記事一覧
国際秩序におけるウクライナ戦争――小泉悠『ウクライナ戦争』『現代ロシアの軍事戦略』書評 ――
1. 「ハイブリッドだが古典的な戦争」としてのウクライナ戦争――本書の意義 『ウクライナ戦争』は、日本随一のロシアの軍事・安全保障の専門家である著者が、目下進行中の戦争についてその原因と経過を網羅的に論じたものであり、『現代ロシアの軍事戦略』は、その背景となるロシアの軍事戦略について体系的に、本戦争の前段階と言える2014年のウクライナ危機を踏まえつつ論じたものである。ウクライナ戦争に関する現
もっとみる