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人間の根源が詰まった進化心理学が詰まった記事の紹介

進化心理学が何も語れない。
ダーウィンが提唱した進化論、ドーキンスの利己的な遺伝子、ハミルトンの提唱した包括適応度などさまざまな面で、人間というものが解明されつつある。

その進化心理学の詰まった記事を見つけたので、紹介したい。これはやばい。

まずは、「進化心理学とは?」

進化生物学における理論や事実を十分に考慮した心理学研究 

平石 界, 長谷川 寿一, 的場 知之,王 暁田, 蘇 彦捷. (2018).『進化心理学を学びたいあなたへ』.東京大学出版会. p.19,104.
Daly & Wilson. (1999). Human evolutionary psychology and animal behaviour. Animal Behaviour. p.509-519.

Evolutionary psychology is one of many biologically informed approaches to the study of human behavior. Along with cognitive psychologists, evolutionary psychologists propose that much, if not all, of our behavior can be explained by appeal to internal psychological mechanisms. 
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(訳)進化心理学とは、生物学的な情報に基づいて、人間の行動を研究する
アプローチの1つである。認知心理学者と進化心理学者は、ともに、すべてではないにしても、人間の行動の多くは、内的な心理的メカニズムから説明できるとしている。

First published Fri Feb 8, 2008; substantive revision Wed Sep 5, 2018, Stanford Encyclopedia of Philosophy

こんなことを言ってもなんとなくしかわからない。

そこでこの記事が素晴らしいと思ったので読んでみてほしい。(少し長いかもしれない。)

記事の紹介

サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具

先に書いた進化心理学とは?は言葉だけで表すと「進化論と心理学」の融合分野のように感じるが、それだけではない。

進化心理学には、絶対的な根幹が存在する。それはたとえば、「人間は動物である」など。
概略にまとめた記事を前に書いたので載せておく。(上の記事には勝てないので…)

人間が動物、脳は体の一部。

神聖化していた人間を現実に引き戻す

人間を特別視する見方はいまだに多い。全ての生物より優れている。他は劣っている。
確かに生物ピラミッド上はそうかもしれないが、人間も動物であることは誰も否定しようがないはずなのである。

なのに、人間は動物だという意識が薄い。

特に社会科学の全盛期、この思想は強かった。

対して、進化心理学は、絶対的に「人間は動物」であり、動物界の一部でしかなく、それ以外の何でもない。

その人間も環境に適応するために、100万年、1000万年の単位で進化してきた。ヒト以外の動物も同じである。
奇妙にも文化や芸術、言葉などを持っているのが人間なだけである。それも進化心理学は俯瞰的な立場で見て、進化と結びつけて説明ができている。(できていない部分もあるのだが。)


進化心理学はまだまだ発展途中

進化心理学はさまざまな立場を覆すようなことが多々存在する。そのたびに叩かれることが多い。そして、倫理的にどうなんだという実験も存在する。

だけど、それが人間を解き明かすための一つであり、その先には、表層の経済学、恋愛、食生活などに全て行き着く。それが面白い。

研究の世界だけでなく、ビジネスでもゲームでもいきつく進化心理学を解くとご覧あれ。

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読んでくださり、ありがとうございました。
ぜひぜひ、いいね❤︎をお願いします!

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ついでに………

一応、本も紹介しちゃう!

『進化心理学から考えるホモサピエンス』


『進化心理学を学びたいあなたへ』


この記事に載ってるよ!!



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