#小説
「中途半端な関係はもう嫌だから、どちらか選んで!」
毎年1度、北区の「滝野川会館」という施設で「おちゃのこ祭祭(さいさい)」というイベントが開かれていました。施設のあちこちで、お店を出したり、普段の活動報告をしたり、舞台上で演奏やダンスなどを披露するイベントです。
北区のボランティア団体のリーダー押井さんは、「バーを開こう!」と言い出します。大きなホールの一角を借りて、カクテルなどのお酒を提供するのです。
あの人は北区ボランティアに所属していた
【小説】『メッセージ』第五章
☆あらすじ
成人式の日の夜、息子が階段から転落して死んだ。「110」という最後のメッセージを遺して――。死を目の前に、人はどんなメッセージを遺すのか。その疑問と真摯に向き合ったダイイングメッセージ・ミステリー
以前挙げた文章も一緒に載せておきます。
ちょっとずつ加筆修正しているので。
第五章を読みたい方は、以下の目次から飛んでください。
1「成人の日」
息子の遊馬が二階から降りてきた。