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低気圧が通り過ぎ、黄砂を引き連れて高気圧が来ています。
一気に温かくなり、我慢していた桜が咲いてきそうです。

いろんな課題や話題が目まぐるしく動く社会のなかでも、こうして季節はちゃんと訪れます。
もうすぐ桜が咲いて、あの桜色が何だか心の琴線に触れます。そんな季節です。

この季節と言えば、別れと出会い。
次男坊は小学校を卒業しました。でも、もう中学校のバスケに誘ってもらい、毎日忙しそうです。新たな場所へと飛び込んでいこうとしています。

末っ子も、今日、最後の学童保育へと、お弁当を持ってリュックを背負って向かいました。
家族一同、長年お世話になった学童も今日が最後です。


この季節の風物詩。
『人事異動』です。

この季節はみんなそわそわして、喜んだり、悲しんだり、寂しかったり。

おかげさまで、この1年間は、ぼくは職場に恵まれて、とても良い一年を過ごさせていただきました。
もちろん各種問題や災害などもありましたが、職場はやっぱり『人』なんだろうと思います。
職位が上の人も、下の人たちも、同じ位の人たちも、とっても恵まれて、良かったです。そんな巡り合わせを幸運とも言えるかもしれません。


人事異動の内示が出まして、みんな一斉に入れ替わります。
それもそうですよね。
もし、3年ごとに異動するなら、毎年、3分の1ずつの人は入れ替わらないといけません。

とてもお世話になった皆さんが転出されていきます。
ぼくは変わらずに現職場に居ます。
また新たに来られる皆さんと、次の職場をつくっていきたいと思っています。


北九州市での人事異動は、過去最大級となったそうです。
新市長が就任されて、大規模な組織改正。
『戦う』まちづくりへと組織名が『変革』されます。

ぼくたちの会社内部でもそうですし、市政全体の人事異動を見ながら、
「あの人はここに行ったな」
「あの人は昇任したな」
「え、まさかこの人が動いてる」
そんな皆さんの動きを名簿から見ています。


ここから先の内容は、
ちょっと言葉にしづらく、受け取り方に語弊があるといけないのですが、勇気をもってアウトプットしてみようと思います。

人の動きを名簿から見つめていると、浮かび上がってくることがあります。

『イエスマン』が優遇されるということでしょうか。
意見する人は、冷遇されるんでしょうか。

チャレンジする人よりも、盤石な人が評価されるんでしょうか。
そりゃ、危なっかしいよりも安定していた方が良いだろうとは思いますが。

決して「ひがみ」とかじゃなくて、自分自身も含めた身の振り方や、組織としてのありようにも関わってくるんだろうと思います。


新しい風を吹かせていこう!
多くの意見を取り入れて、新しいまちづくりをしていこう!

そんな流れのはずなのに、
意見したら飛ばされる。
言う事を聞かなかったら干される。

ん~・・・。

そりゃ、組織ですから、一定の秩序は必要です。
ピラミッド型の構造はなかなか壊れないですから、意思決定や責任の所在も含めて大切なものもあります。


残念ながら、ぼくはイエスマンじゃないです。
何故なら、自分で考えて、市民のために一番と思う選択を、意見したいからです。
手や足が震えながら、上司に意見したことも何度もありました。

まぁ、小粒だからでしょうか、今までは、干される、飛ばされるといったことは経験しておりません。
そのときの上司さんたちが、そんなぼくも認めてくれたということだったのでしょうか。

こんなぼくでも、一応、職位や立場の上がり方とともに、どう振る舞うべきかは考えながらやっているつもりではあります。


ここからは自戒と希望を込めて書きます。

『イエスマン』はぼくは必要ないと思っています。
上から言われたことは何でもイエス。

首をかしげながらも、上の指示どおりにする。
これは残念な結果を生むと思います。

正しい正しくない、ふさわしいふさわしくないということとは別に、そういう意思決定過程が残念に思います。その内容にも、それぞれの職位での人材においても。


別に、上司が言っていることと、真っ向から反対して、言う事を聞かない、無視する。
こんなんじゃダメですよね。
それぞれの考えや意見があります。

自分はこう思うんだって、上司さんはこう思うんだって。
お互いに、「なるほど」と思えることもあるだろうし、譲れない部分に「なぜ」が見えると、相互理解が深まるかもしれません。
すり寄るんじゃなくて、歩み寄る。
歩み寄るというよりも、『共有する』。

上司に対しても、部下に対しても、そんな仕事をしていきたいと思っています。
そんな組織であってほしいと願います。

「イエスマン」に対する、キャッチ―な和製英語でも考えようかと思って、いろいろ考えました。

キーワードとして
『意見する』という言葉が大事かと思います。

opinion、say、speak・・・
などなどありますが、どうもしっくりこない。
(英語のニュアンスとかあんまり分からないぼくですが(笑))

「オピニオンマン」になろう!
・・・違いますよね(笑)
相当、傲慢なご意見番のような感じがします(笑)


ん~と、
『Share』この言葉が一番しっくりきました。
「シェア、共有する」ということですね。

想いや気持ちや意見を、共有するということです。
自分のものを共有することも大切ですし、
相手のものも共有することも大切だと思います。


上司さんのご指示に共感し、その通りに動こう!と思えたら「共有」されているということですね。

上司さんに対し、この件について、こういう対応と、こういう対応が考えられるが、これこれの流れや事情から、こっちが良いのではないか、そんな意見を挙げて、うんそうしようって言ってもらえたら、それも「共有」されていると思います。

全然、地域やこれまでの実情を知らない上司さんから、こんな風にしろと言われて、「これまでこんな経緯や、こんな意見を持っている人もいます」っていう意見を共有することも大切だと思います。
意見された上司さんはムッとなるかもしれませんが、ゆくゆくの裸の王様になるのを防ぐためでもあります。


故野村監督の本にも書いていましたね。
あれだけの名将であっても、「まわりに意見をしてくれる人がいなくなったら終わり」と言っていました。まさにそういうことですね。

意見されるうちが華。
昔からそう言われますよね。


「意見する」というのは、ピリっとする感じもしないでもないので、
「共有する」「伝える」「表現する」。
まぁ、こんな柔らかい感じでどうでしょうか?

独裁的で、変化のない、金太郎飴みたいなスタッフばかりで良いのだったら
「イエスマン」ばかりの方が良いと思います。

でも、時代の流れを多彩な角度から掴み、いろんな人のアイデアを活かし、人材が輝いていく組織を創っていくためには、
どの職位であっても、『シェア』できる組織でありたいですね。

『シェアマン』でいきましょう!!!

シェー!!
おそ松くんの、イヤミの絵しか浮かばないので、ネーミング的には失敗ですかね!!(笑)



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貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。

冒頭のイラストは、◆ImageCreationLABO◆|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


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