甘く、濃く鹿児島の文化を守る安心をブレンドしたお醤油
地域によって味が違うお醤油。
地元を出ても、料理で使うお醤油は出た先の土地のものではなく、幼いころから慣れ親しんだ地元のお醤油を使うことも少なくないです。
スナック菓子でも「九州しょうゆ」味があるように、九州のお醤油は甘いという事実が一般的に知られるようになってきましたが、鹿児島のお醤油は九州の中でもさらに甘いと言われています。
鹿児島の醤油が甘い背景
鹿児島の醤油が全国の中でも甘いと言われる理由には、江戸時代の砂糖の入手のしやすさや甘い料理というステータスの象徴を表すといった歴史や温暖気候による生理的欲求などが背景としてあるようです。
長崎の出島から砂糖を入手しやすい環境と黒糖の産地であることから、砂糖文化の根付く鹿児島では甘い醤油が好まれるようになったといいます。
甘い醤油の「甘い」の正体
醤油で使われる甘味料として多いのが、ステビア、甘草、サッカリンの3つ。
どれもどこかで見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
甘さは人工甘味料サッカリン
鹿児島の醤油は、この3つの中でも甘さの強いサッカリンを使用することがポピュラーです。
サッカリンの甘さこそが鹿児島の醤油の甘さの秘訣となっています。
しかし、ステビアと甘草が天然由来である甘味料である一方で、サッカリンは天然に存在しない甘味成分を人工的に合成した人工甘味料に該当します。
生涯毎日摂取しても健康被害を及ぼさないとされている反面、健康被害の懸念も払拭されていないのが現状です。
しかし、甘いお醤油は鹿児島の立派な文化。
健康も大事ですが、甘く、濃い鹿児島県民に根付くあの味を守ることも大切なことです。
人工甘味料を使わない甘い醤油をつくる
食品と健康の結びつきに関心が高まる今、人工甘味料を使わずに安心して使える鹿児島の文化ともいえる甘い醤油をつくれないか?
伝統に一手間加えた醤油づくりが始まりました。
絶対無理だと言われた人工甘味料不使用の鹿児島醤油
人工甘味料を使わずに甘い醤油がつくりたいという想いを実現することは簡単なことではありませんでした。
「サッカリンを使わずに鹿児島の醤油のあの甘さを出すのは絶対に無理だ」と言われたのです。
それでも諦めず、どうすればサッカリンを使わずに鹿児島の甘い醤油が作れるか阿久根にある佐賀屋醸造さんと試行錯誤を繰り返しました。
下園薩男商店×佐賀屋醸造の鹿児島醤油
試行錯誤の結果、鹿児島の甘く濃い味はそのままに人工甘味料を使わない安心をブレンドしたこだわりの醤油が生まれました。
サイズは150mlのボトルでお土産にぴったり。
鹿児島醤油の使い方いろいろ
刺身はもちろん、煮物に入れるなど安心して鹿児島の味を楽しめます。
イワシビルで販売している焼海老辣油と鹿児島醤油の組み合わせもリピーターの方から人気の楽しみ方です。
この組み合わせの卵かけごはんは絶品!
鹿児島醤油を販売するイワシビル
鹿児島醤油を販売をするイワシビルは
平日 11:00~17:00
土日祝 11:00~18:00(L.O17:00)で営業しています。
詳しくはInstagramをチェック!
公式サイトはこちら。
丸干しのオイル漬けやパスタソース、バタークリームなど色んな商品を取り揃えておりますので、オンラインショップもぜひ覗いてみてください。
イワシとわたしの物語
今回ご紹介した鹿児島醤油は、毎月公開しているイワシとわたしの物語にも登場しているので、是非読んでみてくださいね。
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