【オッペンハイマー】もう観た人のためのあらすじ解説【復習用】
映画の内容をほぼ書き起こしているので、復習にどうぞ。
▼はじめに:
本作の映画としての特徴として、主人公だけではなくて、その対極となる人物としてストローズの視点も加えていることが挙げられます。
この映画はカラーとモノクロの《二部構成》です。
カラーがオッペンハイマー(演キリアン・マーフィー)の裁判です。
モノクロがストローズ(演ロバート・ダウニー・Jr)の裁判です。
ある些細な行き違いを発端に関係が崩壊する二人の男を、カラーとモノクロを使い分けることで、明示的に別視点であることを示しています。これは黒澤明監督の『羅生門』の派生形であり、時制操作して同時進行で語るのはノーラン風味のアレンジだと言えます。《モノクロ=過去》だと思い込んで視聴開始した方は余計に混乱したかもしれませんね。
オッペンハイマー視点のカラー部分をFISSION(核分裂)、ストローズ視点のモノクロ部分をFUSION(核融合)とタイトルをつけているのもオシャレで格好良いですね。深い意味がありそうで、実は無さそうで、でも一周回ってやっぱりありそうな雰囲気がいかにもノーラン的です。(笑)
以下、ネタバレ全開なので、映画未視聴の方はご注意ください。
▼あらすじ:
PROMETHEUS STOLE FIRE FROM THE GODS AND GAVE IT TO MAN.
(プロメテウスは神々の炎を盗み、人間に与えた)
FOR THIS HE WAS CHAINED TO A ROCK AND TORTURED FOR ETERNITY.
(この行為により彼は岩に繋がれて、永遠に拷問された)
FISSION:1954年。アメリカで国家反逆の疑いを掛けられたオッペンハイマー(演キリアン・マーフィー)は狭い密室の聴聞会で、自身の過去の発言や行動を時代に沿って思い出しながら証言していく。
1920年代。学生時代から理屈ではなくて感覚で量子世界の真理が見えていた若き天才科学者オッペンハイマーは、ヨーロッパで大学を渡り歩きボーア(演ケネス・ブラナー)やハイゼンベルク(演マティアス・シュヴァイクホファー)など当時の最高の物理学者たちから学び、互いに影響しあって量子力学研究の第一人者になっていく。またこの時期に、同じ米国人物理学者として生涯にわたって支えてくれる友人イジドール・ラービ(演デヴィッド・クラムホルツ)とも出会う。
1930年代。アメリカの大学でオッペンハイマーは量子物理学の講義を始めて徐々に人望を集めていく。ドイツの科学者がウラニウムの核分裂に成功し、1939年にヒトラーがポーランド侵攻を開始したことで、ユダヤ人のオッペンハイマーは核爆弾の開発を急ぐ必要があると強く感じる。
一方で弟が共産党員になったことで、オッペンハイマーの交友関係はきな臭くなり始める。シェバリエのような共産党員との関わりや、学生時代の恋人のジーン・タトロック(演フローレンス・ピュー)、さらに妻のキティ(演エミリー・ブラント)も共産党員だったことでオッペンハイマーは国から安全保障上の嫌疑もかけられるようになっていった。
キティは複数回の離婚癖のある妻らしく育児に不向きだった。ここでもシェバリエ夫妻に子守を頼むなどオッペンハイマーは周囲の人間に迷惑をかけ続けるが、天才だからこそ迷惑をかけてでも使命を果たせと応援される。
1942年。グローヴス大佐(演マット・デイモン)に原爆開発の国家プロジェクト『マンハッタン計画』のリーダーに任命される。オッペンハイマーは幼少期から慣れ親しんだ砂漠ロス・アラモスに研究のために街を作り、グローヴスと一緒にアメリカ中から最高の研究者を集めていく。複数の研究者から核の軍事利用を懸念する声も上がったが、そこはナチスが先に開発するよりはマシだの一言で説得する。
1943年。エドワード・テラー(演ベニー・サフディ)が核の連鎖反応の理論を発見する。これが起きればたった一回の核爆発で大気中の原子に連鎖反応が起きて、世界が文字通り核の炎に包まれる。(*なおテラーは後に「水爆の父」と呼ばれる天才科学者である)
オッペンハイマーはロス・アラモスとは別行動でアインシュタインにも査読を依頼するが、断られる。ただしアインシュタインは一つだけ助言した。もしテラーの連鎖反応理論が正しかったら直ちに研究を中断してナチスにも情報共有しろ、そうすることで人類滅亡は防げると。
果たして、ロス・アラモス内の査読により連鎖反応が起きる確率は「ニアゼロ」だと判明し、一抹の不安が残るものの研究は続けられることになった。
引っ越しの前日にオッペンハイマーはシャバリエからアメリカ政府が同盟国であるロシアに十分な情報提供をしないことを共産党員の優秀な科学者エルテントンが嘆いていることと、彼を通せばロシアに情報提供できることを持ちかけられる。オッペンハイマーはそれを国家反逆罪にあたると断るが、それらを警察や政府に報告することはなかった。
オッペンハイマー家族のロス・アラモスでの生活が始まる。それまでの化学爆発から物理爆発で1,000倍ほど威力がアップするのでキロトンという特異な単位呼称もこのとき考案される。大きなプルトニウム爆弾(ファットマン)と、小さなウラニウム爆弾(リトルボーイ)を作る方針に決まる。
テラーは原爆よりも強力な水爆の開発を提案するが、オッペンハイマーは現実的ではないと却下する。
ロス・アラモスでは規模がどんどん大きくなり携わる研究者も増える。人員を制限しているために研究者の妻も事務員として雇用されたり、部門横断会議が開催されるようになり、情報統制がもはや機能せず個々の信用だけに頼る状態となる。そしてオッペンハイマーの身辺調査の結論は依然として出ないままである。
ストローズがロス・アラモスと敵対していると思い込んでいるシカゴ派のフェルミやシラードとも当時オッペンハイマーは極秘に研究を共有していた。シカゴの研究施設でオッペンハイマーは世界初の原子炉を見学する。守秘義務に背いた行動をグローヴスから責められることもあったが、オッペンハイマーは自身に共産党員の疑いがあることでコントロールしやすくする狙いがあるのかと論点を変えて詰め寄り、グローヴスを黙らせるなどしていた。
ロス・アラモスでの身辺調査は混迷を極め、グローヴスの部下で駐在していたニコルズ中佐(演デイン・デハーン)は苛立っていた。オッペンハイマーの身元調査はようやく通過したが、一方で共産党団体の運動を続けていたロマニッツが徴兵されてロス・アラモスから退去を命じられるといった事例もあった。グローヴスはというと、表向きには厳しい態度を取り続けたが、実態では研究者の規則違反を黙認している状態だった。それほど原爆開発は急ぐべき課題だった。
この時期にオッペンハイマーはジーン・タトロックとも面会していた。聴聞会で理由を聞かれて、彼女がまだ自分のことを愛していたからと答える。キティはオッペンハイマーと裸で抱き合うジーンの妄想を見て、聴聞会で私生活を洗いざらい暴かれるのはもう限界だと感じ始める。
オッペンハイマーはニコルズに解雇されたロマニッツと面会するためにバークレイ大学に来たが、待っていたのはパッシュ大佐(演ケイシー・アフレック)だった。パッシュはFBIに監視されるほど強固な反ロシア派で共産党員を捜査していた。オッペンハイマーはパッシュと会話しながらこれが任意の取調べだと気づきシェバリエの名前を明かさず退席したが、この出来事をグローヴスに相談した結果、グローヴスはオッペンハイマーを守るために自分に名前を教えろと凄むがオッペンハイマーが頑なに拒否したので、パッシュをドイツでの作戦に異動させた。
ボーア博士がロス・アラモスを訪問する。ボーアは核兵器を持つことに人類はまだ準備できてないと警告する。
サンフランシスコではジーンが浴槽で不審死する。別れを宣言されたから自殺したのか、それとも赤狩りの標的とされて他殺されたのか。訃報を受けてひどく狼狽するオッペンハイマーだったが、ここでも支えてくれたのは妻のキティだった。
テラーが水爆にこだわるあまりチームと不和になるが、オッペンハイマーはテラーを原爆開発チームから外してロス・アラモスで独自路線で自由に研究させることに決める。
飛んで1949年、ロシアの原爆実験を知って水爆開発を進めようとするAECに対して、オッペンハイマーは水爆技術は現時点で実践的ではないことと、これを開発したらロシアとの開発競争になるので、今こそルーズベルト前大統領の構想通りに世界で協力して核技術を共有管理するべきだと主張する。しかし現大統領トルーマンの意向とは異なるとストローズに強く反発される。
オッペンハイマーはラービからストローズには敵対するなと忠告される。また、この時にAECに加入したボーデンと初対面する。元軍人で戦闘機のコクピットからミサイルを目撃したことがあるというボーデンの話から、オッペンハイマーは核弾頭が搭載される未来を想像する。
1945年。ドイツが降伏したことでロス・アラモスの科学者の間で燻っていた原爆開発に対する疑問の声がついに抑えきれなくなる。開発反対派が勝手に開いた集会を嗅ぎつけたオッペンハイマーは、まだ日本が残っていることと、自分達はあくまで研究者であり核の恐ろしさを見せつけることで政府に軍事利用を思いとどまらせて、ルーズベルト前大統領の核技術共有構想の実現に繋げることが狙いだと科学者達を説得する。
トリニティ実験をポツダム宣言の前の7月に設定する。迅速に準備するためにオッペンハイマーは土地勘のある弟フランク(既に共産党員を辞めていた)に仕事をさせる。
シカゴ派のシラードが企画するトルーマン大統領に宛てた原爆利用停止を求める署名への参加を極秘に促すが、オッペンハイマーはこれを退ける。
原爆投下の決定会議で核兵器の恐ろしさを伝えるも、戦争を早く終わらせるという大義名分で原爆投下が決定する。
急ピッチの突貫工事や悪天候で不安は残りつつも、大統領報告期限日の午前5時30分に強行してトリニティ実験は成功する。チームは全員徹夜続きで疲労困憊で、理論上ニアゼロとはいえ連鎖反応による大気炎上が起きる可能性もあり、滅茶苦茶であった。爆破実験は極秘だったのでオッペンハイマーはキティに事前に決めた暗号で報告するのだった。「シーツを家に入れろ」と。
原子爆弾を米軍に移管し、グローヴス将軍もあっさりロス・アラモスを去る。戦地に搬送される二つの原子爆弾を見送りながら、原爆戦争の時代の始まりだと憂うオッペンハイマーだったが、傍らに立っていたテラーが「俺が水爆を作るまではな」と冗談なのか本気なのか判らないことを言う。
広島と長崎で原爆が投下されたことをラジオで聴くオッペンハイマー。第二次世界大戦は日本の無条件降伏で終了。オッペンハイマーはこの日を境に原爆で焼け死ぬ人々の幻覚に悩まされるようになる。しかし戦争の英雄になってしまった彼の本心を大衆は理解しなかった。
1945年10月。功績が認められてトルーマン大統領(演シークレットゲスト!)と面会したオッペンハイマーは弱気な発言を繰り返し、ロス・アラモスを閉鎖して土地を原住民に返却するべきだと言い放ち大統領の不評を買ってしまう。更にダメ押しで「手に血がついた気持ちです」と心境を吐露するも、大統領から「被曝者は開発者のことなど考えもしない、恨まれるのは落とすと決めた私だ」と啖呵を切られて、そのまま面会はバッサリ中断されるのだった。
1945年11月。ロス・アラモス所長の退任式典で「この施設は呪われるだろう」とスピーチしてしまうオッペンハイマーが居た。
1954年。キティはストローズにハメられたのだと最初から確信していた。アイソトープの輸出をめぐる公聴会でストローズを馬鹿にしたことを根に持っているに違いない。
オッペンハイマーはやり手のギャリソン弁護士を雇うも苦戦する。旧知のローレンスはストローズにオッペンハイマーとトルマン夫人の不倫関係がトルマンを死に追いやったと吹き込まれたからなのか協力してくれない。
聴聞会にて、ラービがオッペンハイマーの功績で原爆も水爆も完成したのだと成果を強調する。
聴聞会にて、ボーデンのフーバーへの報告書が読み上げられる。FBIの極秘資料に基づくロシアのスパイ容疑にオッペンハイマーと弁護士は打ちのめされる。
聴聞会にて、テラーがオッペンハイマーは忠誠心がある男だと証言する。しかし一方で行動や発言には理解できない部分もあったとも証言する。去り際に謝罪しながら握手を求めるテラーにあっさり握手してしまうオッペンハイマーにキティは紳士すぎると呆れる。
聴聞会にて、グローヴスは自身の信念に従い誰も簡単には信じないからオッペンハイマーも信用してないと証言する。しかし彼がロシアのスパイだったフークスの雇用には一切関わっておらず、不信があるわけでもないと断言する。
聴聞会にて、検察官ロブがキティに厳しく詰め寄り、彼女が離党後も共産党と金銭的につながりがあったことを指摘する。
かつて祖国を捨てたアインシュタインはオッペンハイマーにこんな国のためにどうしてそこまでするのかと問う。オッペンハイマーはアメリカを愛しているからだと答える。
聴聞会にて、オッペンハイマーが原爆は役に立ったことを認める。彼はあくまで政府から命令された仕事をしただけで、原爆を落とす意思決定をしたわけ訳ではないとも。そして1949年に水爆開発に反対したのは、米国が水爆を開発すればロシアも開発するしかなくなるから、まさに原爆がそうだったようにと。
しかしこれは裏を返せば1945年当時は原爆開発に良心の呵責はなかったと取れる証言だ。ではオッペンハイマーが明確に水爆開発反対の道徳的信念を持ったのはいつだったか、それは「人類は武器があると知れば全て使うと確信した時」だったと。
聴聞会の証言全体を通して、オッペンハイマーが米国に忠誠のある市民であることは認められた(=検察側はオッペンハイマーがロシアのスパイであるという立証はできなかった)。しかしながら共産党員との関わりが無いことは証明できなかった(=弁護側はロシアのスパイではないという立証もできなかった)ので、事実上の公職追放の処分がされた。傷心のオッペンハイマーはキティにトリニティ実験の暗号で報告するのだった。「シーツを家に入れるな」と。
帰宅するとキティが泣いていた。世界はあなたを許すかしら。オッペンハイマーは静かに答えるのだった。今にわかるさ。
1947年。オッペンハイマーがストローズと初対面した日。庭の池で遊ぶアインシュタインに近づくオッペンハイマー。アインシュタインは旧友を笑顔で歓迎する。
しかしアインシュタインは続けて、オッペンハイマーが原爆という大量殺戮兵器を作ったコンセクエンス(決着)を受けるべきだと凄む。
「そして、いつか人々は君を十分に罰したと思ったら、もう許した証として君を表彰するだろう。でも忘れるな。その栄誉は君の為ではない。自分たちが君を罰したことを君に許させるための物なのだ。」
それだけ言って去ろうとしたアインシュタインを引き止めてオッペンハイマーが話しかける。
「いつか地球を燃やし尽くす核爆発の連鎖反応の話をしたでしょう、あれですけどね、成功したと思います。」
ドン引きするアインシュタイン。言葉を失い、意識も朦朧として歩いて行く。だからストローズが話しかけても無視してしまったのだ。(それを猜疑心からストローズが勝手に誤解していただけで)
降り始めた雨で波紋が広がる池を見つめながら、オッペンハイマーのビジョンには何十本、何百本という核ミサイルが見えている。それらが一斉に発射されて、次々と着弾し地球を無数の炎が包み込んでいく。そう地球規模で見れば、たった一つの核爆弾が連鎖反応を起こして世界を焼き尽くしてしまうというのは正しかったのだ。水面に広がる波紋にオッペンハイマーは核弾頭の爆発を見ている。
FIN
▼時系列を整理2.0(豪華出演者ガイド):
時間軸を簡潔に整理しておきます。
▼解説:
長いです。3時間とはいえ、詰め込みすぎですよ!(笑)
オッペンハイマーがFISSIONで、ストローズがFUSIONなのは、原爆がFISSIONで水爆がFUSIONだからかもしれませんね。
シン・ゴジラと同じくらい台詞が多い映画だと思います。字幕を読むのが大変で、日本人で初見だと俳優の顔の演技をじっくり見れないかもしれませんね…😅(私はメルボルンで観たので逆に目や口元を見るのに必死でした笑)
この映画の一番重要なポイントを掴むコツは、あえて登場人物を全員覚えようとしないことかもしれません。言ってしまえばNHK大河ドラマが1年間(約50話)を使って描くような内容を、わずか180分(約4話相当)に圧縮しているので、どうしても人物描写は少なくなりますし、ダイジェストのようになってしまいます。
そうなると、元から原作の伝記(ハヤカワ文庫)を読んでいるような人でないと全員のキャラ背景まで味わうのは難しいでしょう。登場人物の解説に苦心した記事もいくつか読みましたが、人数が多すぎて短期間で学ぶには、多くの人が記憶の容量がきっと足りません。特に視聴の1回目や2回目は、人物はオッペンハイマーだけに絞り、彼が何を言われたか(誰がではなくて、何を)に集中するのが有効だと思います。
オッペンハイマーが設立したカリフォルニア大学バークレー校の理論物理学センターで、現在所長を務めているのは日本人です。その野村泰紀教授は、日本人がこの映画を観る意義として、アメリカという国の新技術に対する考え方を知ることだと語っています。
2024年現在、量子物理学の最先端では量子コンピューターの研究が盛んで、アメリカは莫大な予算を投じて取り組んでいます。なぜなら、どこかしらの「危険な他国」に先に開発されたら、ネットで繋がってさえいれば銀行から軍部まであらゆる情報セキュリティが一瞬で破られてしまうからで、これはまさに1940年代にナチスより早い核兵器開発にこだわったのとまったく同じメカニズムです。
つまり、野村教授はこの映画ではアメリカが80年前ヒロシマ・ナガサキにしたことをどう捉えているかを確認することを最優先事項とはしていません。トップレベルの科学者は常に未来志向なのだな、と感心しました。
翻って、《新技術を後先考えずに使ってしまう危険性》という普遍的な教訓に着目すれば、量子コンピューターも勿論ですが、映画制作ではAIによる脚本や俳優がこれに該当します。便利だから、安価だから、それで優れた生産性が出せるから使いまくれば良いのか?奇しくも昨年はハリウッドでAI利用に抗議する目的でストライキが脚本家組合と俳優組合の両方で決行されました。実はすごく今っぽい映画でもあるのだなあと思います。
▼もう少し詳しく知りたい人へ:
最後のアインシュタインの会話はもう少し深掘りした方が(絶対に)面白いのでこちらを読むこともオススメします。この映画の本質的なテーマの解説にもなっています。
私の全般的な感想はこちらです。一部このノートとも重複しています。
時系列に順番を入れ替えたノートはこちらです。
本文で取り上げた日本人教授の言葉はこちらでもまとめています。
実はフェミニズム映画として読み込んでも面白いオッペンハイマー。こちらの記事では女性のセリフに注目して解き明かします。
ついでに、映画の内容にはあまり関係ないですが、私はこの映画をどうしても《本物のIMAX》で観たくて昨年(2023年11月)オーストラリアに行ってきたので、そのノートもリンクを貼っておきます。興味があったら読んでやってください。(笑)
あと最後に、これも貼っておきましょう。
(了)