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昨夜、中学校のPTA役員会がありました。
任意加入問題を皮切りに、色んな事が変化していっています。

どのPTAにも当てはまることではないと思いますが、
ぼくの周りや、知りえた情報から、
現状報告のようなカタチで書いてみます。


冒頭のキレイなあじさいの写真は、はっちゃん|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます!


①加入への同意確認

これまで、強制的に加入していたような雰囲気だったPTAですが、実は加入じだいも任意の団体ではありました。
個人情報の取扱いやPTA会費のこともあり、加入の『同意』をとるように、ということで、北九州市では、令和4年度に一斉に加入の確認を行っています。
(先行していた学校もあります。令和4年度で間に合わない場合は令和5年度までに実施せよ、というお達しのようです)

PTAに入りますか?入りませんか?
という問いに対して、各保護者が回答します。

これまでの流れから、よく考えずに、とりあえず入る、とりあえず断る、というような判断をされたご家庭が多いかもしれませんね。

ウチの学校でも未回答の世帯も多くありましたが、先生がたが提出のない家庭に粘り強くお声かけいただき、提出が増えていきました。

聞くところによると、学校によっては、加入率が半分もない学校もあるそうです。
ぼくが色んな学校の状況をお聞きした感覚では、全体的には6~7割ぐらいのようです。

ウチの学校では、非加入世帯に対し、改めて非加入通知書を渡し同意をいただく必要があり、もうワンクッション手間がかかっています。
これは、PTAに加入してないのに、お便りが届いたりだとか、子どもがPTA活動に関連する場面も少なからずあることに同意をとるものです。(いちいち面倒くさいですよね汗)

すると、この非加入通知書が集まらないということが起こります。
そこで、保護者さんとやり取りする場面で、よくよく話してみると、仕事なんかで活動できないから非加入にしたけど、PTAじたいには入りますっていう家庭も出てきています。

この問題についても
話題不足、
コミュニケーション不足、
PTA活動の認識そのもの、

が課題だったのだと思います。

他の学校でも、加入しない世帯に粘り強く話していき、加入を増やしているところもあるとお聞きしています。


②PTA活動の負担軽減

これも多くの学校で実践されていると聞いています。

これまで、各PTA活動において、『部会』的な役割分担をしていました。

イベント、地域、人権、広報、家庭教育、未来育成、、、など
学校によって部会名や分担の仕方が違いますが、こんな感じですね。
『部会』と呼んだり、『委員会』と呼んだり、様々です。

各部会に、全保護者が一応、属するような格好で、分担し、
その中で、それぞれの行事で活動していくことがスタンダードでした。

こうなると、「やらされ感」が出てきてしまっていたのが課題でした。
また、役員さんなどの執行部は各部会のお世話や進捗管理をしていますので、詳細な枝分かれには、何かと負担が生じることがありました。

そこで、『部会の撤廃』をしている学校が多くあります。
つまり、担当を設けないということですね。

その都度、参加・協力する保護者を募る方式へと変化していっています。
軸になる部分の企画・調整などは、会長・副会長などの役員さんが旗を振るような感じです。


③ネット・メールの有効活用

先行している学校はSNSやHPなども駆使しているそうです。

ぼくの周辺では、メーリングサービスの有効活用が進んでいます。
登録制のメールで、そのシステム・プログラムは既存の有料サービスで、かなり安価に利用できます。

もちろん、各保護者にとっては、メールが届くだけで、特段の負担はありません。最初の登録だけが必要です。

この利点は、
・情報がすぐに保護者に届けられること
・保護者自身にダイレクトに情報が伝わること
・学校のカタイ仕組みを使わなくて良いこと
・資料の印刷や配布の手間がかからないこと

これらが挙げられます。
特に最後の、ペーパーレスの部分ですね。
これまでは、PTAでのお知らせのお手紙がある場合には、誰かがPTA室に行って、せっせと輪転機を回して・・・とやっていましたが、それが不要になります。

ウチの学校でも、年度始めの『PTA総会』において、
リアルに集まることもありませんから、
このメール配信と、アンケート機能を活用して、各保護者から承認を得ることとしています。
やってみると、とっても便利!
回答状況や、集計もワンクリックで確認できるようです。

どんどんこういうのを使っていきたいですね!!


④PTAは、PとT

『PTA』の名称じたい見直そうっていう学校もあります。
ペアレンツとティーチャーのアソシエーション(組織)です。

だけど、先生たちも保護者のことを「PTAの皆さん」って呼びます。
(おいおい、先生、あなたもPTAの一員ですよ?)

PTA=保護者のみの組織というようなイメージがありますよね。
学校の先生方とタッグを組んでいく組織です。

任意加入の流れの次には、先生方の負担軽減が来ると予想しています。
つまり、PTAのうち、Tが脱会する流れです。
保護者オンリーの組織になっていくということですね。

それが良いか悪いかは今日は論じませんが、目に見えています。

子ども達の教育のため、ぜひ連携して取り組める場であり、コミュニケーションでありたいと思っています。

昨日の話題でも、③のメール配信サービスをPTA保護者だけが使うのではなく、先生方も有効活用しては?というような話になりました。

先生方から、確実に伝えておかないといけない情報や、
保護者にダイレクトに伝えないといけないことなど、

公的な一斉メールの機能もありますし、既に運用していますが、
ダブルスタンダードになってでも、柔軟に活用していけると良いかなと思っています。


他にも、学校教育だけのテリトリーで成し得ないことも多いと思います。
『家庭教育』や『地域教育』の範疇もたくさんあると思います。

そうした分野でも連携を深めていけるような組織でありたいと思います。


繰り返しになりますが、
全てのPTA組織の現状に当てはまるものではないと思いますので、ご注意ください。

今日もご覧いただきありがとうございます。
これまでの関連する記事をいくつか貼っておきますね。


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