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【バンドの解散理由トップ5】元メジャーアーティストが教えます

2021年になり、新しい音楽様式も確立されてきました。

音楽会社は在宅でもチケットを売るような仕組みを構築し、

2020年度末の嵐のライブには何百億というお金が動いたそうです。

音楽は不滅。


しかしバンドは解散しやすい…のはご存知ですよね?


こんにちは、石川ドットコムです。

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※経歴※
舞空キャンパス事務局長。元音楽専門学校講師、兼メジャーアーティストを経由して全国に音楽教室を展開する企業の部長に入社二か月で昇進。
企画・プレゼン・イベント運営実績は多数。
現在はデジタルを通じて地域活性のプロジェクトのために鹿児島市役所の中に事務所を設けて、多角的にビジネスに取り組んでいます。


全国のTSUTAYAにCDが並ぶ⇒

「今からメディア露出」という時期にバンドが解散した自分ですが、

高校生の頃からベースにハマっていた私はとにかく音楽が好きでした。

世界では様々なバンドが生まれては消えていきます。

そんな業界にいたからこそ、

数々の解散バンドたちの『理由』について知ることが出来たんですね。

今日はバンドが解散した理由を語ってみたいと思います。

トップ5です。



1.恋愛関係(バンド内恋愛)


バンド内に異性がいる方たち。

今日から注意してください…というのも、

高確率でバンド内でカップル成立、付き合う事が多いです。

彼氏よりも、家族よりも圧倒的に顔合わせて、

ツアーにでれば長期で時間をともに。

売れない間は苦楽を共にしているから当然なのかもしれません。

とにかくこれが多くて圧倒的でした。


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体感ですが、100組バンドが解散したとしたら

解散理由の半数の50件は恋愛関係じゃないのか?っていうくらいです。

幸いにも自分はそんな恋沙汰の対象になったことが無い。

(逆にバンド内でみんな知ってるのにボクだけ知らされてないという

謎のパターンはありましたが。なんでやねん。)

一緒に練習する内に愛を育んでしまうのは仕方ないですが、

それが大きな目標であればあるほど

抑えるべきところは抑えないといけません。

趣味でバンドをやるのではなくて、お金を頂いているなら尚更。

上を目指すならストイックになってもらう必要があると感じます。



2.人間関係


続いては人間関係です。

元々学生時代の仲間でバンドを組みました~という形ではない限り、

友達の紹介やらどこかでつながった人たちで

結成されるのがバンドだったりします。

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解散したバンドのメンバー同士が

新しいバンドを作るなんてこともあり得ますし、

音楽という土俵に一緒に乗っているとはいえ、

人間関係は最悪だったりするんですね。

特にボーカルが全ての権力を握っているようなバンドは、

他のメンバーへの感謝の気持ちなど足りていないことも多々ありました。

いわゆる、ワンマンバンド。会社組織と一緒ですね。

嫌な上司にはついていけない部下の関係に近いかな、と。

それによって軋轢が生まれて、人間関係最悪のまま売れてしまって

『方向性の違い』という形で終わることになります。



3.技術格差


3位は技術の格差です。音楽は腕前がモロに出ます。

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まだCDなどの編集が効く場合であれば問題ないのですが、

それが生演奏となったら顕著なんですね。

技術が足りていないけれど、ノリでメンバー入りしてしまった…

という人が後を絶ちません。

バンドが組まれる前のポテンシャル、これがその人の技術の

ピークだと思ってもらっていいと思います。

正直な話、レーベルもこのご時世も相まってお金は無いです。

給与が出ないこともほとんど、となれば自分で稼ぐ必要もありますし、

よっぽどのことが無い限り練習する時間は取らないでしょう。

一定レベルまで達していない状態で上に上がってしまうと、

レコーディングでは編集の力でごまかせたとしても、

ライブに影響してくるのでお客さんはライブするほど減っていきます。

この技術格差、これはバンドの致命的な弱点になります。

演奏力は全然ダメだけど、飲みュ二ケーションが上手なメンバーで結成され

メジャーデビューまでしたバンドがありました。

バンド同士の繋がりだけ増え、ライブの誘いはすごかったのですが

ライブパフォーマンスは高校生並み。

案の定ライブするほどお客さんが減るという現象が起こりました。

音楽を表現する立場、腐っても「アーティスト」なのだから、

そこをおろそかにしてはいけません。

この理由も解散することも多いので第3位に認定。



4.金銭問題


これもかなり多い理由の一つ『金銭問題』です。

バンド活動、創作にはとにかくお金がかかります。


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スタジオ代に交通費、チケットのノルマなど枚挙に暇がないのです。

ギターも弦など消耗品もありますし自費支出も馬鹿になりません。

バンド内で金銭の貸し借りまで出る始末。

金銭問題で解散することは自然と言えるでしょう。



5.社会に適合する奴が現れる


意外と一般人の方が知らない理由がこれです。

『社会への適合』です。

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結婚を見据えて就職しなくてはいけない

家業を継ぐために音楽ができない

なんて人が陥ってしまうのが『意外と真っ当な生活の方が楽』という状況。


あれだけ髪の毛を染めていたのに、

黒くして真面目に働いたら安定感が心地よくなってしまった等々。

メンバーの一人が脱退するタイミングで、

そろそろ俺も考えてた、なんて芋づる式のメンバー脱退をトリガーに

解散することも珍しくありません。


むしろ売れるか売れないか分からない状態で活動する…

というのがバンドの最大のデメリットですから。

安定を求めて社会に適合した結果、解散もあり得るシナリオなんですね。


今回はバンドの解散について語ってみました。

どうしたら成功するの?

一番大事な、バンドが売れるために必要なポイントを説明





は、また次回紹介させていただきますね。


元メジャーアーティストとして音楽業界の事も

たまには話していこうと思います。

閲覧ありがとうございました。

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