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物語は「人生」であり、はしょることは出来ない~ 岸見一郎著「本をどう読むか」を読んで


岸見一郎氏の著書「本をどう読むか」(ポプラ新書)で興味深い一文を見つけました。

英語には「長い話を短くすれば」という表現がありますが、
長い話は短い話にしなかった必然性があったはずなのです。

つまり、長い話は長いだけの理由があると言うことです。

私は以前に、長編小説の描き方講座の記事を投稿しています。

隙間時間に短文を読むような時代には向いていないとの自覚はありますし、
ショートストーリーを書いてみようとしたこともあります。

しかし私の書く話は、
主要な登場人物の人生を詳細に描写し、
かつ紆余曲折の末の成長を描きたいという目的があるため、
どうしても長くならざるを得ない
のです。

私たちの人生が一つの物語であり、
早送りや結論だけを見ることが出来ないように、
長編小説もまた、冒頭からゆっくりとストーリーをなぞり、
主人公の心情、情景などを味わいながら読むことで感情移入し、感動も得られるのです。

ちなみに岸見氏はこんなことも言っています。

小説も作家の思想(哲学といっていいでしょう)が基礎にあればこそ、ストーリーがリアルに感じられるのだと思います。

そこにはストーリー以上に書き手の思いや理念、それこそ哲学も込められています。
作家の思想を「哲学」といってもいいと述べている点が岸見氏らしく、
またそう書いてくださったことに感動さえしていますが、私だけでしょうか……。

長編小説について見事な表現をされているなと、書き手の私は思ったのです。

私は長編小説を書くことで一人(あるいは二人)の人生や成長を描き、
読者にも同様のことが可能なのだ、
あなたにもそれだけの人生を切り開く力があるのだ
と言うことを伝えたい
と思っています。

人生は短くまとめることが出来ません。
同様に長編小説も、読み通してこそ伝わる感動があります。

物語を読むときにはぜひ、それを意識しながらページを繰って欲しいと思います。


以上、いろうたの主張でした✨

今日も最後まで読んでくださり、感謝です💖

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