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不景気な状況だからこそ、今求められること

みなさん、おはようございます。
エデュケアの山村です☺

先日から、処遇改善の話題が業界としてはホットかもしれません。しかしながらそれは一瞬だと思いますので、少し私の方でも解説、対応策をお伝えできればと思います。

まず初めに今月から始まる支援補助金の説明とともに10月以降の対応についても、合わせてしっかりと中身を理解し処遇改善計画を立て、職員一人ひとりへの丁寧な説明が必要です。

介護職員処遇改善支援補助金(障害福祉では処遇改善臨時特例交付金)が出ていますが、皆様はどのように考えていますでしょうか?

例えば、対象となるサービスごとの総報酬に交付率を乗じた試算額が、月当たり70万円とします。職員数は常勤換算で100人だとすると、1人当たり7,000円。年間84,000円。

この時点で、国が言っている「収入を月額9,000円アップ」には届きません。これを早急につたえるべきです。伝え方も重要です。

そもそもこのニュースを知らな方も中に入るので、前提としての伝え方はかなり慎重にいかなければいけません。

私でしたら「補助額の2/3は基本給か決まって毎月支払う手当に」という正攻法で月5,000円のベースアップを行うでしょう。

月給に加えて、賞与年2回で4か月分支給するので、年間16カ月で一人当たり80,000円の増。

4,000円ほどあまることも考えられますので、この分も賞与と一緒に支給する手当に上乗せして…と説明することができればいいのではないでしょうか。

こんな感じで処遇改善計画書をつくれるよう、諸規程の改正準備を進めておけばよいと思いますので、ご参考までにです。

さて本題に入ります。新型コロナウイルス感染症のピークは本州ではいつなのだろうかと話題になっております。おそらく再来週という見解も出ていますが、消費者行動もこの2週間とどまっていき事が予測されます。

そして今後もこの影響は続いていくでしょう。

改めてそのような不景気の現象はどのようなことが起こるかを解説でできればと思います。例えばこのような現象が起こるのではないでしょうか。

・新規契約が減少する
・来店数が減少する
・高額品が売れなくなり、ディスカウント思考になる
・自社の売りたい商品が売れなくなる
・販売促進効果が薄れる、「中古」「修理」「レンタル」がキーワード
・契約の更新が出来なくなる等リピート率が減ること
・金融機関からの貸し渋りが出てくる
・元請会社の業績不振で発注が減る
・ノルマを一層課され、労働時間も増える、特に営業部門が言えるでしょう
・生産がストップし、従業員の給与が減る、こちらは特に製造部門がその対象でしょう
・従業員が会社や社会に不安を抱き、モチベーションを下げ始める
・従業員に過度なストレスがかかり精神疾患にかかる社員が増えていく

といったコトが起こるかもしれません。

ではそのような現象の中で不景気における経営で重要な10個のポイントをお伝えします。

1つ目は、一番商品づくりです。不況期は一番店・一番商品に人が集まります。長所を再確認し、一番化するための施策を打ちましょう。

2つ目は、集客商品・フロント商品の強化です。高単価が売れなく、客数も客単価も落ちるかもしれませんが、まずは客数の回復が優先です、そのために集客商品・フロント商品を強化していきましょう。

3つ目は、全面的個別対応です。新規客が作れない時期のため、今いるお客様を大切にして、リピート率を高めるために個別対応を強化していくことが大切です。

4つ目は、コミュニティ強化です。先ほど同様に繋がりを大事にして、お客様を「育成」することに力を注いでいきましょう。

5つ目は、新商品・新業態企画です。購買意欲の冷え込みから、大胆な商品開発が求められます。現場を巻き込んだ新しいアイディアが出る環境づくりも検討しましょう。

6つ目は、ピンポイントターゲティングです。絞り込みです。「誰に売るか」を明確にしなければ売れません。顧客を絞り込み、その顧客が本当に必要とする商品・サービスを提供していきましょう。

7つ目は、ぶれない理念・ビジョンです。環境が大きく変化する時代こそ、拠り所となる理念やビジョンを守ることが必要です。

そして8つ目は、働き方の変革と生産性向上です。トヨタ生産方式ではないですが、従業員の「ムダ」や業務フローを見直し、徹底的に改善します。それに伴い、労働時間の削減を図り、従業員のワークライフバランス、業務負担軽減が求められる時代 にいずれはもっとなっていくでしょう。

9つ目は、一体化の推進です。苦しい時こそ、経営幹部だけでなく、現場も含めて一体化して乗り切りましょう。そのために経営者は社員の声に耳を傾けることが大切です。

10個目は、人財採用のチャンスでもあります。不況期は良い人材が集まりやすいこともあります。不況でも成長している企業は採用のチャンスです。

景気回復後に会社を担える人材を確保し、世帯年収が下がるため、女性の就業率が上がります。女性採用のチャンスであるため、メリットを整理し、発信しましょう。

そのためにはこのようなポイントも押さえておきましょう。組織Managementでは、ミッション・ビジョン・バリューを定義し、理解、浸透、共感に注力しましょう。

その他にも成功要因を見出すこと、経営者の視点、ブランド、中期経営計画、選ばれるために安心・信頼の土台の元、ミッション・ビジョン・バリューに基づいた独自体験、将来の姿から逆算した保育、自立と共生、人財育成、環境づくり、広報・発信の強化が重要です。

ではまた✋

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