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お米でできた国

「日本人とは何か。」、今回は弥生時代です。
弥生時代は、地球の寒冷化に伴って、稲作文化が広まっていた朝鮮半島から民族が移動し、日本に稲作がもたらされました。

作っていたのは稲穂が1.5mもある赤米です。
稲作は生産性が高かったそうです。
麦…1ヘクタール 収量1トン、米…1ヘクタール 収量3トン

稲作により定住的な集往が可能になり、また井堰いせきや水路を造り、かつ維持するため共同作業が必要なため集まって暮らすようになりました。こういった灌漑設備かんがいせつびは貴重な共有財産のため、それを持つものが部族を形成していきました。

社会的に共同体を維持できる組織とその組織を機能させる指導力が生育していて、共通目的で共同労働が営まれている。いわば、共同体を形成して生きる以外に生きる方法がない。

日本が早く、水稲栽培の文化で国家成立に成功したのは、これが出来えたためだったそうです。

〔感想〕
弥生時代に稲作が始まったのは記憶にありましたが、これにより国家ができていったのは、(忘れていた?)知りませんでした。説明を読むと必然な流れだと納得です。
日本という国はお米によってできたんですね。

縄文時代から食べている天産物、弥生時代から食べているお米を今も食べている。
見た目は今と違うかもしれませんが、今後しばらくは食事をするとき、古代の暮らしを想像しそうです。

一人では出来ない事も、人を集めれば出来て、大きな成果が得られる。
ここでできた部族は、国もですが、会社など含めたあらゆる組織の元でもありますね。

参考にさせて頂いている本です。

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