声に出すこと、言葉にすることでポジティブに〜アウトプットのチカラ〜
おはようございます。
2021年9月に、noteを書き始めて、
2024年5月末まで、
『毎朝note』と看板を掲げて、毎朝、せっせと記事を書き続けてきました。
1,000日連続投稿を達成して、いったん卒業してみました。
ぼくの生活の中では、『時間』が最も貴重なコストと言っても良いほど、時間が無い日々を送っておりまして、
この毎朝の記事を書き続けていくことは、朝の貴重な時間を1時間前後、投資してきたわけです。
いつもご覧いただいて、多くの応援をいただいてきたおかげで、毎日書き続けることができました。
でも、それが故に、やっぱり、しっかりした記事を書いていこうって、力んでいくわけですね。
質・量ともに、充実した記事にしようとして、またさらに大変になるわけです。
書き出す時間はもちろんのこと、ネタとしての深みや、弾数も必要になります。
ふり返ってみると、1,000日もよく書き続けたなと思いますし、人生の中で数少ない成し遂げたひとつと言って良いと思いますので、自分を褒めてあげたいです。
で、
毎朝noteを卒業して、3ヶ月ちょっと経ったのでしょうか。
朝の時間帯に少しは余裕ができて、『目指せ!借金返済!!』と書かれた、ぼくの机のうえのTODOリストは、少しずつ減っていきました(笑)
でも、何だろう。
体力的には問題なさそうだけど、
何だか充実しない日々。
気持ちが重たいというのか、ネガティブというのか・・。
ん〜、、、
歳かな?とか思いつつ(笑)
(来月でとうとう40歳を迎えるので・・・)
毎朝の記事を卒業したとは言え、
NPOの活動の度に、発信してきています。
これまたアホな仕組みですよね~。
ウチのホームページには、活動スケジュールが公開されており、終了した活動には、活動内容の記事がリンクで貼られています。
〇月〇日、どこで何の活動した。
って一覧で見れるのですが、どんな内容だったのか、noteの記事へのリンクを付けるようにしているんです。
チラッとご覧いただけたら分かります。
つまり、活動する度に、記事を書いておかないと、これがブランクになってしまうんですね!!(笑)
だから、書かないと!(笑)
で、
(久々に)記事を書く度に(何となく)感じることは、
『アウトプットを通じて、ポジティブになっている』
ということです。
『浄化される』に近いかもしれません。
もやもやと頭や心にある雑多なことを、一枚の記事に仕上げていきます。
吐き出しながら整理されて、まとめていきます。
選ぶ言葉のひとつひとつが、ポジティブなものをチョイスされていきます。
そうか。
1,000日もの間、とっても忙しい毎日だったけど、
とっても負担やプレッシャーの多い日々のようだったけど、
書きながら、
アウトプットしながら、
ぼく自身が、ぼく自身を励ますように、
ポジティブな言葉をチョイスしながら、
自問自答のように、前に向いてきたんだと気付きました。
アウトプットすることの素晴らしさです。
書きながら、ぼくの心もポジティブになっていきます。
以前、こんな記事も書きました。
ツライとき、悲しいとき、苦しいとき、それに向き合って、書き出してみる。
そんな方法で、池江選手はあの大病を乗り越えてこられたそうです。
本当に、心身ともに強い方だと思います。
ぼくたちのNPOの活動でも、毎回のこんな成功体験があります。
『好きっちゃアカデミー』という、大学生や高校生など、若い人財たちがウチの活動のフィールドで活躍していただく母体を設けています。
ぼくたちが活動の『場』をいただいてきて、人材を募り、一緒に活動するというもので、とっても多くの若者が、現場で活動をご一緒してくださっています。
若者が友達を呼び、後輩が先輩の背中を見て育ち、実践のなかでまた次の後輩を育てる。そんな素敵な繋がりの拡がりをいつも拝見しています。
いつも、よく言われるんです。
「好きっちゃさん達は、何でそんなに若者が多く参画しているんですか!?スゴイですねー!!」
たしかに、スゴイと思います。
昨年度も、延べ430人もの若者が、ボランタリーで現場で活動をご一緒してくださいました。
(どこぞの市役所のZ世代課とか何とかは、こういう現場や若者の目の輝きを見てくださったら良いのに。)
ウチの活動母体である「好きっちゃアカデミー」は、なぜこんなに盛り上がりが広がっていくのでしょうか?
様々な要素があるのでしょうが、ぼくなりに考えてみたいと思います。
その要素について、逆に、反面教師から紹介します。
とある定期的な活動で、噂によると、仕組みづくりをして、学生や若者が参画できるようにしているんだけど、段々と抜けていっているとのこと。その現場も拝見させていただきました。
ウチの活動と全く違う点。
それは、活動の前後で、象徴的です。
ぼくたちは、活動の前には、全員の前で必ず参画してくださった若者たちを紹介します。
そして、活動の後には、一人ひとり、全員から振り返りのコメントをいただくようにしています。
しかしながら、その団体は、主催側から一方的な説明のみで開始し、終了後は、主催者の感想を皆さんに伝えて、「はい解散!」というような感じです。
もちろん言葉では、「皆さんのご活躍がとても良かった」「ありがとうございました」そんな言葉を伝えられてはいるのです。
でも、それだったら残念ながら、「お手伝いに来た」ぐらいのトーンだと思います。もったいないです。
ぼくたち、好きっちゃアカデミーでは、必ず、活動後に、振り返り会をしまして、全員から一言ずつコメントをいただくようにしています。
20人とか参加してくださっているので、20人全員が1分ずつ喋れば20分かかるわけですが、その時間もしっかりと費やしたいんです。
ぼくたちが大切にしているのは『主体性』です。
主従の関係にならないように、本人たちが主体的に取組むことが必要だと思っています。
だから、主体の一員である、それぞれ、全員に一言ずつコメントをいただくわけです。お手伝いで終わりなんてしません。
とっても長くなりましたが、この記事の主題に繋がります。
いつもいつも驚くのですが、
こうしてひとりひとりから感想をアウトプットしていただくと、
「次はもっと、こうできるようになりたい」
「次は、これを改善してきたい」
「また参加させてもらいたい」
そんな言葉を本人自身がチョイスして、皆さんの前で発表していただくわけです。
すごい主体的だと思います。
もしかしたら、気持ちの中では、大変だった、きつかった、めんどくさかった、面白くなかった。
そんな気持ちを抱いている人もいるかもしれません。
でも、いざコメントするとなると、そういう言葉をチョイスできないですよね。
ほんのわずかでも、主体的に、ポジティブに、肯定的に思える感性があるのなら、それを掴んで、口に出していただけるんだろうと思います。
このアウトプットの効果は絶大で、
おそらく、言いながら、自分でそう思えているんだろうと思います。
例えば、気持ちのなかで、「またやりたい」というバロメーターが100のうち、30か40だったとしても。
「またやりたいと思います」って発言した、イチかゼロのイチになると、自分自身への「またやりたい」という気持ちの整理になるし、皆さんの前で公言したことにもなります。
いつの間にか、バロメーターが100になっています。
ずる賢いと言われるかもしれませんが(笑)
『協働』に向けての、ひとつのテクニックかもしれませんね。
もうちょっと暴露すると、
大変な活動や現場を終えたら、学生たちだけに限らず、大人の皆さんにも個別にLINEなんかして、「お疲れさまでした!いかがでしたか~?」みたいな感じでメッセージします。
もしかしたら、皆さん、気持ちのなかでは、キツかった。もう二度と行くか。と思っているかもしれませんが(笑)
「お互いに大変でしたね!またご一緒したいですね!」みたいな返答が来るわけです。
ぼくとしては、人知れず、こんなひと手間をいつもかけております。
とっても長くなってしまいましたが、
『アウトプット』をしていただくことで、ポジティブな言葉が自然と産み出されます。
自分の口から出た言葉は、自分の耳に入り、自分の感性や感情を形成していきます。
自問自答のようなループで、ポジティブになっていきます。
人は前を向いてしか歩けないように、
赤ちゃんは何度転んでも立ち上がり、歩こうとするように。
人は元来、ポジティブな生き物なんだろうと思います。
そんな本能がぼくたちには備わっています。
気持ちが前を向かないとき、
書き出してみましょう。
どう感じているのか、どう思っているのか、
どうありたいのか。
アウトプットしていくことで、自分の芯の強さに触れることになります。
1,000日間、呼吸をするように、アウトプットし続けてきて、その効果を感じております。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
冒頭のイラストは、ナカムラ エコ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。