akagawa.junichi 赤川隼一

ミラティブという会社・Mirrativというライブストリーミングの事業をやっています。 https://www.mirrativ.co.jp/

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    スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。

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    株式会社ミラティブのエモい日々を綴っていきます。

最近の記事

GPT4の登場で急加速する「ポストAI時代」を生き抜くための羅針盤(とあるC向け起業家の2023年3月の視界記録)

ミラティブ赤川です。ChatGPTとAIの進化、すごいですね。 この数週間だけで、人間というのは「五感+1センサーで入手したデータを、脳というCPU・GPU・HDetcの複合機能を通じて演算・エンコード・デコードを繰り返し、主に自然言語の形でコミュニケーションする生物」だったのだな…ということを痛感させられています。 個人としては正直なところ動きが速すぎてまったくついていけていないのですが、、少しでも集合知を競争力にすべく、ミラティブ社ではChatGPT Plus含む5万円

    • ミラティブ社、行動指針をアップデートしました!100人超の組織で「わかりあう」ための取り組みと過程

      ミラティブ社にて、行動指針をアップデートしました。 結論から書くと、この内容に変わりました! アップデート・マイナーチェンジの背景には、100人を超えた組織特有の課題と、共通認識づくり=わかりあい の重要性がありました。 最初の行動指針策定時や前回アップデート時もnoteが残っています(この時の精神自体は今も変わらずミラティブ社内に息づいています)が、今回の2回目の改定についても、世の参考になればとも思い、背景や過程を書いていこうと思います! なぜ変えたか まず、前の

      • 2022年・ライブゲーム元年に起こったゲームの進化!ミラティブ、34億円の資金調達を行いました

        ミラティブ赤川です。昨日、34億円分の資金調達の発表をしました。 世の中的には景気逆風下での資金調達活動となりましたが、特にライブゲーミングの爆発的な可能性・常時接続SNSとしてのミラティブ独自のクリエイターエコノミーの可能性に、MIXI・マルイ・KDDI・バンナム・セガと錚々たる皆さんが躊躇なくbetしてくださいました。この場を借りても御礼申し上げます。やるぞー! ライブゲーミングの現在地=最新型ソーシャルライブゲーミングの可能性については、年明けからの連載noteで語

        • 新市場初期の「あるある」—―既存体験の「部分進化」がライブゲームでも起こる

          ミラティブ赤川です。 いま、「ライブゲーミング」が猛烈な勢いで拡大していっています。 これは、「ライブ配信とゲームが高度に融合した体験」です。 ゲーム実況にコメントをする、というだけではなく、アイテムやガチャをギフトする、協力する、ということまでできるようになったイメージです。 今回は、そうしたゲーム体験の変化が必ずしも「新作ゲーム」からだけでなくリリース済のゲームの「変化」「進化」からも起こってきているよ、という話を書いていきます(目から鱗もあると思うので、ゲーム会社

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          ありそうでなかった大市場=「誰かのためにお金を使うゲーム市場」が生まれてきています

          ミラティブの赤川です。今、ミラティブでは「ライブゲーミング」が強烈な勢いで拡大しています。ライブゲーミングが2020年代のゲーム産業の大波になることは間違いなさそうです。 ライブゲーミングをご存知ない方に簡単に説明しておきますと、これは「ライブ配信とゲームが高度に融合した形」という感じです。 ゲーム実況にコメントをする、というだけではなく、アイテムやガチャをギフトする、協力する、ということまでできるようになったイメージです。 これまでもその熱さをnoteに書いてきました

          ありそうでなかった大市場=「誰かのためにお金を使うゲーム市場」が生まれてきています

          ライブゲーミング誕生のきっかけと、プロダクトづくりへのヒント

          ミラティブ赤川です。 前回は、ビッグウェーブになってきた「ライブゲーミング」の種別を引きながら、グローバルでもどんどんサービスが出てきている様子などを書きました。 今回は、ライブゲーミングを思いついたきっかけから見る今後の展望です。 *今回は、スタートアップのプロダクトづくりやイノベーションづくりのヒントにもなるかなと思っています! きっかけ=ユーザーの発明と観察当社がライブゲーミングに張り始めたきっかけは、創業者の苦悩の果ての奇跡のひらめき…では全くなく、ユーザーの「

          ライブゲーミング誕生のきっかけと、プロダクトづくりへのヒント

          ライブゲーミング→メタバースへの道 ②「メディア型」「コミュニティ型」2つの方向性

          市場が急速にできつつあるゲームとゲーム実況の融合=ライブゲーミングについてのnoteです! 初回のnoteではライブゲーミングのユーザー体験、前回は色んなエンタメがインタラクティブになってるからライブゲームが生まれてくるよね、という話を書きました。 今回は、ライブゲーミングにも大きく2つの方向性があって、その中でも色んな発明がされていくはずだよ!という話を書いていきます。 まず、2つの方向性としては「メディア型」と「コミュニティ型」があると考えています(筆者分類)。

          ライブゲーミング→メタバースへの道 ②「メディア型」「コミュニティ型」2つの方向性

          【連載】ライブゲーミング→メタバースへの道 ① エンタメの「双方向化」

          ミラティブ赤川です。 前回のnoteでは、「ライブゲーミングのユーザー体験」にフォーカスして書きました!「ゲーム実況とゲームの融合」=ライブゲームによる、2020年代的なゲーム体験の想像が湧いていたらとても嬉しいです。 今回は、エンタメやゲームを取り巻くマクロ環境--ライブゲーミングに至った大きな流れを書いてみます。 「混ざる」エンタメとその背景まず、2020年代のエンタメのポイントは「混ざる」ことです。あらゆるエンタメが、ジャンルを「越境」して「混ざっている」時代だと捉

          【連載】ライブゲーミング→メタバースへの道 ① エンタメの「双方向化」

          2020年代のゲーム体験はこうなる!ゲームとゲーム実況の融合=「ライブゲーミング」とは

          突然ですが、ゲーム実況を見ている時にこんな経験はありませんか。 ・ボス戦やドン勝/チャンピオン直前などの手に汗握る場面で、「できるもんなら手助けしたい…!!」と思う ・ゲームプレイがあんまり上手くない配信者を見ていると「代わりにプレイしてあげたいな…!」と思ってしまう (逆に、自分がゲームプレイしていてなかなかクリアできない時「誰かここだけ代わってくれないかな…」と頭をよぎる) ・ガチャ動画の爆死リアクションが面白すぎる実況者に、「もうこっちでお金出すからもう1回回し

          2020年代のゲーム体験はこうなる!ゲームとゲーム実況の融合=「ライブゲーミング」とは

          2021年買ってよかった本・ゲーム・音楽・コンテンツ(a.k.aわかりあう願い)

          (2020年版はこちら) ミラティブ赤川です。今年もあわただしい1年だった…。今後もフルリモート宣言をした会社は順調に成長し、何を目指す会社なのか、より長期ビジョンが言語化されて、社内にも浸透し、一段次のステージに進めた感触があった。 こんなにも「わかりあう」という単語が社内に飛び交い、人と人が・自分と仲間がわかりあうことについて熱心に真剣に考えている会社は世界でもたぶんミラティブだけだと思う。誇れる良い会社になってきました。 というわけで、今年関わったあらゆる人に感謝し

          2021年買ってよかった本・ゲーム・音楽・コンテンツ(a.k.aわかりあう願い)

          コロナ収束に向かうなか、100人のスタートアップが「今後もフルリモート」を意思決定した話

          ミラティブの赤川です。すっかり寒くなりましたね! 東京のコロナ感染者数が今年最低値を迎えた10月第2週。医療従事者の方々はじめ、たくさんの人の努力で収束に向かっているのは本当に喜ばしいことです。 そんな中、逆張り的なのかわかりませんが、「ミラティブ社は今後も原則フルリモートで運営する」宣言を社内にしました。 今後のコロナ状況や、噂されている「第六波」が来るかどうかに関わらず、フルリモートの方が今後も生産性高く事業推進できる、という判断です。 *当社の事業態や組織がそうであ

          コロナ収束に向かうなか、100人のスタートアップが「今後もフルリモート」を意思決定した話

          コミットメントやディープダイブにはなぜ価値があるのか

          *YOUTRUSTでの投稿の改訂版です。ときどき雑に思考をoutputしてるのでよかったらそちらもフォローください 事業推進では、コミットメントは当たり前のように求められるし、顧客の課題にディープダイブしろ!というのもよく聞く話だ。 それらが課題解決のために「必要」なのはなんとなくわかる。 でも、どういう価値があるんだろうか? いろんな答えがあるけども、私なりの答えは、情報に独自の「質」、「独自質」が付加されるから。 情報の「量」が無限にあふれる現代において、そもそも

          コミットメントやディープダイブにはなぜ価値があるのか

          スタートアップの代表が育休を取って良かったこと・学び

          ミラティブ赤川です。第2子の誕生に伴い、6月、育休を取っていました。背景はこちら。 スタートアップの代表が育休を取ることはまだまだレアですが、今後波も広がっていきそうです。シリーズ問わず。LayerX福島さんも育休! まず、実際にやってみた実感値として、特に子ども二人目以降は、両親どちらかひとりだけで産後直後のワンオペをすることは無理ゲーと感じました。 職種問わず、男女両方の育休が当たり前になることは、社会的にとても意義のあることだと思うのでとても良い波だと考えています

          スタートアップの代表が育休を取って良かったこと・学び

          スタートアップ、社長、育休を取る

          ミラティブ赤川です。 先週、第二子の娘が生まれ、妻子が退院してくる今週から育休をとることにした。 ミドルステージのスタートアップで社長が育休を取る、というのは、まだまだ当たり前ではないようで、社内外から驚き含みのポジティブな反応ももらった(ポジティブでありがたい…)。 記録兼ねて考えたことを残しておく。意思決定を支えてくれる仲間(メンバーや投資家などのチームミラティブ)に全力感謝して、今日から2週間は全力育児である。 #良妻 がまだ入院中のこの土日は、さっそく息子とふたり

          スタートアップ、社長、育休を取る

          楽しく暴露!ミラティブ新CTO横手マンってこんな人

          ミラティブ社の新CTOに横手氏(三人称表現では主に横手マンを用いる)が就任した。 就任して取り組む真面目な話は、リリースや私が新旧CTOにインタビューしたこちら(故・任天堂岩田聡さんの「社長が訊く」 みたいで気に入っている)を読んでもらうとして、noteでは彼のキャラクターについても楽しく暴露していかんとしたい。 横手マンの登場2018年、前職を退職してぶらついていた横手マンは、笑い上戸Tさん(現・マネージャー)の紹介で創業直後の当社オフィスに現れた。 当時、我々

          楽しく暴露!ミラティブ新CTO横手マンってこんな人

          チーム・会社としての危機対応の「振り返り文化」って大事よね、という話

          ミラティブ赤川です。 2021年ももう1/4が折り返し、月日の早さはビビるレベルですが、今年も何とか順調にやっています。 エンジニアブログ「障害振り返り」最近、当社エンジニアチームが地道にテックブログを発信しつづけている。 ちょうど今週回が障害振り返りネタで、課題に向き合い続けるチームを象徴するような良いポストだったので、エンジニア諸氏にもそれ以外にももっと届くと良いなと思いnote無精を解いてみる。 ↓コチラ 私なりに解釈すると、以下のような内容。 ・障害は時には

          チーム・会社としての危機対応の「振り返り文化」って大事よね、という話