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仏教

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2021年7月の記事一覧

【自分らしさを考える】

【自分らしさを考える】

自分に合った生き方を全うすることはとても大切です。

「太陽は昼にかがやき、月は夜に照し。武士は鎧を着てかがやき、バラモンは瞑想に専念してかがやく。ブッダはつねに威力もって昼夜に輝く。」

ダンマパダ経典より

意味
太陽は昼を明るく照らし、月は夜を静かに照らす。武士は武力を制して人々を守り、善き人間であるものは修行によって輝く。
人間として生まれたからには、思考ができるという特性を生かして、知恵

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今、別れを乗り越えようとしている人へ【諦めるの本当の意味】

今、別れを乗り越えようとしている人へ【諦めるの本当の意味】

仏教用語四苦八苦の一つである「愛別離苦」

愛する人との別れは人間の苦しみの中でも相当辛いものであります。

これは愛する人が戻ってこないと諦めようとしている人に読んで欲しい仏教の教えです。

「自灯明」「法灯明」

・自分を灯火として生きること
・教え、世の中の真理を求め生きていくこと

諦めるという言葉は「サトヤ」というサンスクリット語が語源だと言われています。

サトヤとは「真理や悟り」を意

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【心の主は自分であると自覚する】

【心の主は自分であると自覚する】

ダンマパダという経典の中に

「心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。心をおさめたならば、安楽をもたらす。」

という一節があります。

人間は普段「心」によって「動かされて」います。

こうしたい、ああしたい。

眼 さまざまなものを見て
耳 さまざまな音を聞いて
鼻 さまざまな香りを嗅いで
舌 さまざまなものを味わって
触 さまざまなもの

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【自分らしく輝く】

【自分らしく輝く】

太陽は昼に輝き
月は夜に照る
王族は武装に輝き
バラモンは坐禅瞑想をして輝き
ブッタは威光によって全てを照らす

ダンマパダ経典より

意味
太陽には太陽の、月には月の、王族には王族の、修行者には修行者の輝き方がある。
ブッタはブッタの輝き方で万民を照らす。

「隣の芝生は青く見える」

という言葉があるように、人は自分の持っていないものを求めてしまう生き物です。

あの人はお金持ち、良い立場、良

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