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【秘話】写真の師匠は、ターミネーターだった

皆さんこんにちは
フォトグラファーのいっぺいです。

最近忙しすぎて、1ヶ月近く更新が
出来ていませんでした。こんなことは初めてです。
気づけば、今年も3分の1が終わろうとしています。
もはや恐怖さえ感じますね。

今回は、昔から暖めていた内容です。
フォトグラファーとして、自分がよく聞かれること
「どうやって構図を思い付いているんですか。」について書いていきます。
タイトルだけ見ると、は?なんのこと?
と思う方もいるかと思いますが、あくまで考え方についてです。

持てる全てで、目の前の敵を倒すこと

遠距離攻撃が無理なら、相手側に乗り込んで
クレーン車を止めるため、ワイヤーをマンホールに投下
対抗出来る武器がない際に、敵の武器を奪って撃破
磁気の敵に対し、銃ではなくアーム式の武器を開発

何が言いたいかというと、
今自分の持てる武器のみで、どんなにハイテクな
未来のバケモノも必ず倒すということ。
手段を選ばず、臨機応変に対処する姿に勇気だけでなく、写真にも活かせないかと思ったのです。

身の回りから、ドラマを。

哲学的な話になってしまいますが、作風がターミネーターのオマージュ作品である!という訳では一切ありません。作品の前後のストーリーを連想して楽しんでもらえるような作風の原点だったという意味です。
それでは、いくつか自分の拘って撮影した作品を基に、お話しします。

2019年撮影。スーパーで買ったリンゴを使用。非日常を意識し、時間が止まったような錯覚を。
街中のネオンをスマホ画面に反射させ、光の中に包まれる演出をphotoshop使用せず。
あの車内のラストシーンを、公衆電話の反射を利用して再現。
帰り道の電車内で撮影。場所に縛りはない。
※侵入禁止や撮影禁止の場所を除く
かなり距離や大きさに差があるスカイツリーを、手前のポールを広角で煽り真後ろにあるよう演出。
キリングジョーカーとダークナイトジョーカーを
友人のカメラを借りて、演出。
どこでもない駐車場。マスクが必須な情勢ならではの、情報量が非常に少ないシックな1枚。
一世を風靡した真知子巻きをレトロな色味で編集。
人通りが少ない時間に。小道具を使用せずとも、その街にある物で勝負。
幼少期に買ったチェスボードと、赤いライティングのみで追加編集なし。
工事現場の文字にピントを合わせ、アンダーグラウンドなテイストに。
撮影休憩中に、堕天使がお菓子を食べているような非現実を演出。
ブラックミストフィルターのような作風を、ビニール傘越しに演出。
車内に差し込む光はいつも魅力的。レンタカーも自分にとっては重要な撮影機材。
深海に沈んでいくような1枚を、水槽に付いた水滴にピントを合わせ撮影。
理科の実験で使うサングラスと、子どもがよく遊ぶ風船を使うだけでサイバーな1枚へ。
風向きを読み切れた1枚。右から吹いてくる風を待ち、右目だけにピントを合わせた。
Photoshopなどを使用して強引に追加しなくとも、撮影メンバーの文字通り手を借りて一瞬で。

自分が心掛ける、【人】を撮る意味

いかがでしたでしょうか。撮り続けてきた写真の中でも、特に自分が創意工夫した作品を一挙にメイキングと共に、ご紹介しました。正直自分としても、企業秘密的な内容で種明かしになってしまうのですが、少しでも誰かのヒントになればと思い書き進めました。

真面目な話をすると、これだけ世の中にフォトグラファーがいる訳ですから自分にわざわざ依頼しなくてもいいと思う時があります。でもそれでも頼んでくれたり、一緒にやろうよ!と言ってくれる人たちには記憶に残る最高の一瞬を残したい。その一心。

そのためには、自分が常にアイデアを振り絞る必要があります。苦行みたいに書いてますが、
自分は全力で楽しんでやっています。

だからこそ、人頼みの写真は撮りたくない
そう心から思うのです。
ただ道端に立たせている写真などは、自分にとって非常に苦手です。介在価値がまるで無いからです。

自分も男ですから、その一瞬を撮る1番でありたい。
これからもこの気持ちを忘れず、楽しみながら頑張ります!是非激励含めて、コメントなど頂けると嬉しいです!

最後に

いつも一緒に作品を作ってくれるモデルの子たち、一緒に撮りに行ってくれるフォトグラファーたち、撮影を際立たせてくれるメイクの子。
人物写真は絶対1人では、撮ることが出来ません。
本当に感謝しています。そして、見てくれて楽しみにしてくれる人たちが居てこそです。

いくつか他記事について、まとめます。

ターミネーター以外にも最近気になったオススメ映画を書いた記事は、こちら。

少し前ですが、桜の撮影記はこちら。

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筆者Instagram

実は、ほんの数日前に決まったのですが
6月に自分が脚本から監督まで携わった短編映画が
劇場にて上映されます。

この話は近々また別の記事にて。

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いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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