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なぜ自己分析アドバイス「軸ラボ」を始めたか

私は自己分析アドバイスのサービス、「軸ラボ」を主宰しています。

昨今の新型コロナで大変な思いをする21卒の学生さんたちを見ていて、軸ラボを始めたきっかけを思い出したので、書いてみようと思います。


▼自信をなくしてしんどそうな学生さんにたくさん会った


就職活動に皆さんはどんなイメージを持っていますか?

スーツ、ネクタイ、黒髪、履き慣れないビジネスシューズ、パンプス。

説明会やES締切、選考でスケジュールが埋まって忙しい毎日。

多くの情報があふれる中で生じる、迷いや緊張や不安。まあ、しんどいですよね。私もしんどかったです。泣きながらリクナビ見てました。(就職氷河期世代の03卒)

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私が、自己分析のアドバイスを始めよう!と最初に思ったのは、2008年。

就職活動が上手くいかなくて、暗くてしんどそうな顔をしている学生さんをたくさん見たことがきっかけでした。

リーマンショックの頃です。

その頃私は前職の不動産会社に勤務していて、社員訪問担当の社員として、たくさんの学生さんにお会いしていました。

会社の魅力や、仕事のやりがいをお伝えしつつ、その学生さんひとりひとりから、ゆっくり話を聞いてみると、どの方も学生時代にたくさん良い経験をされていました。

でも、

「リーダーじゃなかったし」

「計画的じゃないし」

「留学もしてないし」

「話も上手くないし」

と、

世間一般の「枠」のようなものにとらわれて、自分の良さが見えず、選考に落ちたのが続いたこともあり自信をなくしていたのです。

「本当にもったいない!」

「ひとりひとり、絶対に、それぞれの良いところがある!」

「自分のことを真剣に考える良い機会の就職活動、前向きに、楽しく取り組めたらいいのに!」

そのときに強烈に何とかしなきゃ!!!!!と思いながらも、すぐには、どうすれば良いかわからずにいました。


▼まずは身近な人から


2009年頃。弟から「友人が就活に困ってる」と相談があり、話を聴いてみることにしました。

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弟の友人は、優秀で、真面目で、一直線で、私や私の家族とも仲良くしてくれるいい子!商社志望。でもそんなに器用ではないので、自分をうまく伝えられず苦戦していた様子。

家族、子供時代、小学校、中学校、高校、大学、部活、バイト、ゼミ…とイチから振り返って色々聞いてみると

「自分よりすげえ!て思う人がいると燃える」

「無理だろ、ていうことに燃える」

「留学してて日本の良さを海外に伝えたいと思った」

みたいなキーワードが出てきて。

普通、自分よりすごい人いたら、へこまない??? 

向上心とガッツあるし、目標達成能力もすごいな!!!

商社より、国内2番手3番手のメーカーが良いのでは??

真面目さも活かせるし、ライバルがいるとこに燃えるのでは??

みたいな感じの話になり、そのまま某大手メーカーへ就職しました(すごい)。

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就職できたのは完全に彼の努力なんだけど、海外=商社のままだったら、不器用だけど根性ある彼の良さは伝わらなかったかもしれないし、

何より、「自分の良いところをちゃんと良いところだと認識できた」のが、良かったんだと思います。

自信なくしたままだと、就活って楽しくないし、何より相手に良さが伝わらないと思うんです。

自分自身の良さに、まず自信を持つことが大切だ!と、このときの経験で確信しました。

この、自分史を肯定しながら聴く、というスタイルを「軸ラボ」というサービスにしていきました。

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▼なぜ不動産屋が自己分析アドバイザーになったのか


ちなみに2009年時点、私は不動産営業ののち、その不動産会社のWEB担当をしていて、採用や面接の仕事をしていたわけではありません。

ただ、会社の方針として、全社員で採用する姿勢を大切にしていたことや、1年目から説明会や学生対応の場によく出ていたことで、就活生の悩みを聞く機会は多くありました。

それ以上に、不動産営業をしてきた経験が、自己分析アドバイザーに繋がった、という実感があります。

売買の不動産営業をしていたとき、「理想の住まい」を探すために、お客様が今まで何を大切にしてきたか、これからどんな生活をしていきたいのか、をお聴きすることを大切にしてきました。

「お客様以上に、お客様のことを知る」という営業スタイルで、とにかく聴くことを徹底していました。

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で、理想の家探しも、理想の会社探しも、一緒なんですよね。

今まで何を大切にしてきて、これからどうしたいか

家を買うお客様も、就活する学生さんも、自分自身を整理整頓できて、合うものが見つかれば、満足できる。

家探しの相談に乗るスタイルで、就活の相談にのったら、自己分析アドバイザーになった、という感じです。


余談ですが、私が今「4時間1回完結の自己分析アドバイス」で、自分史を4時間聴いているのも、不動産営業時代に最初に来られたお客様には4時間ぐらいお話を聴くのは当たり前だったから、だと思います。(長いですよね笑 でも学生さんたち話し始めるとみなさんあっという間だった、と言われます)


▼まとめ


世の中が不景気な時代(リーマンショック)に、就活落ちまくってしんどくなって、自分の良さがわからなくなって…という学生さんにたくさん会って

なんとかしなきゃ!

みんないいところめちゃくちゃあるのに!

と思ったのが、軸ラボを始めたきっかけです。


自分の歴史から自分の軸を知る

自分を知って楽しく生きよう

をモットーにしているのは、はじめの思いがあるからです。


21卒だけでなく、これからの22卒も、転職される方たちも、

就活じゃなく、進路に迷う人も、経営に迷う人も、

日常のふとしたことに悩む人も、

婚活中の人も、終活を考える人も、

ちょっと自信をなくしてる人が、自分を知って楽しく生きられるよう、これからもお手伝いしていきたいと思います。

https://www.jikulabo.com/



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