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書きたいことを。

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2024年の抱負

仕事(ライフスタイル)で行く道を探る、見つける仕事(ライフスタイル)をどうしていきたいか、まだふわふわしている部分は多いです。今年1年は頭に浮かぶやりたいことを…

izuha
2か月前
12

たのしいのに、生きたくないとはどういう状態だろうか。

たのしいのに、生きたくないとはどういう状態だろうか。 毎日たのしいことは、横たわっている。 けれど、ある日突然、身体に力が入らなくなる。 そういうときは、決まって…

izuha
6時間前
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読書日記 | 3/11〜3/17

3/11(月) 9時くらいに家を出て、会社に向かった。 向かう電車で「DESIGN SCIENCE_01」と読んだ。 ページをめくるとデザイナーの深澤直人さんの言葉からはじまる。 会社…

izuha
5日前
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わすれられてるもの| 写真

izuha
12日前
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読書日記 | 3/4〜3/10

3/4(月) 最近カメラを買って、写真を撮るようになり、1つわかったことがある。 僕は、何かを撮りたいと思うとき、その対象は、「光と影」とか「明るみと 暗がり」とか、…

izuha
2週間前
12

読書日記 | 2/26〜3/3

2/26(月) 朝、会社に向かう電車の中で「ココロノ本ノ」というPodcastを聴いた。 みすず書房から刊行されている「最終講義|分裂病私見」が紹介されていた。 仕事の休憩…

izuha
3週間前
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しらない世界で生き延びる

時折、途方もない問いに出会うときがある。 訪れるのは突然で、腰に力が入らなくなり、拍子抜けする————。 *** 今まで関わっていた人と関わりを断ち切りたいと思…

izuha
1か月前
10

せいかつのなかに佇む 書くこと、読むこと

生活をするなかで、「書くこと」と「読むこと」がそれぞれ自分の中でどのような役割がしているのかわかったように思うのでまとめようと思う。 つい最近、仕事に行けなくな…

izuha
1か月前
10

くるしいときの頑張れがいちばんくるしい

izuha
2か月前
4

胸に響くフロア

友人からライブ映像を共有してもらった。雑音が小さなライブハウスに響いている。そこはどこかわからない。機材のセッティングをしているようだった。 音楽が鳴りはじめる…

izuha
2か月前
6

会話についての会話

Aさん:私は会話が苦手なんですよね。 私:会話ですか? Aさん:はい。私の会話のイメージは、スポーツのテニスなんです。 私:あー、テニスですか。なんだかわかる気が…

izuha
3か月前
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鹿児島県 霧島市/指宿市/桜島

12月30日〜1月6日まで鹿児島に滞在したときの記録を残す。

izuha
3か月前
6

日々出会う情報

日々出会う情報で、何か、何処か気持ちの悪いものがある。 映画を観ているとき、オチに向かって誘導されていると感じるときがある。その「誘導」が心地よく感じるときもあ…

izuha
3か月前
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読書日記 12/25〜12/31

12/25(月) 今日は、クリスマスだ。雪は降っていない。東京でホワイトクリスマスはなかなかないのだろうか。心なしか去年よりも冬なのにあたたかく感じる。もう1週間も前…

izuha
3か月前
14

読書日記 | 12/18〜12/24

12/18(月) 夜、湯船に浸かりながら「きこえる」を読んでいた。QRコードが出てきて、音声を聞くのが怖くなって読み進めるのをやめた。 明日の朝、電車できこう。 12/19…

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3か月前
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読書日記 | 12/11〜12/17

12/11(月) 朝、支度をしながら「本と学びと私の時間」というラジオを聴き、会社に向かうまでの電車では「暇と退屈の倫理学」 を再読した。  退屈と気晴らしについて考…

izuha
3か月前
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固定された記事

2024年の抱負

仕事(ライフスタイル)で行く道を探る、見つける仕事(ライフスタイル)をどうしていきたいか、まだふわふわしている部分は多いです。今年1年は頭に浮かぶやりたいことを全てやった上で、雲の中にいる状態から辺りが霧になり、ぼんやりと先を見据えるのを目標にします。 エンジニアとマネージャーのバランスを探る 6月下旬までに働く時間をエンジニア50%:マネージャー50%に推移させる。 エンジニア側で小規模の保守案件でもよいので、開発責任者というポジションに着く。 マネージャー側の仕事

たのしいのに、生きたくないとはどういう状態だろうか。

たのしいのに、生きたくないとはどういう状態だろうか。 毎日たのしいことは、横たわっている。 けれど、ある日突然、身体に力が入らなくなる。 そういうときは、決まって生きたくないという感情を抱くことが多い。それはとても不安定な感情であり、死にたいというような能動的な感情でもなければ、何か辛いことがあるから投げ出してしまいたいと思うほど受動的かつ投げやりな気持ちでもないのである。涙が出るわけでもなく、息ができなくなりそうなほどに苦しいわけでもない。 「生きるの終わり行き」の列車

読書日記 | 3/11〜3/17

3/11(月) 9時くらいに家を出て、会社に向かった。 向かう電車で「DESIGN SCIENCE_01」と読んだ。 ページをめくるとデザイナーの深澤直人さんの言葉からはじまる。 会社に着くと、私の座席周辺の人たちは忙しそうに掃除をしていた。一部の人たちが別オフィスに移動するらしかった。仲良くしていた周囲の人たちもいなくなるので少しさびしい。 1時間後くらいには、周辺40人分くらいはデスクが空になり、その中で「1人」という状況になっていた。 夕方、本屋に寄り、「ハサミ男」

わすれられてるもの| 写真

読書日記 | 3/4〜3/10

3/4(月) 最近カメラを買って、写真を撮るようになり、1つわかったことがある。 僕は、何かを撮りたいと思うとき、その対象は、「光と影」とか「明るみと 暗がり」とか、そういう陰影が見え隠れする現場を目撃したとき、写真を撮りたいとカメラを手に取ることが多い。 仕事は忙しく、30分刻みのスケジュールを忙しなく過ごした。 今日から「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」を読みはじめた。 新しいプロジェクトでは、ドメインモデル・ドメイン駆動開発を採用しているということで、そのキャ

読書日記 | 2/26〜3/3

2/26(月) 朝、会社に向かう電車の中で「ココロノ本ノ」というPodcastを聴いた。 みすず書房から刊行されている「最終講義|分裂病私見」が紹介されていた。 仕事の休憩中に本屋に行き、「最終講義|分裂病私見」を購入した。帰りの電車からさっそく読みはじめた。 2/27(火) 数日前に買ったフーコーの「監獄の誕生〈新装版〉―監視と処罰―」を読んだ。序盤からかなりグロテスクな表現が多い。 いつかどこかで聞いたのを覚えている『パノプティコン(一望監視施設)』という単語をきっか

しらない世界で生き延びる

時折、途方もない問いに出会うときがある。 訪れるのは突然で、腰に力が入らなくなり、拍子抜けする————。 *** 今まで関わっていた人と関わりを断ち切りたいと思うとき、それはどこから来るのだろう。次元の違いを感じたときだろうか。 音楽を聞いているとき、映画を見ているとき、受け入れられないことがある。 理解しにくい存在、あるいは強烈に押し寄せてくる恐怖を目の当たりにするときに、受け入れられないかもしれない。 あるいは周囲との感覚の乖離、世界から離脱していく感覚、そういう外部

せいかつのなかに佇む 書くこと、読むこと

生活をするなかで、「書くこと」と「読むこと」がそれぞれ自分の中でどのような役割がしているのかわかったように思うのでまとめようと思う。 つい最近、仕事に行けなくなった。 立派な理由はなく、ただ朝に目を覚ますと身体が重く、起きる気持ちになれない。好きだった、本を読むことも、文章を書くことも「したい」という気力が失われたように感じた。 職場に『お疲れ様です。本日体調不良でお休みします。』という連絡を何日か続けて連絡した。3日目くらいで、まだ仕事に行くのは難しいように感じたので、

くるしいときの頑張れがいちばんくるしい

胸に響くフロア

友人からライブ映像を共有してもらった。雑音が小さなライブハウスに響いている。そこはどこかわからない。機材のセッティングをしているようだった。 音楽が鳴りはじめると、ステージで演奏している人々のからだは、初めからその動作が決まっていたみたいに自然に動き出す。演奏が始まって15秒くらい経つと会場の最前列の観客も、同じように横へ縦へ、からだを揺らす。他者に向けてそれらの表現を言葉という箱に入れて伝達すると、どこか気恥ずかしくなる。ライブに参加したことのない人や、大型ライブに参加す

会話についての会話

Aさん:私は会話が苦手なんですよね。 私:会話ですか? Aさん:はい。私の会話のイメージは、スポーツのテニスなんです。 私:あー、テニスですか。なんだかわかる気がします。それってもしかして硬式ですか? Aさん:そうですね、硬式のイメージでした。 私:硬式だと球が速いから。早く打ち返さなきゃって焦りますよね。今は、会話というか人と話すことは好きなんですけど、元々は苦手でした。会話してると、今話してる会話そのものよりも、この会話が途切れたら何話そうって、そういうことばか

鹿児島県 霧島市/指宿市/桜島

12月30日〜1月6日まで鹿児島に滞在したときの記録を残す。

日々出会う情報

日々出会う情報で、何か、何処か気持ちの悪いものがある。 映画を観ているとき、オチに向かって誘導されていると感じるときがある。その「誘導」が心地よく感じるときもあれば、そうではなく心地悪く感じることもある。 僕らは透明人間ではなく、幾つもの細胞で作られた、実体のある人間である。他者から自分という物質を眺められたときに、透けて見えているみたいに、私たちの中に何かを注入しようとする情報発信の仕方がある。情報とは、ネガティブな方が敏感になりやすいとどこかの本で読んだことがある。

読書日記 12/25〜12/31

12/25(月) 今日は、クリスマスだ。雪は降っていない。東京でホワイトクリスマスはなかなかないのだろうか。心なしか去年よりも冬なのにあたたかく感じる。もう1週間も前にクリスマスに関連する映画などを観てしまったので、クリスマス当日の今日には、すっかりクリスマス気分はなくなっていた。 朝、支度をしながらnakamura harukaさんの「青い森Ⅱ」というアルバムを聴いていた。今気づいたけど「Ⅱ」ということは「Ⅰ」もあるのだろうか。 会社に向かう電車で深澤直人さんの「ふつう

読書日記 | 12/18〜12/24

12/18(月) 夜、湯船に浸かりながら「きこえる」を読んでいた。QRコードが出てきて、音声を聞くのが怖くなって読み進めるのをやめた。 明日の朝、電車できこう。 12/19(火) 青山ブックセンターで行われた、「さみしい夜にはペンを持て」の刊行イベントに参加した。著者の古賀史健さんとライターの古賀及子さんの2人の対談だった。2人は主に「日記」についての話をしていた。 そのなかで特に覚えていることは、2人とも「感情をスローモーションにして、気づいたことを書く」ということを言

読書日記 | 12/11〜12/17

12/11(月) 朝、支度をしながら「本と学びと私の時間」というラジオを聴き、会社に向かうまでの電車では「暇と退屈の倫理学」 を再読した。  退屈と気晴らしについて考察するパスカルの出発点にあるのは次の考えだ。   ”人間の不幸などというものは、どれも人間が部屋にじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている。”  パスカルはこう考えているのだ。生きるために十分な食い扶持をもっている人なら、それで満