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日本人に足りない思考を"Creative"にする近道ー『実践 スタンフォード式 デザイン思考』

"デザイン思考とはマインドセットだ"

これを主張したいのが、U-NEXT CXOのジャスパー・ウ(Jasper Wu)さんです。本人が書いたnote記事(U-NEXTのページ)がありますので、ぜひ読んでみてください。

その人が書いた本が、今日、紹介したい『実践 スタンフォード式 デザイン思考: 世界一クリエイティブな問題解決』です。

ぜひ、これを読んでいいなと思ったら、いいねや引用紹介などをしてくださると嬉しいです。また、書籍も読んでいてい楽しいのでぜひ!

目次

デザインをするのはプロだけじゃない。

デザイン思考とは何か?

まず、デザイン思考という流行の言葉を知っているけれどもいまいち何かわかっていないというのが現状の人が多いでしょう。また他の書籍を読んでもいまいちパッとしないのも僕もわかります。

では、本書ではどのように書いてあるのか?

「人々がもつ本当の問題を解決する」ためのマインドセット

『実践 スタンフォード式 デザイン思考: 世界一クリエイティブな問題解決』

マインドセット?!マインドセットは物事の見方をいうような言葉ですね。そもそも固定的な概念に持っていくものです。

クリエイティブなのに、固定的なところに持っていくのか?と疑問が生じつこともありますが、簡単に言えば、「クリエイティブな問題解決をするための一つの方法としての概念」的な感じでいいのでしょう。


この本は如何して「実践」がつくのか?

実践するのは、あなた、だからです。

デザインナーになりたいわけでも、何かをデザインするわけでもない。
確かにそうかもしれませんが、デザイン思考はあくまでもマインドセットであり、デザイナーだからしなくていいという固定概念は取っ払わなければなりません。

そして、本書については、実践の現場や実例を挙げながら、様々な問題解決方法ができていたのか?そこに共通するノウハウや条件は何か?を書いています。

日常的にもビジネスの業務でも使えるようなことばかりです。

だからこそ、実践しやすいのです。そこでポイントが書いてあります。2点です。

  1. 実際に手を動かしてやってみる

  2. 繰り返しやって身に付ける

です。これが"実践"と付けた意味なのでしょう。

本書を読むメリット

デザインナーでなくても、一般人が取り入れやすい方法や考え方が載っているのが特徴です。"実践"なので。

そして、自分やチームで考える時に使えることがたくさんあるのです。
・ブレストのノウハウ
・アイデア出しのノウハウ
などなど。

そこの考え方が順を追って作られたのがデザイン思考になります。
図にすると次のようになります。

デザイン思考のプロセス
「デザイン思考のプロセスだけではイノベーションは生まれない?説」より

この5つを明確化することによって、デザインナーがどのように考えているかも含めて、自分達がどのように解決に至れるのか、それがクリエイティブになるのか?を考えるのです。


【感想】日本人にはちょっと難しいかもしれない?!

僕がこれを読んで、実際に日本でできる人は少ないんじゃないかと思いました。たとえ、これを知っていたとしても、実践できる人は少ないかもしれない。なんて。

なぜなのか?

①共感
②定義
③アイデア(ブレインストーミング)
④プロトタイプ(アイデア検証など)
⑤テスト(ユーザーテスト評価)

この方法って、日本の教育の「正解」を求めるようなノウハウとは別なように思います。テストで高い点数を取らなければならないようにはできていないんです。むしろ子供の「珍回答」の方がよっぽどクリエイティブかもしれません。

そしてそれは日本人は特に苦手なのです。基礎的な能力は「正解」を求めてできるのに、応用が苦手なのです。

でも、そんな日本人がクリエイティブに解決方法ができる方法が唯一1つだけあるのです。

それが、これまでずっと言っている"実践"です。
考え方がすぐにできないのなら、何回も繰り返すことです。失敗することです。そしたら手に入れれるかもしれません。


そしてこの本は、その実践に落とし込むことのしやすい良書かもしれません。ぜひ、お手に取って読んでみてください。

amazonのURL貼っておきます。


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