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イトシマメグル #6

藩主を救った神様

田んぼ道で偶然出会った人生初の古墳。あれ以来、糸島の歴史にまつわるスポットをめぐってきた。

45 桜井神社

今日は、前から気になっていた櫻井神社に行ってみることにした。江戸時代に建立されたという歴史のある神社だ。

②櫻井神社拝殿内

江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気。境内のどこにカメラを向けても、いい写真が撮れる。

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このごろは、被写体の奥にある歴史的な背景にまで想いをめぐらせながら写真を撮ることが多くなってきた。


本殿の後ろにある、岩戸宮。案内板によると、約400年前、雷雨の中、稲光とともに岩戸が開き、その時に世に遣わされたという浦姫の予言がことごとく当たったという。ついには福岡藩二代目藩主・黒田忠之(くろだただゆき)公の危機をも救ったらしい。これを機に櫻井神社は、忠之公によってこの場所に建立されたそうだ。

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帰ろうとしていたら、同じように写真を撮っている人がいたので、つい声をかけてしまった。聞いてみると、こうして写真を撮って歩くのが趣味だそうだ。
僕が関東から引っ越してきたこと、歴史にまつわるスポットめぐりをしていることを話すと、地元の高校に糸島の歴史資料を展示した博物館があることを教えてくれた。高校に博物館なんてイメージがわかないけど、この前行った伊都国歴史博物館も面白かったし、新たな出会いがあるかもしれないと思うと興味がわいてきた。

博物館に行ってみたいと思い、高校の場所を聞いてみると、なんとその高校の先生で歴史部の顧問をしているそうだ。幸運にも、案内してあげるから一度遊びにおいでと声をかけていただいた。

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別れ際に先生がここから1kmほど歩いた所に伝説の浦姫を祀っている浦姫宮という場所があることを教えてくれたので行ってみた。

④浦姫宮(お汐井がある)

浦姫宮はきれいに手入れされていて、さい銭箱の前には海の砂が置いてあった。この海の砂はお潮井砂といいお清めに使われているそうだ。地元の人しか知らないような場所を教えてもらいなんだか得した気分になった。

⑤IMG_4387doiのコピー

帰りに夕暮れの二見ヶ浦に寄ってみた。この場所は櫻井神社の社地で、神聖な場所。夫婦岩と鳥居を見ながら、糸島に来てからのことを振り返った。

糸島をめぐって発見したことや人との出会いが自分の世界を大きく広げてくれていると感じる。

これからもどんな発見や出会いがあるのかを想像してみるとワクワクしてきた。今日神社で出会った先生がいる高校の博物館へ行くのが今から楽しみだ。

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#7 にメグル

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DJ 栗田善太郎



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