Japan_note

主に日本について、そして世界について日々学んだ事を発信します📚

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なぜ日本について学びたいのか

仕事でSDGsに関わるようになり、世界にある問題を知り、今の世界がどうなっていて、今後どうなっていくのか?を知ることがとても大切なだと気が付いたので 半年ほど前から自分なりにいろいろと勉強を始めました。 これからの世の中、多様性がとても大事で価値があるとされる時代です。 もっといろんな業界でイノベーションを起こすにも、集合知を活かす必要があると思っています。 多種多様なバックボーンを持った人々が集まった時に、その人の価値になるものは独自の経験や感性などの多様性の部分(皆と違

    • 民主主義の発生

      現代の、多数決で決める民主主義は何が起源なのでしょうか? これは原始仏教の議決方法『多語毘尼』に起源があるのではないかと言われているそうです。 多語毘尼平安時代の世の中で、俗世では氏族、家長権などのあらゆるしがらみがあるため、出家してしがらみから解き放たれ、個としてブッダに使える僧侶の間で行われやすいシステムでした。 (実際には、鎮護国家のための仏教の僧侶は「国家公務員」の立場で、大寺院の僧は、俗世の序列がそのまま作用されやすかったそうです。) 多語毘尼に基づいて「満寺

      • 仏教の変遷

        前回、日本人の宗教観について参考の本の内容をまとめました。 日本の神道・仏教<1> 日本の神道・仏教<2> 日本の神道・仏教<3> 今回は、日本における仏教の変遷ついてまとめました。 ①仏教国家創建の功罪 飛鳥時代、中国から伝わった仏教を、氏族間の私的信仰から国家的な宗教へと変えたのが聖徳太子で、そして次のような国家事業を行い、仏教国家の創建へと目指したのが聖武天皇です。 741年 国分寺創建の詔 743年の東大寺大仏建立の詔 諸国に国分寺と国分尼寺を建立して「金光明

        • 日本の神道・仏教〈3〉

          日本の神道・仏教〈1〉 日本の神道・仏教〈2〉 ⑤ 神儒釈道合一論 『ユーラシア大陸的宗教』という仮説 仏教は東だけでなく、西にも広がり、様々な形でヨーロッパに入っていることは、多くの宗教学者が指摘しています。 ユーラシア大陸的宗教とは、仏教がユーラシアの東端の日本から西端のヨーロッパまで何らかの形で広がることが出来たのは、それを受け入れる宗教的素地があったからではないかという仮説です。 日本の宗教史を見ると、少し不思議だと思うところがあります。 仏教が来て約千年経

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        なぜ日本について学びたいのか

          日本の神道・仏教〈2〉

          日本の神道・仏教〈1〉 ③仏教と神道の融合 中国の三教が調和し折衷統一したように、仏教が日本に入ってきて、神道とも調和していったのも不思議ではありませんでした(神儒仏合一論)。 日本は、この仏教と神道をどう融合していったかというと、「本地垂迹説」で説明できます。 「仏の本地はインドで、それが伊勢に垂迹して天照大神となった」。 垂迹とは仏・菩薩(ぼさつ)が民衆を救うため、仮の姿をとって現れることです。 これで簡単に神仏は一体化してしまうし、天皇の祖先は仏ということにも

          日本の神道・仏教〈2〉

          日本の神道・仏教〈1〉

          日本の各イベントや行事がキリスト教由来だったり、仏教由来だったり、神道由来だったりで、皆さんのなかにも、一度は日本の宗教観について不思議に思った事のある人は多いと思います。 なぜ、こんなにもいろんな宗教の行事やイベントを自然に受け入れることができるんだろう? そもそも日本の宗教って仏教?神道?それとも…? ①中国から伝わった仏教 宗教混沌を否定するヨーロッパの宗教思想の影響を受けて、明治元年(1868年)日本政府が公布した『神仏判然令』まで、日本では神道と仏教とが一体化

          日本の神道・仏教〈1〉

          久しぶりにnoteを投稿出来ました。ここしばらく仕事でまいったり、コロナでまいったり…。いろいろ一段落したので、また記事を無理せず投稿していきます!

          久しぶりにnoteを投稿出来ました。ここしばらく仕事でまいったり、コロナでまいったり…。いろいろ一段落したので、また記事を無理せず投稿していきます!

          神話が継続する国

          世界からみた日本の不思議なところとして、神の直系の子孫が天皇で、この天皇制が現代の日本まで続いている事、があるそうです。 継続性の保持と大改革の併存、神話と科学の発展が同時に継続的に続いている事が不思議なんだそうです。 日本人は継続性を保持し、それがいかなることがあっても継続性が保証されていると信ずるがゆえに遠慮のない改革を平然をやってのけるのだ、と。 日本の神話 律令制を中国から輸入したとき、中国は神話と統治者とは無関係の国でしたが、中国の影響を受けると逆に日本は神

          神話が継続する国

          本「日本人とは何か。」を読みながら、古代から平安時代まで歴史を学んできました。「あ…、これはあの時代からの文化!」と、ふと気がつき、日常をより意識できるようになってきました。歴史を学ぶことって、ほんとに今や未来を知ったり考えることのヒントだと実感しています。

          本「日本人とは何か。」を読みながら、古代から平安時代まで歴史を学んできました。「あ…、これはあの時代からの文化!」と、ふと気がつき、日常をより意識できるようになってきました。歴史を学ぶことって、ほんとに今や未来を知ったり考えることのヒントだと実感しています。

          日本は法律より文化

          飛鳥時代~平安時代:律令制「日本とは何か。」今回は飛鳥時代〜平安時代の律令制について。この頃、超大国・超先進国:唐へのあこがれと、同時にその勢力が朝鮮半島を南下してくる事への恐怖があったため中国の律令制を参考にしようとした。 しかし、日本は中国の『科挙』のような試験に合格した者が国政を担当するというような制度を取り入れなかった。 (※中国では官職の世襲は許されず、全中国人に科挙の受験資格があり、合格した者のみが官職につける。) 大化の改新(西暦645年) 皇極天天皇の皇

          日本は法律より文化

          「かな」は日本文化の源

          「日本人とは何か。」、今回は飛鳥〜奈良時代に生まれたとされる「かな(仮名)」です。 平安時代までの日本は、中国文化を取り入れることに躍起になっていました。現在の日本にある文化も、多くが中国が起源になっています。 そんな中で本当に日本の創造的な発明は「かな(仮名)」だったそうです。 「かな」が無ければ、日本文化も、そして現代の日本もないと言われるほど‥。 「かな」の基本的な功績 ・自分の考えを自分の言葉で書き記すこと、何の束縛もなく自由自在に記すことができるようになった

          「かな」は日本文化の源

          勝手に名乗った苗字

          「日本人とは何か。」、今回は飛鳥時代の氏族制度から日本人の苗字の起源についてです。氏族制度とは、大和政権の豪族の身分秩序のことです。 姓・氏・苗字について氏とは「うぶすじ」(生筋)の意味、または、同族の一族の意味を示し、姓とは氏の長の名称のこと。 氏族が土地・人民を所有して半独立国のようになっており、その中で最大の氏族が『天皇』であり、他の氏族と違い、祭儀権を持っていた。 魏の記録によると祭儀権を持つのは女王で、その弟か夫が諸氏族の争いを調整するのが統治で、その実態は多

          勝手に名乗った苗字

          平和な日本統一

          「日本人とは何か。」、今回は古墳時代です。 3世紀後半、前期古墳時代、農地の生産性を上げていった共同体を統括する豪族が出現します。この豪族のお墓が古墳です。 このお墓からでてきた副葬品には武器や宝飾品以外に、農具や工具があり、それによって豊穣を祈る祭儀を毎日のように行っていて、祭儀により自己の水田に豊穣がもたらされると信じていたようです。 5世紀、中期古墳時代になると巨大な大墳墓になり、6世紀になると小墳墓群になるという経過をたどります。 この頃、時代により様々な変化

          平和な日本統一

          弥生時代は、米だけでなく鉄鋼の技術や織物も揚子江の河口付近からもたらされたそうです。当時、超最先端だった中国の歴史も今後学んでみたいと思いました。

          弥生時代は、米だけでなく鉄鋼の技術や織物も揚子江の河口付近からもたらされたそうです。当時、超最先端だった中国の歴史も今後学んでみたいと思いました。

          お米でできた国

          「日本人とは何か。」、今回は弥生時代です。 弥生時代は、地球の寒冷化に伴って、稲作文化が広まっていた朝鮮半島から民族が移動し、日本に稲作がもたらされました。 作っていたのは稲穂が1.5mもある赤米です。 稲作は生産性が高かったそうです。 麦…1ヘクタール 収量1トン、米…1ヘクタール 収量3トン 稲作により定住的な集往が可能になり、また井堰や水路を造り、かつ維持するため共同作業が必要なため集まって暮らすようになりました。こういった灌漑設備は貴重な共有財産のため、それを持つ

          お米でできた国

          日本料理には縄文人の食物の名残があるようです。「栗、ぎんなん、貝、川魚、沢ガニ、エビ…」時代が変わり、料理法は変わっても、日本の天産物を料理する事は変わっていないそうです。

          日本料理には縄文人の食物の名残があるようです。「栗、ぎんなん、貝、川魚、沢ガニ、エビ…」時代が変わり、料理法は変わっても、日本の天産物を料理する事は変わっていないそうです。