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11.3ヵ月でイタリア語が話せるようになるのか?

もともとイタリア語を専攻していたのか、とか、英文科の出身なのか、などと聞かれるのですが、実は私は国文科の卒業です。
英語は、毎年の海外旅行のおかげで少し話せるというレベル。
とくにヒアリングが苦手で、何を言われているのかよく分からないこともしばしばあり。

その点、ローマ字読み言語のイタリア語はすんなり耳に入ってきたので簡単に話せるようになるのではないかと思ったのですけど……。


最初の1ヵ月は英語が優勢

イタリア行きを決めてからイタリア語教室はすぐに辞めました。
3人目の先生との会話授業が好きになれなかったというのもありますが、何より仕事が忙しくなって、週に1度の通学も難しくなってきていたからです。

どうせイタリアに行くのだし、現地に3ヵ月間も居れば話せるようになるのではないかという淡い期待も抱いていました。

ただ、週イチでたった半年のイタリア語力だけではさすがに心もとないと思い、出発直前、高田馬場にあるイタリア語学校で実施していた短期特訓レッスンというのに行きました。
1週間ほど朝から晩までみっちりです。

でもやはりイタリアへ行って最初の1ヵ月間は英語が優勢でした。
とくに空港やホテルなどキチンとしたやり取りが必要なシーンでは自然と英語に。
イタリア語を使っていたのは、ブラの町でのお買い物などふだんの生活会話です。

2ヵ月目で三人称複数の世界へ

私のイタリア滞在中、せっかくだからといろんな人が日本から訪ねてきてくれました。

トップバッターはゴールデンウィークに弾丸旅行で来た友人です。
激務から逃避したくて急に航空券を買ってやってきました。
水曜20時にトリノ空港へ着き日曜11時の便で帰国したので、中3日だけのイタリア滞在ですね。
それまでは一人称単数の会話で済んでいたのが、複数や三人称も必要な会話になり、一気に混乱したのを憶えています。

午後9時でもまだこんなに明るいブラに友人も感動していました

次に来てくれたのは、イタリア出張へと私を誘ってくれたクライアントの女性。
5月の終わりの1週間は彼女と一緒に過ごしました。
ジェノヴァへ行ったり近郊の田舎町へ行ったり、マッジョーレ湖へのプチ旅行もしたりして、とても楽しかったです。

マッジョーレ湖に浮かぶイゾラベッラ。遊覧船で行きました

3ヵ月目でやっとイタリア語脳に

6月10日ごろからホロスコープ鑑定してくれた友人が遊びに来ました。

最初はブラでのんびりし、その後は一緒に北から南へのイタリア縦断大移動、他の友人たちも途中で合流しながら約3週間の旅です。
最後はパリに数泊して日本へ帰るというすごいスケジュールでした。

チンクエテッレの町のひとつヴェルナッツァの高台からの景色

ブラ→バローロ→バルバレスコ→アスティ→チンクエテッレ→ジェノヴァ→タオルミーナ→ジェノヴァ→ブラ→トリノ→パリ→日本。
最大人数はタオルミーナでの5人だったかな。

この旅の間に私の脳内の外国語エリアが、英語からイタリア語へ完全にシフトしました。
帰国時の空港では英語で聞かれた質問に「イエス」と言ってるつもりが、勝手に脳内でイタリア語変換され、口から出るときは「シィー」となってて自分でも笑っちゃいました。

アラフォーの挑戦、結果はいかに?!

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