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海外デザイン就職 関連記事まとめ

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海外でデザイナーとして就職・勤務されている方による知見・技術に関する記事をまとめています。 読者層は日本以外にも見識を広げたいデザイナー、海外でデザイナーとして就職を考えている方… もっと読む
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30代自費留学ビザ・コネ無しからアメリカでトップデザイナーになるための技術

デザイン思考の「その次」の、21世紀中盤〜終盤の社会をデザインするため、2018年夏から渡米し、パーソンズ美術大学修了後、NYで働いている岩渕正樹 (@powergradation)と申します。 このnoteは純ジャパ、海外留学経験なし、30代社会人、グリーンカード持ち家族・配偶者なし、完全私費留学から、デザイナーという職種でアメリカの大学院修了、そのまま現地企業への就職、グリーンカード取得までを狙っていく私の、これまでの苦労や知見を残すために立ち上げました。 現在の所属

アメリカでデザイナーを採用した時のプロセスと考えたこと

2022年もあっという間に年の瀬を迎え、大寒波で氷点下15度のNYにて、今年やったことのまとめを書くべく重い筆を執っている。 昨年8月に米JPモルガン・チェース銀行にデザインストラテジストとして採用され、今年は1年通してアメリカの大企業で過ごした初めての年になった。 アメリカのメガバンクのデザイン・ストラテジーという部署で、数年から数十年先の技術や経済、社会の未来を夢想し、それをデザインの力を通じて可視化することで、新しいビジネスモデルを社会の仕組みレベルから思索したり、今

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戦略コンサル一般面接の対策(新卒MBB就活)

普段はUX関連の記事しか書かないのですが、今回は久しぶりに戦略コンサル就活について書きたいと思います。 (UX系記事に興味ある方は次回を楽しみにしててください!笑) この前はケース面接について書いたので、今回は一般面接(behavioral interview)での経験をまとめます。もしケース面接に興味がある方は以下の記事も読んでみてください👇 コンサル面接において、もちろんケース面接の比重は高いですが、一般面接も重視している企業は多い印象を受けました。また僕が受けたのは

アメリカでUX・プロダクトデザイナーになるための面接対策まとめ(パート1)

あくまで参考ですがFacebook、Airbnb、Uberといった比較的若く組織が大きいアメリカ・テック系企業のプロダクトデザイナーの面接には役に立つと思います。 LinkedInのプロフィール 僕の場合企業からのアプローチのほとんどがLinkedIn経由で来ます。面接のプロセスは3〜4のステージからなっており、最初にリクルーターや採用責任者(通常デザインマネージャー)が人材を探しますが、このときほぼ必ずLinkedInを使うので少なくとも過去と現在の職歴を記載してLink

デザインスクール留学後、北欧のIT企業に就職した理由と経緯

アアルト大学IDBM卒業後、Schibstedという北欧の会社でサービス/UXデザイナーとして働いています。ここフィンランドで働き始めて1年強になりますが、会社のことやビジネスドメイン(北欧エリアにおける不動産事情)のことなど、少しずつ理解できてきた感があります。当記事では会社と、就職までのざっくりとした経緯について書きます。 Schibsted とはどういう会社なのか日本で知られていない会社だと思いますが北欧エリアのメディア&テック・コングロマリットです。「シブステッド」

夢のDesign Strategistとして今日から働き始めます!

ご無沙汰しております。本日、念願のDesign Strategistとしてアメリカでの勤務が始まりました! アメリカではまだまだ外国人がインターンや仕事を見つけるのは難しいそうですが、幸運にも夏休みの2ヶ月間インターン生としてアメリカ企業で勤務させていただけることになりました! とても貴重な経験になるので、学んだこと、気づいたことをnoteに残せればと思っています。記憶が新しいうちに、迅速にお伝えしていきたいなと考えているので読み辛い点やリサーチ不足になってしまう点も多々

アメリカで半社会人デビューして驚いた、日米の働き方の違い

1週間といいつつ、実質3日しか経っていないですが、6月1日から、アメリカのブランディングエージェンシーで、デザイナーのインターンとして働いています。 日本からのフライトが遅れて始業2日前にNYに到着したこともあり、最初の3日間は時差ボケと寝不足のダブルパンチで途中意識が吹っ飛びそうになっていましたが、担当することになったクライアントが思ったよりスケールが大きいところだったり、早速販促物のデザインをすることになったりと、凄まじいスピード感で社会に復帰しています。 久々の(半

アメリカ企業入社前準備

私は日本で就職したことがないので日本で内定もらった後のプロセスはよくわかりません。アメリカでは入社式はありません。でもそこそこのサイズの会社ならオリエンテーションくらいはあります。その時にCEOのあいさつのビデオを見たりします。 通常入社が決まるといろいろな書類を書かされます。 IDの登録(運転免許、ソーシャルセクリティー#など) 税金のフォーム 給料振り込みのフォーム 扶養家族の登録 仕事で使うラップトップなどのリクエスト グリーンカードや労働許可証の登録

アメリカ企業での退職届

アメリカではやめるのは簡単です。雇う方も雇われる方もat willでいつでも理由なしに解雇、辞職できます。大人の常識として2週間のいわゆる2weeks noticeが薦められますが解雇の場合は即日退社、レイオフは1ヶ月程度の猶予になりますでしょうか。雇うのにはずいぶん大変なんですけどね。結婚とは逆でやめるのは至極簡単です。 アメリカでは one on oneと言って週一くらいでマネージャーとミーティングをします。これは仕事の進捗状況だけでなく色々なことを話す場です。だいたい

たくさんのRejection

この2ヶ月たくさんインタビューしてきました。もうインタビューがフルタイムの仕事かというくらいです。おかげでずいぶんお話上手になりました。やはり練習が必要ですね。昨日を最後にもうインタビューはやめました。 銀行は2社で合計7ポジションかな。募集はあるくせになかなかマッチしませんでした。最後の2ポジションはもう自分からやめました。きっと銀行は合わないんだろうなとおもました。全て最終面接まで行ったのですが選ばれませんでした。銀行のポジションではマネージャーは100%白人でした。金

去年までデザイナー経験ゼロだった私が、アメリカでデザイナー職としてインターンが決まるまで

そうなんです。報告させてください。夏に中規模のブランディングエージェンシーで、デザイナーとしてインターンができることが決まりました。 競争が激しく、決まること自体が奇跡だと思っていたので、いざ決まると実感がなくてふわふわしていたのですが、一昨日「本当に決まったんですよね?」とその会社に確認したところ、事務のお姉さんに「あなたちゃんと書類受け取ったでしょう!契約締結してるんだから大丈夫なのよ!」と半ギレされたので、ようやく安心できています。 実は先月3週目の金曜日に決まって

アメリカでUXデザイナーになるには。

ほんとに最近UXデザイナーの募集が多いいです。どこもかしこも募集しています。よくみるのは金融系、ヘルスケア、メディアなどのストリーミング系です。 UXデザイナーというのは不思議な職種で、もうそれだけでかなりの経験が必要になります。なのでジュニアUXデザイナーとかエントリーレベルのUXデザイナーの募集はほぼありません。GoogleやFacebookでオープニングがあるくらいではないでしょうか。UXデザイナーとは言ってみればお医者さんのようなもので新人でも期待値はかなり高いので

アメリカのデザインカルチャーは何がすごいのか?個の力か?組織か?スキームか?

その問いを確かめるため、実際にアメリカに来て、早4年目。いま何となく自分の中でその答えが見えてきたのでここにまとめておきたい。 トップ画像 by pch.vector あいつらは、本当にすごいのか?日本で働いていたとき、ずっと疑問に思っていた。 仕事もプライベートもアメリカ製品にまみれている。Macbook Air、iPadに、iPhone。その中身もgoogle, Facebook, amazon, Slack, notion, Twitch・・挙げたらキリがないほど、ア

デザインストラテジストの英語帳(適宜更新)

英語がやばい、英語があっという間にJPモルガン・チェース銀行に転職して1ヶ月が過ぎた。仕事としては早くも様々な分野で数年〜数十年先の未来を夢想するプロジェクトを複数リードすることになり、大変充実した日々を送っている。 一方で、チェース銀行のビジネス側のシニアマネジメントやCDO(最高デザイン責任者)に報告したり議論することもあり、英語のスピーキングをもう少しマネジメントレベルとも渡り合えるレベルに上げないとまずい感を感じている。文法というよりは、ビジネス向けの、洗練された単