を経て、再び本書を読んでみると、私はいったい何を感じるのだろうか?そんな興味もあって、本書を手に取ってみた。  結論から言うと、再び本書を読むことでサラリーマンとしての生き様を再考する機会が得られ、充実した時間を過ごすことができた。新聞という媒体

          【読書感想文】『クライマーズ・ハイ』横山秀夫 著(文春文庫) 

          【読書感想文】『浅草ルンタッタ』劇団ひとり 著(幻冬舎) 

           小説は音楽を奏でることができるのだろうか?『浅草ルンタッタ』を読む前の私は「小説は人物の内面を表現することに向いているけど、映像メディアと違って小説と音楽の組み合わせは相性が悪いのではないか」と考えていた。そんな私の考えを一変させてくれたのが、この『浅草ルンタッタ』だ。まるで演劇を観ているようにテンポよく物語が進み、そして歌声が聴こえる錯覚に陥る。新感覚の小説であった。  幻冬舎noteでは『浅草ルンタッタ』のことを「圧倒的祝祭に満ちた物語」と紹介されている。読書前は何の

          【読書感想文】『浅草ルンタッタ』劇団ひとり 著(幻冬舎) 

          【読書感想文】『歴史思考』深井龍之介 著(ダイヤモンド社) 

           『歴史思考』というタイトルから難解な話題の本かと身構えてしまいましたが、違いました。笑いながら読めて、しかも深い話が詰まっている本でした。歴史上の偉人達が多く登場してきますが、著者の切り口が面白くて、大局的な視点を持つことができ、歴史を学ぶ意義を再認識することができました。  歴史を振り返りながら、価値観には「絶対」がないということが良くわかりました。現代社会の常識は、過去の世界では非常識になる場合や未来の世界でも非常識になってしまう可能性があることに気づかされました。著

          【読書感想文】『歴史思考』深井龍之介 著(ダイヤモンド社) 

          【読書感想文】『マイノリティデザイン』澤田智洋 著(ライツ社) 

           コピーライターとして活躍していた著者が、生まれた息子さんの障がいをきっかけとしてキャリアを再構築し、「ゆるスポーツ」という社会の新しい「場」を創出するまでの苦悩と挑戦が丁寧に書かれていました。私はエンジニアなので広告業界で働いているわけではないけど、業界の垣根を越えた著者の生き方に感化されて、自分自身の生き方を再考する機会を頂きました。環境が変われば価値観も変わり、自分で生き方を決めていけるのだと改めて思いました。生き方には無限の可能性があり、同じ時代を生きている著者がリア

          【読書感想文】『マイノリティデザイン』澤田智洋 著(ライツ社) 

          【読書感想文】『カニカマ人生論』清水 ミチコ 著(幻冬舎)

           著者である清水ミチコさんのことは、モノマネタレントとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。「笑い」に対して真剣に向き合っている著者が語る人生論とは何なのか。自伝エッセイとのことであるが、どんな人生を歩まれてきたのか。「清水ミチコさんが、現在の”清水ミチコ”になれたのは何故なのか」ということを知りたくなり、本書を読んでみることにしました。『カニカマ人生論』というタイトルからはまったく想像できなかったけど、本書を読み終わると、気持ちがとても軽くなりました。本書を通して、著者

          【読書感想文】『カニカマ人生論』清水 ミチコ 著(幻冬舎)

          【読書感想文】『内臓とこころ』三木成夫 著(河出文庫)

           河出文庫の「読書の秋2022」の紹介noteで、本書は「このタイトル、この装画につられ、自然と手が伸びるという方は限られるのでは。」と紹介されていた。私が好んで読む本のジャンルとは少し系統が違うので、今回の「読書の秋2022」が無ければ本書と私との接点は生まれなかったと思う。だからこそ、本書との出会いに感謝したい。本書から”人間”に対する新しい見方を教わり、子育てをしている身としては色々と考えさせられた。本書をもし一言で表現するとすれば、「著者の三木成夫先生(解剖学者)の学

          【読書感想文】『内臓とこころ』三木成夫 著(河出文庫)

          【読書感想文】『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』(早川書房)

           表紙の可愛い絵柄に魅かれて手に取りました。本書の予備知識は何もなかったので、タイトル『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』から、ほのぼのとした世界観の物語だと勝手に想像していました。さて、どんな文章で物語が始まるのか。きっと、朝の素敵な風景描写とかだろうなと妄想を膨らませていました。  そして、1ページ目。私の予想は大きく外れ、「パン屋の中で女の子の死体」を発見するところから物語が始まりました、、、、。強烈な場面から物語の幕が上がり、私の頭の中には沢山の???マークが飛び交い

          【読書感想文】『パン焼き魔法のモーナ、街を救う』(早川書房)

          【読書記録#30】青山 美智子(著)『赤と青とエスキース』

           読書を終えると、とても温かい気持ちになることができました。一つの絵(エスキース)が生まれ、そして長い旅の過程で様々な人達の人生と交差していく様子をじっくりと味わうことができました。もし”絵”に意識があるならば、"絵"の前で展開される人間模様はどのように見えるのだろうか?喜劇か、または悲劇か。人々を魅了する"絵"には、それ相応のストーリーがあるのかもしれないと思いました。  本書の絵の額縁のエピソードを読むことで、今まではあまり意識してこなかった額縁に注意を向けれるようにな

          【読書記録#30】青山 美智子(著)『赤と青とエスキース』

          【読書記録#29】新川 帆立(著)『元彼の遺言状』

          主人公の女性弁護士の逞しい姿に、ぐいぐいと惹きつけられて一気に読み終わりました。そして、個性的なキャラクター達による痛快なストーリー展開を楽しむことができました。”遺言状”という言葉には重苦しいイメージをどうしても抱いてしまうけど、本書のような奇妙な内容は故人を偲ぶ気持ちを軽く超えていくインパクトがありました。本書のところどころで男性陣を斬っていく発言内容も気持ち良かったです。 男性が女性にプロポーズして、指輪の値段が安いと言われて、さらにお金を工面するために内臓を売るよう

          【読書記録#29】新川 帆立(著)『元彼の遺言状』