本は全部読まなくていい
梅雨時の読書
梅雨の長雨が続いています。みなさん読書していますか?
私は元々、本は割と好きな方で、以前は小説をよく読んでいました。特に好きなのは史実や歴史といった分野で、日本の南北朝時代、戦国や幕末、中国の三国志の時代など戦いの歴史は読んでいて心躍ります。
ただ、新書といわれる実用本やビジネス本は全く読みませんでした。
それが最近になって、投資に興味が出始めたころから、投資に関する本やビジネス書籍、心理学に関する本などジャンルを選ばず読むようになりました。
ただ、私は読むのが遅いので、難しそうな本になると途中で何日も読むのを止めてしまったりしてなかなか読み進まないことも多くありました。
そんな時にタイトルで気になったメンタリストDaiGoさんの「知識を操る超読書術」を読むことになりました。
目から鱗、本は全部読まなくていいらしい
私は本を読むときと読まない時期があったりするので、本屋さんで面白そうな本を見つけると、とりあえず買ってみるのですが、気分が乗らなかったり、読み始めると寝不足になるからという理由ですぐには読まずに本が積みあがっていたりします。
友人には読書家な人もいて、以前彼は「呼吸をするように本を読む」といっていました。
それはちょっと言いすぎじゃ~ん?とその時は思っていましたが、この本を読んでなるほど~と思う部分が多くありました。
DaiGoさんは月に300冊、1日20冊程度の本を読むそうです。
いや、それは無理でしょ。
1日1冊でも読み終わらないのに、1日に20冊を読むのはパラパラ~っとページをめくるだけで内容を覚えてしまえる瞬間記憶術の天才くらいでしょう。
正直そう思ってしまいます。でも、DaiGoさん曰く、本は全部読む必要はない。本を読む前に適切な手順を踏むことで、すべてのページを読むことなく自分にとって必要な情報を得ることが出来るということです。
また、ただ単に速く読む速読をすることは記憶の定着率が低いことが証明されているということです。
本の読み方
本書では様々なテクニックが紹介されていますが、大事な部分として読書は本文を読む前から始まっているということです。
それは、タイトルや帯の凝縮された紹介文、目次など本の内容を凝縮した部分にまず注目するということ。その時点で、自分が知りたい内容、得たい情報がそこに書いてあるか当たりをつけること、その章にどのようなことが書いてあるのかを事前に想像することなどが大事です。そのようにすることで、自分が興味のある所から読み進めることが出来、全体を読む必要がないので飽きが来ることもありません。また、事前に内容を予想して読むことで答え合わせのような効果もあり、記憶にも残りやすくなります。
他にも様々なテクニックが紹介されていますが、とにかく全てを読む必要はないということが分かっただけでも、最後まで読み進めなければならないという読書のプレッシャーから解放されます。
また学習効果の面においても記載があり、読書中に疲れたら一端寝ても良いというインターリーピング睡眠が紹介されています。
勉強と勉強の合間に睡眠を取ることで約2倍の記憶力、想起能力に違いが出るそうです。やはり、学生の時の一夜漬けで徹夜するよりも、一度寝て朝に復習する方が効果が高いんですね。
また、時間がない人向けに紹介されているのがウェイクフルレストで、読書や勉強の合間に4-6分のあいだ目を閉じて、何も考えずにぼーっとしているだけでも記憶の整理が進み記憶の定着率が10%高まるということです。
これはとても実践的ですね。
ほかにもいろいろ紹介されているので、ぜひ読んでいただければと思います。
私もこれからはとりあえず読みたいところから読むようにして、必要に応じてその他の部分も読んでいくようにしていこうと思います。
みなさんもたくさんのいい本に出合えるといいですね。
それでは。
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